脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

間違った介護は患者さんに逆効果

2009-04-07 11:37:27 | Weblog
先日、南田洋子さんの痴呆症の事で、テレビ放送が有りましたが、数か月前も長門さんが、自宅で自分流に介護をしてた放送も有りました。

その放送を観た時私は『この介護方法は間違ってる!』と咄嗟に思いました。
痴呆症特にアルツハイマーについては、治療法も進み、軽い内なら回復する可能性も出ています。

長門さんが、自宅で独りで、行った介護は、南田さんの症状を悪化させこそすれ回復させる方法では無かったです。

私達脳梗塞患者さんの家族の方で、まるで赤ちゃんに接する様に、べたべたとあれこれ、世話をする方が居られます。
リハビリ室まで入って来て、細々と世話をされてますが、とんでも無い間違いです。

リハビリは、訓練ですから、『本人がしなければ!』と覚悟する事が、第一のリハビリなのですから、ここで、家族の方が、世話をすると、甘えの構造が、出来上がってしまうのです。

細々とかいがいしく世話をされてる家族、(時に不夫婦間)に周りは「ま~良くお世話されますね~」と如何にも褒めてる様に、声をかけますが、これは決して褒めてるのでは無く、『患者さんには、マイナスなのに知ら無いのかしら!』と思ってるのですヨ。

周りから悪妻と思われる位、本人にリハビリを努力させてこそ、本当の優しさで有り、思い遣りなのです。
患者さんは、周りに言われなくとも、頑張っているのですから、「お父さん!良く頑張ったわね~」と優しく声を掛けて上げる事こそ、本当の愛情なのです。

それなのに、長門さんは、靴下は履かせるし、食事も南田さんが自分で食べようとしてるのに、長門さんが、口まで運んでいるのです。これが、南田さんの症状を悪化させた一番の、原因です。

『痴呆かな~』と思う様な事実が有ったら、出来るだけ早く、専門医に診て頂き、出来れば入院治療を、始めた方が良いのです。家族は寂しいでしょうが、その方が患者さんの為なのです。
決して、自己流に介護をしない様に!

必ず誰でも通る道なのですから、他人事と考えない様にしましょう!