神社の壁に枯れ色の蔦が這う。
右隅を便箋の柄のように形よく飾っていた。
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毎年、欠礼葉書をくれた学生時代の友達に、必ず寒中見舞いを出している。
今年の一番寒い時期は、特に繁忙で、昨年悲しみの淵にいた友に一言も
かけてあげられないまま、もうすぐ梅の花の季節を迎えてしまう。
ちょっと遅くなった今でもいいから、手紙を書こう。
まだ、忙しい時期を引きずっていて、なかなか話したいことが
まとめられないけれど、とりとめなく。
2009/03/06撮影
秋葉神社
壁へ落書き?
そんなバチあたりなこと出来ません;
つたの はう
かべに びんせんがら かさね
ともへの みまい
かんちゅう を すぐ
てっせんねこ
う~ん。
「友への想い」でもいいのか・・・;
天気がよかったので、少し早めに家を出て駅に着く。
気分もいいので、プラットホームをお散歩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/14/2cb3b66173a1b80bd17bebe8a165488e.jpg)
多いときで10両超?、少なければ2両編成の在来線。
乗り降りの少ない場所は、雪が融けたこの季節、冬枯れ。
草ぼーぼー。
歩いてきた方向にくるりと向き直り
屈(かが)んで見たら、まるで廃線路。
地元の人は降り口を知っているから、行くことはないホームの端。
実は、大きく深呼吸したくなるような素敵な景色が広がっている。
2009/02/14撮影
誰も行かないプラットホームの端っこまでには、楽しいものが
いっぱい転がっている。
それは、普段ありえないような枯れ草ボーボーの姿だったり
誰も踏みしめていない新雪だったり(もちろん一番乗り)、
カラスが落とした、中は空っぽのクルミの殻だったり
遠くに見える美しい姿をした山の姿だったり、
野鳥がさえずる空間だったりする。