写真撮るならそこへ行けばいい
北信五岳が、全部見えるぞ!
出発は青空。
だが、向かう方面はかなり黒い雲がある。
雪雲?
まぁ、今日は偵察だから雲がかかっていてもいいや。
でも、やっぱり天気がいいに越したことはない。
目的の場所に近づくにつれ、先ほどの覚悟の黒雲も退いて
そこそこの青空。白い雲。
やっぱりその場所に行ってみなきゃ分からないものだ。
山道をあっちに走ったりこっちに走ったりして
多分ここの場所のことを言ったんだろうなと言うところを見つけた。
やはり、五岳は腹の下まで真っ白な雲がかかっている。
ときどき見える山肌は、白い滝のような雪のあと。
今日は隠れてしまっているが、よく見える。
よく見えるが・・・ちょっと木が間に入る。
撮りに来るときになったら、歩いて場所を見つけなければならないだろう。
忘れないようにコンデジでテスト。
かなり巨大パノラマ。
広角じゃないと全部入りきれないよ・・・。
全部一緒なんて、欲張らなければ大丈夫か。
場所を見つけて、帰り道、ふとミラーをのぞくと
先ほどまで真っ白な雲に隠れていた黒姫がその姿を現している。
どこかで、絶好(チャンス)♪とささやかれた?
こんな時は・・・と、この時期には誰も行かないだろう場所へ。
行ってみると先客一台(^^;)
目的は違うらしい。
少し歩いて撮ってみた。
もう少し時間がたてば、妙高にかかる雲も取れるだろうと寒い中
しばらく待ってみたが雲は次から次へと流れてきて、
取れることはなかった。
2009-12-06撮影
桃霞郷より
どっしりとしたお姫様は今日も美しくいらっしゃいました^^
いつ天気が崩れるともわからない冬
春の満開の桜並木を見上げると
薄墨色のもやがかかったように見えた。
どこまでもけぶるような木々の姿、どうやってとらえたらいいだろう?
考えながら歩いて、シャッターを切っていると、日向ぼっこに出ていた
おじいさんに話しかけられる。
「写真撮っているのか?」
「(枯れ木の写真は)むずかしいだろう」
「春は、それはそれはきれいだよ」
「ワシなんかもう年寄りだから(落ち葉)掃除には出ないが、
若い人たちは大変だよ」
「まぁ、気をつけてな」
確かに難しい。
思うようなものは一枚も撮れなかった。
冬の季節は春の花の季節以上に長い。
長い季節の中で、一枚は「これだよ!」というものが撮れたら
嬉しいだろうな。
2009-11-30撮影