マサキに雪 3-27 2011-12-18 19:02:30 | Weblog 冬という季節が到来し、ちらつくことはあったが 間、積もることはなかった。 マサキは強く生垣に向いている。 淡いグリーンのかわいい花は小さく気付く人は少ない。 実は艶消し。 リンゴのようで小さな女の子の頬を思わせる。 裂けた実から出てくる中の身は艶消しの外実とは 一線を画して、つやつやとした鮮橙。 実のなる季節は常緑の緑葉を背景に存在を顕にする。 そこにやわらかく降りた雪。 実は2月頃まで楽しめるだろう。 OLIMPUSμ780 撮影;長野市(2011.12.17)
冬薔薇(ふゆそうび) 3-26 2011-12-17 15:39:08 | Weblog 冬につぼみをつけ、咲こうとする花は 内に秘めた強(したた)かさを露(あらわ)にするが どこか憐(あわ)れで、なんとも儚(はかな)い。 冬の寒さに平気な顔をしているが 霜降をむかえると花弁の多いバラなどは 暖かい季節にはのびやかに全開させる花弁は 外側から縮みあがり豊かに開くことはない。 思いきり咲けぬまま、寒風に煽られ自らの棘に傷ついていく。 ・・・ 次の花のためにと、その頭を落としてみたが心が離れない。 いくら傷ついても花なのだ 今の精いっぱいを生きようと 静かに懸命なのか 媚びるわけもなく凛として土の上にある。 OLIMPUSμ780 撮影;長野市(2011.12.04)