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居酒屋黙示録 新章 暖簾を繋ぐ刻

旧き善き銭湯を訪れ、立ち飲みを巡り、居酒屋で思う。

部屋飲み その弐 岡山での乱行

2016-01-27 12:08:14 | 家飲み
岡山での仕事が立て込んでくると、土日も広島に帰らないことが多くなってくる。
そんなこんなで同僚と部屋で飲む機会が増えるのだがその話を書いておくことにしよう。

福島温泉に行った翌日朝、夜も明けきらない内から同僚と海岸に立つ。
こんなことをするのは大体釣り人が多いが今回は潮干狩りの真似事だ。
と言っても獲物は高ポイントの海胆である。
普通海胆漁と云えば船の上から箱眼鏡で海を覗いて網で掬うとか、海女の様に潜って採るかのどちらかのような気がするが、あっさりと採れるところもある。
瀬戸内海の干満は外海に比べ大きいのだが、特に大潮の日の干潮時には潮位がマイナスになることも珍しくない。
いつもなら完全に海の中なエリアまで長靴で入れてしまう。
そのエリアに散在する岩の周りや裏に海胆がへばりついてるのを先日発見し、今回の海胆漁の運びとなった。
まだ暗い内なのでLEDライト片手に岩の隙間から紫海胆をほじくりだし、ひっくり返せる石はひっくり返す。
小さな石の裏にはバフン海胆がくっついていたりするので、手当たり次第にひっくり返しては獲物をバケツに放り込む。
時には小さな鮑や栄螺等も見つかり、30分もするとバケツが一杯になったので引き上げることにした。
まあ海胆というのはそこから食える状態にするのが大変手間が掛かる訳で、バケツ一杯の海胆を割って掻き出して海水で洗ってと3時間程寒い思いをした後、夜まで一眠りと言うことで一旦散会。
俺は部屋に戻り最終的に海胆の掃除を一時間程して漸く海胆が雲丹と成ったところで適当に昼飯。

3時過ぎまでうだうだと過ごした後、部屋のみの準備に入る。
メインは雲丹で決まりだが他に、ベーコンとキャベツの鍋、牛の煮込み、あとはブリーとリンゴで十分だろう。
牛の煮込みは手抜きレシピである。
チェーン店の牛皿を汁だくで買ってきて白滝と豆腐を加えて煮るだけ。
これは昨日から煮てあるのを煮込んで味をしみ込ませれば良い。
ブリーチーズと林檎は切ってクラッカーに乗せるだけ、後でメープルシロップをかければ終わり。
意外と手間だったのがベーコンとキャベツの鍋。
ミュラーオオタニで買ったベーコンは脂が多いと言うことで安くしてくれたが、包丁で薄く切るには少々大変だった。
何せ寮にあるしょぼい包丁を素人の俺が研いだだけなので、スライサーの様に行く訳が無い。
小一時間ベーコンと格闘し、3ミリ程の厚さにスライスしキャベツと交互に小鍋に敷き詰め、生姜の細切りを散らし焦げ防止にコップ半分程水を入れて準備良し。
後は燗の準備をして同僚をまつ。
同僚が少し離れた寮から出たとメールがあった時点でベーコンの鍋を火に掛けて極弱火。
同僚が来た時点でスタートである。

先ずは来福を冷たいままで一杯。
紫雲丹とバフン雲丹は当然生で行く、
紫雲丹も十分に旨いのだが、こうして比べるとやはりバフン雲丹に軍配があがるなあ。
今回は紫雲丹が小さめの飯茶碗一杯程度、バフン雲丹がその半分程もあり、買ったら恐ろしい値段になるだろう。
早速来福に燗を付けるべく徳利に移し酒燗器に浸ける。
暖まるのを待つ間に鍋にいこうか。
ベーコン、キャベツ、千切り生姜のみで一切味もつけてない鍋が何でこんなに旨いのか。
ぬる燗に暖まった来福純米吟醸が堪らん。
牛煮込みの方は一日半煮込んだので、豆腐と白滝によく味が染みてますわ。
来福は徐々に温度を上げて試し、上燗位が一番バランスよく飲めるのを同僚と確認した所で空になり二本目の紀土に替える。
紀土も最初は冷たいまま、そこから燗を試し熱燗まで上げたあと少し冷めたところが一番旨いと感じた。
日本酒4合瓶2本が無くなった所で、ブリーと林檎のカナッペを出してメープルシロップをかける。
これに合う酒はというとブランデーである。
自分の金で酒を呑み始めたバブルの終わり頃に買った、フレンチブランデーのオールドボトルを処分がてら最近飲んでるのだが、今部屋にあるのはクルバジェのXO。
これがまた林檎のブリーに合うわー。
漫画ワカコ酒に載っていたレシピだがこれは真面目に旨いと思う。
少々食い物を用意し過ぎたのか、酒を飲み過ぎたのかは定かではないが雲丹が食いきれないという体たらく。
翌日、バフン雲丹の方は水分をしっかりと抜いた汐雲丹に、紫雲丹は塩を混ぜ瓶雲丹風に加工、今後のつまみになる模様。

この投稿をする時点で岡山での仕事は終わっているのだが、岡山での部屋のみはこの後、ぶりしゃぶ、おでん、湯豆腐と三回の小規模な宴会の板長を勤めることとなった。
ぶりしゃぶの時は鰤をしゃぶしゃぶ用に切るのに苦労した。
40センチ位ありそうな刺身用の冊が2000円で買えたので一人千円程のリーズナブルな宴会で済んだのだが、また部屋の包丁で皮を引き骨の残る部分を削いで6ミリ程の薄さに引くだけで1時間以上掛かりました。
当然、魚痛めたくないから暖房無しの部屋でやりましたよ。

おでんの時は、倉敷市玉島のおでんにはカステラが入っているというローカルな話題から、「よっしゃ、暇だしちょっといってみるか」と日曜日の朝からバイクで玉島の練り物屋まで行って来た。
カステラというのははんぺんのような練り物だが、卵黄が混ざっていて色が黄色い上に両面に焼き色が着けてあり見た目たしかにカステラである。
寒いので道すがらのスーパーで休憩を入れがてら、おでんの具材を物色。
結局、買い物半日、調理半日のおでんに明け暮れた一日となった。
その具材を列挙すると、肉系は牛筋肉、牛アキレス串、 広島でいう牛筋串は岡山ではメンブレンというらしいその串、ハーブ入りのウィンナーソーセージ。
野菜の類いは王道の大根、銀杏、岡山ではあちこちのスーパーで打っている巨大なブラウンマッシュルーム。
練り物等は平天、牛蒡天、餅入り天、鰯つみれ、カステラ、関東人として外してはいけないちくわぶ、厚揚げ、がんもどき、結び白滝、蒟蒻。
あとは蛸と卵と締めにあぶそば。
油揚げの中に蕎麦を詰めたものだが、これを作る為だけにかんぴょう買わなければいけないし、出汁は別に作って置かなければいけないしとかなり面倒。
それでもやりましたよ。
オリジナリティ出すために山菜水煮まで買いに行ってな。
まあ非常に好評だったから良いけど。

湯豆腐は前にも書いたので詳細は書かないけど、年明けで最初の宴会だったので混ぜ薬味に更に一品芹を追加した。
いつもなら六種類だがそこはほら、七草と言うことで。
最後の雪消飯まで非常に好評でございました。

いやはや岡山ではよく呑みました。
外で飲むよりは安くついてるのだが、かなり体重が増えたような気がする。
いや気のせいではないな。
次の健康診断までには何とかしないと絶対にまずい。



部屋飲み 独り湯豆腐

2015-11-27 14:02:44 | 家飲み
岡山での寮生活では食事は三食職場での支給によって食べることも可能ではあるが、時間制限が結構厳しいのと夜は結局酒を飲むので昼食だけ食べる事にしている。
朝はご飯を冷凍しておいて卵と納豆、インスタントの味噌汁で十分。
夜は飲みを兼ねるので、自分の趣味を押し通す絶好の機会なので見逃す訳にも行くまいよ。

そんなこんなで、広島から寮に戻る日の事。
朝から歯医者を予約して、終ってから岡山に戻るルートを楽しむだけ楽しむつもりで代休まで使った移動の始まりである。
先ずは国道185号線を東へと走り出す。
国道185号線は広島市と呉市を繋ぐ瀬戸内海沿いを走る国道31号線に続き、呉市から三原市までをひた走る道だ。
海岸線から田んぼの間から、山あいの道からとレパートリーに富んだ国道で初めて通る人ならば中々楽しめる道なのではと思うが、既に通り飽きた私などに取っては冗長な田舎道としか思ってはいない。
それでも在るところには良いものが在るもので寄り道するポイントに事欠かない。

先ずは安登駅を過ぎた先にあるミュラーオオタニ。
ソーセージやベーコン、生ハムなどを扱う店だ。
お薦めは、言ってしまえば良くわからない。
知らなければ何を商っているのかさえ、さっぱり判らない店の前にバイクを止め店へ。
店の前で舗装された道は終わって先に続くのは、人しか通る事が出来ない畦道なので後ろから車が来ることを気にする必要は無い。
ドア開け店に入り、スリッパに履き替え奥に進む。
初めて来たときは、ここに入るのでさえ躊躇したものだ。

店内に誰も居なかったが、気にせずにショーケースの中を見て今日何を買うかを物色する。
店内はショーケースがなかったら、骨董品店か店主の趣味が行き過ぎてしまった喫茶店のような有り様で、とてもハムなど売ってるようには見えない。
店内に御主人は居なかったが、店に入る前に裏の燻製器の方に煙が見えたのでそのうち来るだろうと勝手にショーケースを見ていると、直ぐにドアから御主人が入って来られた。
前回来たときも買った色々セットをお願いすると、既にスライスしてパックしたものから4種類ほど選んでこれでどうですかと聞いてくれる。
今日はヤークブルスト、シンケンブルスト、パプリカブルストと後一つは名前が判らないがオーソドックスなソーセージ。
何を食べても旨いから是非も無い。
更にお薦めを聞くと、ベーコンがあるが脂が多いから2つで1000円にしてくれると言うので、買うことにした。
いつもなら一個800円位だからお買い得だ。
キャベツと一緒に鍋にぶちこんで鍋にするのも良いかもしれん。
御主人に礼を言って更に旅を続ける。

竹原からは海沿いの国道185号線を離れ、山を抜ける県道75号線を走る。
竹原ー三原間をほぼ直線的に抜ける山道で数年前までは、車の離合が難しい狭い所もあったが今では綺麗に整備されており、交通量も少ない非常に走りやすい道となった。
いつもならば真っ直ぐ三原を目指し市街地を避けて三原バイパスに向かうが、今日は寄ってみたい所があって山を越えてすぐに県道59号線を左折。
2号線を越えて県道33号線に変わり河内の方に向かって2キロほど、今度は大和町に続く県道343号線へ右折して、暫く進むと田圃の中に一本の幟が見える。
人の家の庭先では無いのかと考えてしまうような道を入って行くと広島では結構有名な豆腐店、渓水庵に到着だ。
広島でも町中のスーパーではなく、やたら高い物が並ぶアバンセが扱ってる位。
まあ高いと云っても普通の絹ごし、木綿は1個150円。
厚揚も一つ買って全部で500円。
しかも袋一杯に雪花菜を詰め込んだものをおまけにくれ、ポテトサラダみたいにマヨネーズで合えて具材入れると美味しいですと教えてくれた。
是非やってみるとしよう。

県道を下って2号線に戻り、東進を再開。
三原バイパス全線を走り尾道に入る。
流石にまだ、銭湯が開く時間では無いので今日は尾道はスルーだ。
福山で酒屋に寄り道したが、先日買ったのも開けてないので買いはせず、東進を続行。鋼管道路から笠岡バイパス、海沿いの県道をひた走り4時前に玉島のセブンイレブンで休憩する。
そういえば昼飯も食って無かったが、そんなに腹は減ってないな。
ピザまんとコーヒーで暖をとり、この先のルートを模索。
明るい内に玉島の港湯跡まで行けそうなので、写真を撮りに行くことにした。
日が陰り寒くなってきたのでオーバーパンツとネックウォーマーを着け、グローブを冬用の物に変える。
いつも通っている水玉ハイウェイの下をくぐり玉島の市街地。
港湯はその川の畔、羽黒神社とお茶屋さんの間にまだその姿を遺していた。
在りし日の港湯に思いを馳せ、写真を何枚か撮影し旅を続ける。
水玉ハイウェイに復帰し、水島でも酒屋を覗き木村式奇跡のお酒の値段を見て今度にしようと決める。
水島インターの手前を右折、児島の方に向かう。
真っ直ぐ行けば昭和湯の前の道に繋がっているが、荷物多いし流石に風呂はパス。
瀬戸大橋線上の町駅の先から由伽山の方へ曲がればもう少しで長旅も終わる。
寮に戻ってしまうと、もう外に買い出しに出るのも億劫なのでスーパーに寄って卵、薬味野菜、雪花菜サラダに入れる魚肉ソーセージと胡瓜、それとビール一本を購入。
あと少しで寮って所に若観門豆と言う豆腐屋があり、玉野市では大抵のスーパーで売っている豆腐がある。
ここの豆腐も高級な方で税抜き150円だったと思う。
普段は安い豆腐で十分なのだが、折角三原で渓水庵の豆腐を買って来たのだ。
食べ比べて見たくなると言うものだ。
絹ごしと木綿を一丁づつ。
もー寄り道しねえ。

流石にこの日は疲れたので厚揚焼いて、雪花菜サラダ作ってビール飲んだら寝てしまったので湯豆腐は翌日に。
寮に戻ってビールが無かったので買い出ししようと思ったが、雨降ってきた。
ウェザーニュースの雨雲レーダーでは小1時間もすれば、抜けそうだったので着替えたまま寝っ転がってスマホのクイズゲーで時間潰ししていたが止みそうにない。
テレビのdデータで雨雲を見ると止みそうにないので買い出し中止。
湯豆腐の材料はあるから良いや。
ご飯が無かったから、2合炊いて湯豆腐の準備。
薬味野菜は昨日刻んであるので鍋に水を張り昆布をぶち込んでカセットコンロに火を着けるだけの簡単なお仕事です。
今日は絹ごしの気分なので、良い大きさに切る。
若観門豆の豆腐は正方形厚目なので4つに、渓水庵の豆腐は長方形なので6つに包丁を入れる。
薬味は昨日用意した白葱と青葱。
そして白葱、青葱、茗荷、貝割大根、大葉、生姜を全て微塵に刻んで混ぜたもの。
冷奴には使った過去があるが湯豆腐には初使用だ。
あとは辛子と鰹節削り、醤油と昆布醤油を脇に控えて準備よし。
マグカップに氷を放り込み、富乃宝山全量綾紫を注ぎ一口。
マグカップは誕生日にビレッジヴァンガードで買ってもらった富士山のモザイクタイルプリントのマグである。
酒を飲む時すら銭湯気分を味わえる俺の為に作られたかのような代物だよな。

湯が沸き立ってきたところで2種類の豆腐を一個づつ鍋に入れる。
焼酎を啜りながら、じっくり待って煮えたところで皿に取り上げ、さて開始。
初めは何も付けずにそのまま食ってみる。
柔らかさでは渓水庵の方が柔らかいが、大豆の味が若観門豆の方が少し濃い。
しかしどちらの豆腐も旨い事に変わりはなく、食べ比べは満足行ったので後は好きなように食うことにしよう。
醤油を垂らして続きを、更に第二弾を鍋に投入。
第二弾は横須賀の老舗居酒屋銀次風に、辛子、白葱、鰹節に醤油で。
んー、これは燗酒欲しくなるが今度同僚と飲む約束してんだよな。
今日は焼酎で押すことにするか。
第三弾は一個は青葱てんこ盛りに昆布醤油、もう1つから合わせ薬味野菜で食らう。
これがまた旨かった。
合わせ薬味は色々な所に使えるが、やはり豆腐は最強かも。
湯豆腐の締めは大概、雪消飯。
豆腐百珍に出ていたレシピのぱくりみたいな物だが、茶碗半分程のご飯に豆腐を乗せて箸でざっくり崩す。
そこに湯豆腐の皿に残っている薬味と醤油を掛け回し、最後に鍋に残ってる昆布出汁が出た湯を掛けた茶漬けみたいなものだ。
いやあ堪能しました。
さて後木綿が二丁あるから明日も湯豆腐決定ですな。

サントリースペシャルビター~福来純 柳蔭

2015-07-29 21:20:32 | 家飲み
流石に銭湯ばかりではネタが続かないので新カテゴリを作る事にした。

仕事終わって帰り道、家近くのファミマに寄るとサントリーの新ビール2種類が目に入る。
発泡酒や第3であれば無理に買わないが、ビールの新商品はとりあえず一度飲むことにしているので買っておく。

緑の缶のスペシャルビターとピンクの缶のメルツェン。
前に出てたペールエールとブラウンエールは無くなったようだ。

家に帰るとまだ、嫁と娘は帰っておらず、冷蔵庫にこっそりビールをしまう。
結婚前は酒用の275リッターと食材の150リッターの2台を持っていたが今や冷蔵庫の片隅を使うのもこっそりとは。
まあ野菜室は未だ酒で埋まってるので、これ以上は言うまい言うまい。

唯一やっているソシャゲのクイズをして時間を潰していると程なく嫁と娘が習い事から帰ってくる。
夕飯を作ってくれている間に娘の宿題を見るが、これが何時も大変。
見るなと言ったり、見ててと言ったり、あらぬ方向を見てぼんやりしてたりと毎度々々叱ったりなだめたりと忙しい。
もう少し集中してやればすぐ終わるのに。

何とか2教科終わらせたところで、嫁がお摘まみプレートを作ってくれ、娘が今日買ったスペシャルビターを持ってきてくれる。
餃子、冷奴、キムチと何か気になってビールと一緒に買った鯖缶。
娘に鯖缶食べて見る?と聞くと「うん」と言うので食べさせて見ると美味しいと言う。
変なもの好きだね、この子は。
スペシャルビターはスペシャルと付くほど苦い訳ではなかった。
ピルスナー系の色合いで普通に飲める。
餃子やキムチなんかにはダークエールよりこっちが合うかな。
あっという間に空けてしまったので、何か別のものを飲もう。
ということで、白扇酒造の福来純 柳蔭を開ける事にした。
柳蔭は江戸時代からある夏場に飲まれた酒。
簡単に言ってしまえば味醂と米焼酎を混ぜたものに近い。
アルコール度数は22度もあるので、ロックなどで飲むと確かに夏向きだがエアコンの効いた部屋で飲むのに別に氷は要らないや。
自家熟成で10年置いておいたので色は紹興酒より少し薄い程度に色づき、香りも甘い香りが立って来ている。
ラッフルズホテルのショットグラスに注いで一口。
うん、こりゃ良いわ。
紹興酒より度数高い分、切れが良い。
甘いのは甘いが冷奴やキムチでもいける。

自家熟成の酒は替えは無いので、飲んでしまえばそこで終わり。
もう一度会う為には、同じ酒を買って同じ時間を掛けなければならない。
しかも同じ様に育ってくれるとは限らないので、基本一期一会だと考えて飲むようにしている。
この柳蔭は良い酒に育ったな。

ある程度飲んだら所で、〆飯。
小さめのおにぎりを作ってくれた。
具は生からすみと塩うに、贅沢なおにぎりだ。
最後に西瓜まで出てきて、贅沢な家飲み終わり。
うーむ、堪能した。