居酒屋黙示録 新章 暖簾を繋ぐ刻

旧き善き銭湯を訪れ、立ち飲みを巡り、居酒屋で思う。

春の平常運転

2018-04-06 20:57:28 | 日記
桜も殆ど終わってしまったが、相変わらずの平常運転。

先ずは風呂の話。
ここ最近はホームグラウンドの銭湯しか寄っていないが、その頻度がかなり高いので益々の常連化が進行中。
置道具を考えて良いレベルだが、それはもう一つ風呂道具セットを作るということになるので、今のところモバイル風呂道具セットをバイク常備で我慢している。
銭湯関連の勉強の方は、長い間探していた全国浴場銘鑑を閲覧する機会を得て、昭和44年の全国の銭湯の情報をゲット。
見たことがあるけど名前が分からなかった銭湯の名を知ったり、こんなところに銭湯が有ったのかと驚いたり。
一部はコピーを取ることが出来たので、神奈川や広島、岡山などの情報をその内に整理していく積もりである。
そういえば横浜で銭湯と横浜展なるイベントが22日まで開催されているらしい。
こういう時に限って、関東出張の予定が全く無い。
図録だけでも非常に欲しい所なのだが、流石に1300円の図録を買いに行くために、往復4万円の電車賃を払うほど潤沢な小遣いは貰っていない。

横浜のネタでいえば、岡野町の橋のたもとにあった銭湯の名前が岡野湯と判明したり、六角橋だけでも6軒位銭湯が有ったのかと色々読み取れて非常に面白い。
呉の旧市内だけでも46軒銭湯が有ったそうだが、一つ気が付いたのは神原湯が銘鑑に載っていない。
近くにあった石川湯は住所等も照合出来たので、旧い住所等で変わっているのでも無さそうなので記載洩れが濃厚だろう。
旧住所との照合が中々大変だが、その内にエクセルで新旧の照合リストを作るかな。

閉店の情報は相変わらず毎日の様に入って来る。
銭湯情報の豊富さから、最近ツイッターを始めたのだがもう全国の閉店情報が飛び交っている。
追っかけるのも大変なので流石にある程度流しているが、それでも良さげな銭湯やいつか行きたいと思っていた銭湯の情報はきついものがあるなあ。

岡山清心温泉は現在復活基金を募集しているが、今銭湯を一軒新しく造るのに一体いくら掛かるのだろうか?
よしんば上物を建て直せる基金が集まったとして、運転資金は?
そしてそれをいつまで経営していく?
そんな事を考えてしまえば、今から銭湯を建てようなどと考える人はまず居ないだろうと思う。
少しでもコスト下げるにはどんな方法が有るだろうか。
どこかで廃業した銭湯の上物だけでも譲って貰って、上手く解体して移築するとかしないと資材だけでも普通の家を建てる比ではないだろう。
湯釜も廃材等の使えるタイプなら運転資金を軽減出来るだろうが、市街地だと難しいだろうしなあ。
効率の良いボイラも、銭湯クラスの大きさなら安くは無いよなあ。
と、ネガティブな考えばかり浮かぶが決して清心温泉の復活を望んでいない訳ではない。
むしろ出来る事なら大いに助力したいと思っている。
一度は消えていた灯りを再び点すと言う、銭湯業界でも稀有な奇跡を起こした清心温泉。
それは正に黄昏の中の一条の希望の光だったのだから。

桜は今年も美しく咲き、そして潔く散った。
花見をする暇は無かったが、恒例の桜餅は食った。
今年は中々早い時間に買いに行くことが出来ず、三回ほど袖にされたが何とか今年も長明寺にありつけた。
しかし年々軽減気味だった花粉症が今年はことのほか症状が酷く、数年振りに鼻炎の薬を買うはめになってしまった。
お陰でこの季節のもう一つの楽しみのタラの芽採りを完全スルーするはめになった。
俺にも見分けがつく数少ない山菜で、大好物でもあるタラの芽だが、花粉症のせいで山入ろうとか考えられん。
通勤の道すがらに何ヵ所か密生している場所を抑えてあるが、こういう時に限って目に付くんだよな。
大きくなった芽が他人に採られて行くのを観察する毎日だが、最近はタラの芽の採り方も分からず枝を折ってまで採っていく馬鹿が多い。
枝折っちまったら来年生えてこねえだろうに。
もう少し花粉症が収まった所で、こしあぶらか野蒜の方でも採りに行くか。
こしあぶらも枝ごと折っていく馬鹿が増えたとネットの記事で読んだな。

そんなこんなで例年通り平常運転、春の臨時ダイヤは特にありません。
花粉症治まるまで大人しくしてます。