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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

銀座 山形郷土料理 おばこ 向かう 50もなかば思う事

 

気温は33度の炎天下 サマージャンボ宝くじの最終日に合わせて「西銀座チャンスセンター」に向かいます。

あいも変わらず、1番窓口には200mの行列が続いています。

私は行列を避けて3番窓口で幸運を授かります。

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お昼は、前々から気になっていた『郷土料理 おば古(おばこ)』さんに伺います。

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有楽町や銀座1丁目の駅からすぐの立地にありながら、そこだけ、タイムスリップしたような、歴史を感じさせる64年の趣きのあるお店です。

一見、入りづらそうな感はありますが、このようなお店が心惹かれます。

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場所は、東京メトロ有楽町線の「銀座1丁目駅」から1分 東京メトロ銀座線の「京橋駅」、JR線の「有楽町駅」から3、4分の距離にあります。

 

山形県『庄内地方』の郷土料理のお店で、外堀通りから一本裏手に入った通りに3階建てのお店が建っています。

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夜は、「酒田、庄内、おばこ」の3コースがあります。

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玄関先に今日のランチセットが書かれています。

さて、「サバ味噌煮」を頼もうか、「冷そうめん」を頼もうかと迷います。

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風情な縄のれんの戸口をあけると、私の好きな佇まいです。

左側に11席のカウンターと4人掛け4卓のテーブルが並びます。

2階、3階は個室になっているようです。

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カウンター内の着物に割烹着姿の女将に「サバ味噌煮」を注文しようとすると、全八品がついた週替わりのランチセットとのこと。

 

あの看板は、どれかを選ぶのではなく全てがセットになっていたんですね。

それでも、あの黒板に書かれている料理の品数の多さに驚きます。

 

ほかの昼食セットは、予約の「松花堂弁当」、上階の座敷で頂ける「座敷食事」があります。

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平日の客層は近所のお勤めの方か、お出掛けランチという方々で、落ち着いた40~60代ぐらいの年齢層でしめています。

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カウンターに座り、ほどなくして運ばれてきたのが「むきそば」

 

「むきそば」は冷たい蕎麦汁に、むいた蕎麦の実が入ったもので、蕎麦の香りと、添えられた海苔とわさびが心地よく、さらさらと冷たいお茶漬けのように頂ける美味しい一品です。

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「むきそば」をいただいていると、卓上に沢山のお皿が並びます。

サバ味噌煮や豚ヒレカツ、冷そうめん、じゅんさい玉子とうふ

どれも昔からあるメニューなのですが、どこか繊細で品良く頂けます。

 

これも、使い込んだ建具と趣きのある店内がそう思わせるのでしようか。

糊のビシッと利いた真っ白い割烹着をまとい、テキパキと持ち場をこなす女将さん。

写真のシャッター音も悪いようなお店の雰囲気、途中で撮影を控えました。

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別の日に行ったランチセット。 

 

〔参考〕

落ち着いた雰囲気と、素朴さで優しい味わいの郷土料理を食べると、山形に旅したくなるような魅力があります。

この雰囲気なら、暮れ六つ過ぎにカウンターの隅に鎮座し「すずきの昆布〆」「口細かれいの焼き物」をつまみながら、『菊勇』の燗酒を味わいたいものです。

 

50もなかばを過ぎたなら、老舗の店の良さを知り、 しっとり、ゆっくりとした時間が流れるところで、旨いつまみに酒をたしなむ。

ひとりで入れる所作も楽しみに心得ると、優雅な人生を送れますね。

勇気を持って戸口を開けるのも、男の風合いを作り上げる過程かも。

 

後半の人生を楽しむなら「好奇心をもつこと」「素直になること」「肯定的に考えること」。

 

この3つを心がけていれば、風合いが滲み、年齢相応の身のこなしが備わるかも

 

ぶらっと入った何気ないお店、この1階の雰囲気が妙に居心地が良くなりました。

こんどは虎ノ門の帰り、日陰を探しながら、日比谷公園をぬけ、 有楽町の高架をくぐり、プランタン銀座の裏道から 伺います。

 

【山形郷土料理 おば古】

住所:東京都中央区銀座1-4-10

TEL:03-3561-6466

営業時間:11:30 ~ 14:00、17:00 ~ 22:30 (土曜 12:00 ~ 14:30、17:00 ~ 21:00)

定休日:日曜休

ランチ 1500円(おかず5品、ご飯、みそ汁、香の物)

夜のコース 3500円~(一階席のみ)、座敷個室1万円~ 弁慶飯 700円(夜のみ)

 

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