Hotspot Shieldの安全性を検証!危険すぎるVPN?使い方を間違えると大変に
https://24ch.biz/2016/12/15/post-116/
今回は、VPNサービス「Hotspot Shield」の安全性を検証します。
また、他のVPNサービスとの比較も行いますので、ご利用をお考えの方は参考にしてください。
Hotspot Shieldとは?
米国の企業「AnchorFree」によって、運営されているVPNサービスです。
VPNサービスを使用すれば、あなたのIPアドレスを隠すことができます。
また、公衆無線LANなどでインターネットを利用する際に通信を暗号化することが可能になります。
Hotspot Shieldの安全性・危険性
1.広告が表示される
無料版「Hotspot Shield」では、自動的に広告が表示されるようになります。
この広告には、クリック数をカウントする機能であったり、Hotspot Shieldの使用者がどういった広告に興味があるのかなどを分析する機能が備わっています。
また、一人一人にIDを割り振って、その人の興味にあった広告を配信するように設定されています。
つまり、Hotspot Shieldは、VPNサービス利用者を一人一人識別することができるということを表しています。
2.ログが保管されている。
海外のほとんどのVPNサービスでは、利用者のログを保管していません。
そのため、政府などが検閲するために、利用者のログをVPNサービス運営会社に請求することがあります。
また、民間の弁護士などがそのVPNサービスに対して、利用者のログを請求することもあります。
ログを保有していないVPNサービスでしたら、仮に請求があっても、そのログを開示することができません。
しかし、Hotspot Shieldではログを保有しています。
そのため、そのログを用いれば、誰がサイトにアクセスをして、どのような書き込みをしたかなどのことを簡単に突き止めることが可能です。
事実、アメリカではHotspot Shieldにログ請求したことにより、検挙に至ったという事例も確認されています。
※犯罪行為は禁止ですよ。
3.アカウントがロックされる可能性が高い
Hotspot Shieldを経由して、TwitterやGoogleなどのサービスにログインすると、あなたのアカウントが凍結される可能性があります。
無料ということもあり、Hotspot Shieldがアカウント乗っ取りに使われることが多発しています。
そのため、あなたが正規に自分のアカウントにログインしただけでも、Google側が不正アクセスだと検出して、アカウントをロックしたりBANすることがあります。
Twitterで凍結されると電話番号の入力が必要になり、かなり面倒なことになりますので、ご注意ください。
4.暗号化が弱い
Hotspot Shieldは、暗号化方式が公開されていません。
そのため、公衆無線LANなどでHotspot Shieldを使用しても、その通信が盗聴される可能性が十分にありえます。
他のVPNサービスであれば、軍用の暗号化方式を用いています。
重要な情報を送受信する際には、Hotspot ShieldではなくVPNサービスをご利用することをおすすめします。
5.無料で接続できる国がアメリカだけ
無料版で接続できる国は、アメリカ合衆国だけとなっています。
そのため、Hotspot Shieldを用いると、すべての通信がアメリカのIPアドレスになります。
多くのサイトでは、海外からのアクセスを遮断しているため、見れないサイトが多発する可能性が考えられます。
6.日本語対応していない
ソフトなどは日本語で使用することが可能ですが、サポートや有料版では日本語には対応していません。
そのため、英語がわからない人は間違って課金してしまう可能性もあります。
7.速度が遅い
無料版では、ネットワークの通信速度が極めて遅いです。
一般的なサイトを閲覧する際には、そこまで問題にはならないと思いますが、画像の多いサイトやYouTubeなどの動画サイトを閲覧する際には、かなりストレスを感じることになります。
以上のようにHotspot Shieldには安全性・危険性があります。
もし、本当にプライバシーを守り、通信を暗号化されたい場合は、他のVPNサービスを利用することをおすすめします。
参考:https://24ch.biz/2016/12/15/post-116/
HotspotShieldの安全性を徹底検証!本当は危険だった。使用厳禁!?
https://24ch.biz/2017/01/09/post-261/
2017/1/9 2017/1/11 Hotspot Shield
今回は、HotspotShieldの安全性を検証します。
過去の判例やホームページ上の情報を元に、検証を進めます。
1.プライバシーポリシーから読み解く安全性
公式ページ:プライバシーポリシー(英語)
プライバシーポリシーとは、それぞれの企業が「利用者の個人情報をどれぐらい収集・記録し、どのような目的も使用し、公開をするかしないか」ということを取り決めているものです。
HotspotShieldの運営元のAnchorFreeのプライバシーポリシーには以下のように記載されています。
収集したデータを第三者と共有することがあり、ウェブサイトの運営や広告、宣伝目的で集計したデータを非関連団体と共有することができる
関連企業はリアルタイムでユーザーの情報にアクセスできる
自動的に収集された情報を第三者に開示できる
裁判所の命令などに応じて情報を開示できる
当社にとって不利益が生じるおそれのある場合は、開示できる
要約すると、以上のように記載されています。
他のVPNサービスと比べると、かなりゆるい規定となっています。
匿名性を重視してVPNを利用したい方にとっては、あまり安全なVPNとは言えないでしょう。
2.過去の判例から読み解く安全性
多くのVPNサービスは、ユーザーの活動履歴を記録・収集していないとホームページでアピールしています。
しかし、残念ながら、これが事実であるかということを確認することはできません。
以前、ある事件でPrivateInternetAccessというVPNを運営している会社にユーザーの活動履歴と支払い情報を開示させる正式な請求が届きました。
しかし、PrivateInternetAccessは、「情報を持っていない」として開示しませんでした。
捜査機関は情報を得ることができなかったため、今度は、HotspotShieldに同様の開示請求をしました。
すると、HotspotShiledは利用者の情報を開示しました。
この事件を知った上で、あなたはHotspotShiledの安全性は完璧なものだと考えますか?
3.安全なVPNサービスはあるの?
当サイトでは、PrivateInternetAccessというVPNをおすすめしています。
紹介記事は下記のリンクから閲覧できますので、どうぞご参考にされてください。
参考:https://24ch.biz/2017/01/09/post-261/