フランスの現代史の本を読み進めていたら、「人物」でこんがらがりました。
気の向くままに、古代から現代、あっちこっちの歴史の本を読んでいるだけです。中学社会科は何でも屋・・・。それに私の得意分野は東アジアの・・・です。
民兵団ミリスをつくったのは、「ダルナン」と頭に刻んだものの、ダルランという名前が出てきて、「えっ!?」で、慌てて、索引で確かめようとしました。しかし、こういうときは、やはりネット検索です。
そもそも、世界歴史大系1冊で、5500円の分厚い本、「フランス史」は全3巻です。このレベルの本をこなせる人は、それ相応の基礎知識があって当然と記述されますから、私なんぞの気紛れ読書では、歯がたたないのは当たり前なんですね。
ただ、悪戦苦闘しつつ、こつこつ読み進めてみると、他の類書がさらりと消化できる・・・。
今日は、買置きの『夜と霧の人間劇』(副題「バルビイ裁判のなかのフランス」、藤村信著、岩波書店)に寄り道して、300ペ―ジの半分を通し読みしました。雑誌「世界」に書かれたエッセイです。だから、「索引」もないし、参考文献も?研究者の著書ではないから、いちいち、出典、根拠を明示する必要はない・・・。ああ、ジャーナリストさんで、ペンネーム使用。じゃあ、なぜ、これが一冊の本になったかというと、著者はクラウス・バルビイの裁判を傍聴して、重ねた取材で以って記述されたからです。
バルビイというのは、フランスのリヨンに送り込まれ・・・のナチスの将校で、南米のボリビアに逃げた人物です。ヒストリー・チャンネルの映像『ナチ・ハンター』シリーズでも紹介されています。そこまでは、既知の範囲でしたが、「リヨン」がどういう土地だったかについては、おおっ~という気づきが生じました。
いわゆる「レジスタンスの英雄・ジャンムーラン」は、リヨンで、バルビ江によって捕えられていたってところです。つまり、ちくった人間がおったデスね。そして、そいつは、レジスタンスの経歴でもって、出世しているかも知れない・・・。
『夜と霧の人間劇』では、後半の「英雄と裏切り者の間」で、多分、記述されているようですが、しかし、今はもう読みません。だって、「レジスタンス」についての基礎知識がないからです。いろんな組織があって・・・ぐらいしか知りませんもの。それに、ジャン・ムーランという人物だって、今回、やっと認知したばかりです。
ええっと、このあたりは、2013年2月頃から、映画『ルシアンの青春』とか何冊かの本について、読んでいたようです。
しかしながら、頭の中がこんがらがるのも悪くはないです。むしろ、良い・・・。そこで、立ち止まって整理せざるえないゆえに・・・。
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