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ずっと、気になっていた映画『アレクサンドリア』を、今夕やっとみました。
舞台は、紀元391年のエジプトのアレクサンドリア。 新プラトン主義の数学・哲学者のヒュパティアの虐殺を描いた物語ですが、基礎的な知識を持ち合わせていないため、難しかったです。
ただ、ローマ帝国でキリスト教が、「国教」と定められるやいなや、他の宗教が否定される。初めは、その存在を容認されていたユダヤ教徒も迫害され、殺戮の対象となる・・・といったあたりが、ズシーンと来ました。
エジプトのキュリロスは、キリスト教の歴史に出てくるので知ってはいました。でも、この映画での描かれ方には、ちょっとショックを受けましたね。
イデオロギーや宗教での「寛容」と「非寛容」についての問題関心で以てみると、かなりしんどい映画だったというところでしょうか。
ヒュパティアについては、キングズレーの小説の翻訳がインターネットで読むことができるようです。
わたしは、いくつもの宗教、宗派の入り口にたったけれど・・・。そのとき、求心的な輪、まとまりになった段階で、「ひとつの権力となる」と感じて、身をひいて生きてきました。
わたしは私・・・。安直に、「わたしたち」という言葉は使わないと自分に釘を刺しています。「みんな」という表現も嫌いですね。 pm9:12
群れると安心できるかも知れませんが、しかし、自分の頭で考える力が落ちる・・・。
さて、この映画は、今月末31日にも、ムービープラスで放映されますよ。録画すると、集中の具合が甘くなりますからしませんでした。
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