典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

時間の重層としての歴史~映画『サラの鍵』

2015年08月30日 | <歴史>

 朝からずっと、活字を追いかけていましたけれども、16時半頃から、どれにするかと迷った後、『サラの鍵』をみました。

 調べてみると、最初に視たのは、2013年3月10日でしたが、この映画から受けた重さは、2年半前とまったく違いました。

 「ヴェルディブ」から生き延びたユダヤ人少女サラの物語ではなく、「歴史」を過ぎ去った出来事と捉える見方や態度そのものが問題だと・・・。実に重いです。

 映画してみると、1942年7月16日以降のパリで起こった出来事と、その事件に出会ったジャーナリストの追究を前半は、交錯させながら展開させていくサスペンスタッチの作品に留まります。すぱっと、切ってしまえば、「ホロコースト」関連の作品群に・・・。私の場合けれども、映像を集めていますから、入れていましたが、間違っていたな。これが、本日の感想であり、衝撃でした。

 

  常なら、軽くアルコールを飲みたい気分ですが、今現在は不可の体調です。精神安定剤を服用して、明るいタッチのナポリ民謡を聴きながら、横になって気持ちを落ち着けました。

 すみません!映画の内容は、ネットで紹介されています。パリのマレ地区からフランス警察がユダヤ人狩りをして、ヴェルディブ競技場に収容。その際、サラは弟ミシェルを守るために納戸に隠して、鍵をしめでいます。彼女は、自分を待っている弟を助け出そうとして、ドランシーじゃなくてもうひとつの収容所から脱出。逃げて、農家の老夫婦助けられます。かれらは、サラの必死な懇願に突き動かされて、サラを連れていきます。新しい住人がすでに入ったぱかりのアパートに飛び込んだ彼女が見たものは・・・。当然、生きている弟ミシェルではありませんでした。老夫婦は彼女を育て、一方の場にいた住人は、老夫婦に仕送りを続ける。

 やがて、彼女はフランスを去り、ニューヨークで出会った男と結婚し、娘と息子ウィリアムを授かりますが、事故死を装って他界(自殺)する。

 見出しが画像は、ジャーナリストジュリアの彼女がウィリアムをフィレンツェに会いにいった場面です。かれは、“I don't know!”

その下は、死期も迫った彼の父が息子に、母の日記を手渡すところ・・・。

 これが日記です。

 ウィリアムは、2年後にニューヨークに住むジュリアを訪ねるが、これ。

 

 リモコンですぐに視聴出来る映像は『夜と霧』『さよなら子どもたち』『白バラの祈り』『ルシアンの青春』・・・と、あるんですが、なぜか、今日はこれで打ち止め疲労困憊しています。

 スイマセン。たいそうなタイトルになつてしまいました。21:10 寝室に戻って、眠気がくるまで、活字と付き合います。

 

 

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