中日新聞に南極と北極の違いについての記事が載っていて
あまりにも違い過ぎることに驚いたので思わず記事にしました。
皆さんは違いについて知っていると思いますがひょっとして知らないことも
あるかもしれないので一応読んでみてください。
南極と北極の氷の違い
どちらも氷の世界で似たようなイメージですが、生態系や自然環境には
大きな違いがあります。
北極は海の氷が凍って浮かんでいて陸地はありません。氷の厚さは平均
10メートルと言われています。
一方、南極は陸地のある大陸。降り積もった雪が固まってできた氷の層で
覆われていて、氷の厚さは平均2500メートルもあります。
どっちが寒い?
より寒いのは南極で、これまでに記録された最低気温は氷点下
97,8度です。
生態系の違いは?
生態系では、ホッキョクグマやセイウチは北極周辺だけに生息し、
ペンギンは南極周辺にはいますが北極にはいません。
鳥羽水族館にはセイウチとペンギンが隣り合わせの水槽にいますが、
自然界では決して出会うことはないわけです。
どんな生き物がいる?
両極ともに、とてもユニークで不思議な生物が生息しています。
北極には歯が角のように伸びたクジラのイッカクや、深海に住み寿命が400年
以上とされるニシオンデンザメがいます。
南極には血液が透明で皮膚からも酸素を取り込むコオリウオの仲間や、
環境が悪くなると脱皮して体を小さくするなど変わった生態を持つナンキョク
オキアミも。
南極や北極には、きっと未知の生物もまだまだたくさんいるはずです。
北極には人は住んでいるが、南極では住めないなど、まだまだ興味が
つきません。もっともっと調べたくなりました。
(記事は鳥羽水族館学芸員の杉本 幹さんからでした。)
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