自然と音楽と・・/天山

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アリス・イン・ワンダーランド

2010-06-11 | 芸術
またまた今さらなんですが、観に行って来ました(笑)そりゃ~公開されたら一番早くで行きたいところですが、3Dだと見る場所によって見え方が違うので、ピークを過ぎて少し観客がちょっと少なくなった頃じゃないといい場所がとれませんからね、今回は完全にど真ん中、しっかりと3Dを満喫してきました。

それにしても、ティムバートンってすごいなぁ、チョコレート工場もそうだったけど、映像は不思議で綺麗。今回特に三日月が笑うネコの口に変化するところは、ドリームワークスのロゴ、三日月の上で釣りをする少年のデザインやディズニーのあのお城のロゴよりも夢があって美しい。センスいいですよねぇー、シザーハンズの頃はまだ理解できなかったけれど、共通点はたくさんあったと思う、ビートルジュースなんかも見ましたが、今回のティムの映像は凄く綺麗、昔に比べればどんどん磨かれ進化している気がします。
グリム童話やシートン動物記など、小学生の頃はそんな本を読めば広大な世界が映像として頭に出て来る事が僕らだってよくありましたが、それを実現できるっていうのは素晴らしい。ティムの映像世界にはすっかり酔いしれました。ただ、後半の戦闘シーンっていうのは、ちょっとお決まりっぽくて、まぁこんなもんかってな感じなんですが、全体を見れば随所にティムの絵的な表現があって満足しました。キャストはいつものジョニーディップやヘレナ・ボナム=カーターなんかが出ていましたが、今回、役者の力量にはまったく頼っていないのもすごかった。あのジョニーディップをこうやって使うか?って感じ(笑)ある意味元々はアニメを目指していたというティムの本領発揮な感じの作品です。

お話の内容は小学生の頃読んだ記憶があるのだけれど、終わりってこんなだったかなぁ、アリスが貿易船で中国へだって?・・・・・まぁー19歳になってからの話だから違うんだっけか?
色々異論はあるかもしれないけれど、さすがにルーイズキャロルの名作だから登場人物とか今となればオーソドックスであるのかもしれないけれど、やっぱり面白い。これぞファンタジーという世界で、あの「アバター」を超える入場者があったのもうなづけます。
ビートルズの詩集を見ると、この「不思議の国のアリス」は彼らに相当な影響を与えてるのが分かります。彼らの妄想というか想像する力は小難しい哲学書や変なノウハウ本や小説ではなくファンタジーや童話の中から得たものが多いのではないかなぁと感じる事も多々ありました。

ジョンレノンが生きていたらこの映画を見て何と言うのでしょうか?
イマジンという曲も想像なのか妄想なのか・・・。
理想という意味ではファンタジーなのかもしれませんね。


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