蔵と薪
2007-10-27 | 自然
我が故郷伊那市高遠町の三義地区にはこういった懐かしい蔵が見かけられます。置いてあるたくさんの薪はこの季節のあいだに太陽に当ててちょっとづつ乾かしていくのですが、あの寒い冬の日にこの乾いた薪をくべたストーブとか囲炉裏は暖かいでしょうね。現代はエアコンだとか石油ファンヒーターが主流ですが、薪だと火が見えるので心もゆったりしそうです。ここらへんは冬になると雪が凍ってなかなか寒い場所ですが、ここよりもっと寒い奥の方には都会から陶芸家の方や音楽関係の方々が来られて住んでいるとの話を聞きます。確かに芸術関係の方にはこの静けさと自然は良いかもしれません。もう昔の事になりますが、私がまだバンドをやっていた頃はここの近くに廃屋を借りて皆で合宿して練習に励んだものです。私が借りていた場所は大きな災害が起こったあと、地元の方々が仕方なく転居されたあとの場所をお借りしていたのですが、その時唯一住んでいらした老夫婦の方がたまにやってきては「熊が逃げるので、こういうのはいいねぇ」と言っていた事を思い出しました。