ダメだ。納まらないから書く。
エヴァンゲリヲンQの感想です。
考察でもなんでもなく、本当に思ったままを垂れ流す感想です。それでも内容には触れてしまうので、ネタバレが嫌な人は即座にブラウザを閉じましょう。
ネタバレOK!な人は、以下反転。
粗筋については下記のまとめサイトにとても上手にまとめて下さってるブログ様の画像がキャプされているので、そちらを参照してください。
まとめサイト
http://nanndemomatome2ch.blog.fc2.com/blog-entry-254.html
粗筋部分のキャプのみアドレス
http://nanndemomatome2ch.blog.fc2.com/img/2012y11m17d_022719303.jpg/
前回『破』の教訓を踏まえて、今回秋津は最初から二回分のチケットを取って、午前と午後で二回観てきたんですが、一回目を観たときの感想。
「………………」(言葉もない)
午前と午後の時間帯の差なのか、午前中の上映には複数で来た人よりも単身で来た人が多かったように思います。だからかと思うんですが、午前中の上映では終わってホールを出て行く人の群れはもうひたすらに無言。グループで来たわずかな人たちのヒソヒソとした細波のようなざわめきがあるだけでした。午後の上映ではグループ鑑賞が多かったのと、客層が若かったwのもあり、ホールの明かりがついた直後から興奮した声を抑えきれないざわめきがありました。
とはいえ一回目と二回目の間に30分程インターバルがあって、その間に友人に短い感想メールを送ったりもしたんですが、一回目を見て少し時間が経って思った感想は、
「ひでぇ」
です。
いやー、序破であれだけ持ち上げておいて、ここまでヒドイ踵落しがこようとは……流石エヴァorz
エヴァ本編に入る前に同時上映でジブリの『巨神兵東京へ来る』が上映されます。
これは庵野監督の経歴を考えれば不思議なことではないんですが、正直早くQが観たいのもあって「何故!?」と思ってました。
実写とフィギュア模型を使った特撮なんですが、席が前の方だったせいもあって、グルグル回る視点にちょっと酔いましたw 閑話休題。
秋津の勝手な視点ですが、今の時代からするとなんでこんな稚拙な模型にしたんだろうと感じるくらいだったんですが、序破や真理のキャラクターが昭和であることを考えると、なるほどとしっくりきました。
が、この話はこれだけじゃない。
前述の通り同時上映なんていらないと思ってた秋津ですが、見ながら「あ……」と思い、Qも見終わった直後は同時上映に深い意味を感じずにいられません。
端的に言ってしまえば、『巨神兵東京へ来る』はジブリ作品なら誰もが知ってる『風の谷のナウシカ』にある火の七日間の物語です。
巨神兵が街を焼き払う様が街を蹂躙する使途の姿にシンクロして、観終わってからエヴァは庵野監督の考える火の七日間のその後、『庵野版ナウシカ』なのかと思ってしまったほどです。
本編エヴァの感想なんですが、もしかしたら検索にかかって初めてこのブログに来た人もいるかもしれないので、いまさら遅い告白ですが、秋津はカヲシンの腐女子であり、活動ジャンルこそ違いますがBL好きのオタクです。
で、そんな腐女視点から観て……ひでぇ、その一言につきます。
……うん。
カヲルが生き残る展開なんて億に一つもないとは思ってたけどね。それを思えば予想通りなんだけどね。
でもあの死に方は……。
シンジがもう不憫で不憫で……実は二回ともED聞きながらちょっと泣きましたよ。
いや、最初からカヲルの死に方はヒドイというか、シンジのトラウマになるのもしょうがないよねって感じだけど、TVと漫画版(告白しますが漫画版はパラパラ程度にしか読んでません)ではシンジの登場する初号機に握りつぶされて殺されて(正確には殺してもらって、だな)、新劇ではシンジの身代わりになってシンジの目の前で首が吹き飛ぶなんて……。
シンジがミサトたちに付けられた爆弾付チョーカーを自分から着けたのはカヲルだけど、複座式のエヴァで、すぐ隣に姿は見えるけども互いに別々のエントリープラグの中にいるから決して触れることのできない場所で、恋人(もうこう言っちゃうよ)の首が吹き飛ぶなんて……あああああああああ。しかもそんな風に首が吹き飛ぶのは本来なら自分だったんだと思うと、そりゃ壊れるわ。
しかも最後の瞬間までカヲルは「君は君の魂の平穏を手に入れるんだ」とか、ただひたすらにシンジの事だけを想う言葉を口にしていて、「君に出逢う為に生まれてきたんだね」とか「いつも君のことばかり考えているから」とか、それまでに口にしていた睦言を思うと、シンジにとっては過酷なだけのQの世界で、ようやく自分の起こした行動の結果と向き合ってそれに対する償いをしようとしたシンジの、更なる行動の結果がそれかと思うと、もう本当に…………お願いだから幸せになっておくれよ、シンジ。
カヲルの最期の「また会えるよ」という言葉が、シン・エヴァンゲリオンで叶う事を願うのみです。庵野監督、本当に本当にお願いします。シンちゃんを幸せにしてあげてください(TAT)
またEDに流れる宇多田ヒカルさんの曲が本当に神。
序破はカヲルからシンジに当てたラブソングで、Qはシンジからカヲルへの贖罪と追憶のラブソングなんだなーと思わずにいられない。
QのあのラストでED曲のイントロが流れてきたあたりから、目頭が熱くなったよ。
一回目、二回目を観終わった直後はこんな感じでカヲシンを思って千々に心乱されてたんですが、家に帰って冷静になってくると他にも色々思ってくるわけで、サードインパクトを起こして人類を絶滅の危機に瀕させたシンジを、生き残った人たち(新キャラ)が憎んだりするのは理解できるけど、ミサトやリツコがシンジに罰を与える(爆弾付チョーカーを付ける)ってのは違うんじゃないの? と思うのです。
リツコに関しては、まだ許す。
けどミサトに対しては納得がいかない。
多分、ミサト自身もシンジに罰を与えるということに関しては懐疑的というかためらってるんだろうとは感じたし、一組織の長として責任を担うということでそんな私情を抑えてるんだろうけど、14年前にシンジに「止めろ」と言ったリツコを制して「行きなさい」って言ったのはミサトでしょうが。
シンジも言っていたように、ミサトもこんな事になるなんて思ってなかったんだろうし、眠っていたシンジとは違い、リアルに14年を生き延びてきたミサトには「こんな事になるなんて思わなかった」という言葉では逃げられない現実を見せ付けられてきたんだと思う。
けど、だからこそ、「君は何よりも贖罪を必要としている」とカヲルに言わしめたシンジのその心境を、ミサトが真っ先に、一番に理解しないでどうするよ。
言葉にしないだけで理解してたのかもしれないけど、言葉にしないと伝わらないんだよ!特にシンちゃんはいつも自分に不安を感じてるセンシティブボーイだからね。
あのままヴンダーのシンジが残っていたら、ミサトたちはシンジを幽閉して真実を知らせないつもりだったのかねぇ。そこら辺も気になるところです。あと、シンジを取り込んだ初号機を十字架の棺に詰めて宇宙漂流させたのは誰か、とか。
次はいつかなぁ……。秋津が四十路に入る前に見れたらいいなぁ……と、そんなことを思うのであります。
エヴァンゲリヲンQの感想です。
考察でもなんでもなく、本当に思ったままを垂れ流す感想です。それでも内容には触れてしまうので、ネタバレが嫌な人は即座にブラウザを閉じましょう。
ネタバレOK!な人は、以下反転。
粗筋については下記のまとめサイトにとても上手にまとめて下さってるブログ様の画像がキャプされているので、そちらを参照してください。
まとめサイト
http://nanndemomatome2ch.blog.fc2.com/blog-entry-254.html
粗筋部分のキャプのみアドレス
http://nanndemomatome2ch.blog.fc2.com/img/2012y11m17d_022719303.jpg/
前回『破』の教訓を踏まえて、今回秋津は最初から二回分のチケットを取って、午前と午後で二回観てきたんですが、一回目を観たときの感想。
「………………」(言葉もない)
午前と午後の時間帯の差なのか、午前中の上映には複数で来た人よりも単身で来た人が多かったように思います。だからかと思うんですが、午前中の上映では終わってホールを出て行く人の群れはもうひたすらに無言。グループで来たわずかな人たちのヒソヒソとした細波のようなざわめきがあるだけでした。午後の上映ではグループ鑑賞が多かったのと、客層が若かったwのもあり、ホールの明かりがついた直後から興奮した声を抑えきれないざわめきがありました。
とはいえ一回目と二回目の間に30分程インターバルがあって、その間に友人に短い感想メールを送ったりもしたんですが、一回目を見て少し時間が経って思った感想は、
「ひでぇ」
です。
いやー、序破であれだけ持ち上げておいて、ここまでヒドイ踵落しがこようとは……流石エヴァorz
エヴァ本編に入る前に同時上映でジブリの『巨神兵東京へ来る』が上映されます。
これは庵野監督の経歴を考えれば不思議なことではないんですが、正直早くQが観たいのもあって「何故!?」と思ってました。
実写とフィギュア模型を使った特撮なんですが、席が前の方だったせいもあって、グルグル回る視点にちょっと酔いましたw 閑話休題。
秋津の勝手な視点ですが、今の時代からするとなんでこんな稚拙な模型にしたんだろうと感じるくらいだったんですが、序破や真理のキャラクターが昭和であることを考えると、なるほどとしっくりきました。
が、この話はこれだけじゃない。
前述の通り同時上映なんていらないと思ってた秋津ですが、見ながら「あ……」と思い、Qも見終わった直後は同時上映に深い意味を感じずにいられません。
端的に言ってしまえば、『巨神兵東京へ来る』はジブリ作品なら誰もが知ってる『風の谷のナウシカ』にある火の七日間の物語です。
巨神兵が街を焼き払う様が街を蹂躙する使途の姿にシンクロして、観終わってからエヴァは庵野監督の考える火の七日間のその後、『庵野版ナウシカ』なのかと思ってしまったほどです。
本編エヴァの感想なんですが、もしかしたら検索にかかって初めてこのブログに来た人もいるかもしれないので、いまさら遅い告白ですが、秋津はカヲシンの腐女子であり、活動ジャンルこそ違いますがBL好きのオタクです。
で、そんな腐女視点から観て……ひでぇ、その一言につきます。
……うん。
カヲルが生き残る展開なんて億に一つもないとは思ってたけどね。それを思えば予想通りなんだけどね。
でもあの死に方は……。
シンジがもう不憫で不憫で……実は二回ともED聞きながらちょっと泣きましたよ。
いや、最初からカヲルの死に方はヒドイというか、シンジのトラウマになるのもしょうがないよねって感じだけど、TVと漫画版(告白しますが漫画版はパラパラ程度にしか読んでません)ではシンジの登場する初号機に握りつぶされて殺されて(正確には殺してもらって、だな)、新劇ではシンジの身代わりになってシンジの目の前で首が吹き飛ぶなんて……。
シンジがミサトたちに付けられた爆弾付チョーカーを自分から着けたのはカヲルだけど、複座式のエヴァで、すぐ隣に姿は見えるけども互いに別々のエントリープラグの中にいるから決して触れることのできない場所で、恋人(もうこう言っちゃうよ)の首が吹き飛ぶなんて……あああああああああ。しかもそんな風に首が吹き飛ぶのは本来なら自分だったんだと思うと、そりゃ壊れるわ。
しかも最後の瞬間までカヲルは「君は君の魂の平穏を手に入れるんだ」とか、ただひたすらにシンジの事だけを想う言葉を口にしていて、「君に出逢う為に生まれてきたんだね」とか「いつも君のことばかり考えているから」とか、それまでに口にしていた睦言を思うと、シンジにとっては過酷なだけのQの世界で、ようやく自分の起こした行動の結果と向き合ってそれに対する償いをしようとしたシンジの、更なる行動の結果がそれかと思うと、もう本当に…………お願いだから幸せになっておくれよ、シンジ。
カヲルの最期の「また会えるよ」という言葉が、シン・エヴァンゲリオンで叶う事を願うのみです。庵野監督、本当に本当にお願いします。シンちゃんを幸せにしてあげてください(TAT)
またEDに流れる宇多田ヒカルさんの曲が本当に神。
序破はカヲルからシンジに当てたラブソングで、Qはシンジからカヲルへの贖罪と追憶のラブソングなんだなーと思わずにいられない。
QのあのラストでED曲のイントロが流れてきたあたりから、目頭が熱くなったよ。
一回目、二回目を観終わった直後はこんな感じでカヲシンを思って千々に心乱されてたんですが、家に帰って冷静になってくると他にも色々思ってくるわけで、サードインパクトを起こして人類を絶滅の危機に瀕させたシンジを、生き残った人たち(新キャラ)が憎んだりするのは理解できるけど、ミサトやリツコがシンジに罰を与える(爆弾付チョーカーを付ける)ってのは違うんじゃないの? と思うのです。
リツコに関しては、まだ許す。
けどミサトに対しては納得がいかない。
多分、ミサト自身もシンジに罰を与えるということに関しては懐疑的というかためらってるんだろうとは感じたし、一組織の長として責任を担うということでそんな私情を抑えてるんだろうけど、14年前にシンジに「止めろ」と言ったリツコを制して「行きなさい」って言ったのはミサトでしょうが。
シンジも言っていたように、ミサトもこんな事になるなんて思ってなかったんだろうし、眠っていたシンジとは違い、リアルに14年を生き延びてきたミサトには「こんな事になるなんて思わなかった」という言葉では逃げられない現実を見せ付けられてきたんだと思う。
けど、だからこそ、「君は何よりも贖罪を必要としている」とカヲルに言わしめたシンジのその心境を、ミサトが真っ先に、一番に理解しないでどうするよ。
言葉にしないだけで理解してたのかもしれないけど、言葉にしないと伝わらないんだよ!特にシンちゃんはいつも自分に不安を感じてるセンシティブボーイだからね。
あのままヴンダーのシンジが残っていたら、ミサトたちはシンジを幽閉して真実を知らせないつもりだったのかねぇ。そこら辺も気になるところです。あと、シンジを取り込んだ初号機を十字架の棺に詰めて宇宙漂流させたのは誰か、とか。
次はいつかなぁ……。秋津が四十路に入る前に見れたらいいなぁ……と、そんなことを思うのであります。