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説得力あるなあ - コイスルオトメ(いきものがかり)

2006年10月19日 | みみよりめより
GO!GO!7188のニュー・アルバムPARADEフラゲ失敗で代償行為的にジャケ買いした、いきものがかりの3枚目のシングル、「コイスルオトメ」。このグループ、男性人2人の叙情的なメロディと、読んでいると赤面するほどの、よくやるわあ的思いっきりセンチで胸キュン歌詞が魅力であるのは言うまでもないですが、なんといっても吉岡聖恵のボーカルがぴか一。

彼女の歌唱に関しては、前作HANABIのc/w「木綿のハンカチーフ」で管理人、絶賛しましたが、今回もその魅力炸裂。

音大出ということもあるのでしょうが、一言一言丁寧に発声するので、よく言われる、何を言っているのかわからないゆりっぺ(中村由利、ガーネットクロウ)とは対照的。いいえ、ゆりっぺのことを悪く言う気は毛頭ありません、そんな、畏れ多い。あの難解で深遠な歌詞を歌い上げるだけで見事。脱線しましたが吉岡聖恵さん、プラス声にすごくパワーがあり、なおかつ目一杯感情を込めて、堂々と歌い上げる。説得力あるなあ。聴いていて心地よい圧力を感じます。

何度かテレビ(明日のミュージックステーションにも出る)でも拝見しましたが、しかもおおらか、天真爛漫というか、ライブで鍛え上げたクソ度胸。お世辞にもチョー美人とはいえません(こういうとき便利な表現が、ファニー・フェイス)が、PUFFY並みのくずれた(?)ファッションも好感度大。

歌詞カード参照の必要のない歌手ってそう多くありませんね。SHOW-YAの寺田恵子さん、ドリカムの吉田美和さん、そしてニューカマーの吉岡聖恵さん。

それにしても水野さん、

 運命の人よ
 白馬の皇子様よ

なんて、ここまで陳腐だとかえって新鮮。ま、そこを狙っているのでしょうけど。

c/wにカバー曲を加える、というのも彼女の魅力をアピールする一つの手法だとは思いますが、今回のカバー曲GET READY!(プリンセス・プリンセス)はちょっとね。いや、上手く歌っているし、山下氏のハーモニカも抜群に鳴っているのですが、曲自身が個人的にはミス・マッチという気がします。

もう一つのc/w、「二輪花」、山下氏の作詞、作曲。メロディーの美しいいい曲です。

 君が変わらず
 この手温めてくれた

なんて、いいなあ。しかし「コイスルオトメ」と比べると大人しい。ライブなどでしんみりしたムードを盛り上げるのにはうってつけですが、CDではやはりc/w向きですね。

「コイスルオトメ」、これほど堂々たるラブ・ソングも珍しいのでかなり流行るのではないでしょうか。