
結論から言うと「期待はずれ、というほどでもない」というところでしょうか。レンは今回脇役ですのでどーでもいいとして、シン役は松山ケンイチのほうが良かったし、市川由衣も前作のイメージを引き継ごうとがんばったところは認めてもいいが、というところ。光ったのはノブ役成宮寛貴とタクミ役玉山鉄二でしょうかね。
もちろん中島美嘉ファンにとっては演技といえるのかどうかわかりませんが、立っているだけでもサマになる彼女、こたえられんとは思います。
タクミはキモイ、無責任な奴かと思えばそうでもなかった。
ノブ、ハチ公(小松奈々)に振り回され、気の毒この上ないですが、根っからのお人よし。当事者のはずなのに周囲が気を使うあまり、何故か話題から外されているのが笑える。当人もそれがわかるので、べそをかくぐらいしか出来ない。
NANAの時(→)も感じたことですが、ともかく登場人物一人一人、たとえようもなく心が優しく、また他人への思いやりに満ちている。どんなことがあっても、どんなところからも小松奈々を温かく見守るナナ、彼女のきついようで暖かいまなざしに全てが集約されています。
余談ですが、有名な「夢が叶うことと幸せになることは(どうして)違う(?)」という台詞に対して、小6の息子は、「幸せになる夢を見ればいいじゃないか」という明確な答えを出しました。