Cycling Team bicinoko.com BLOG

サイクリングチーム・bicinoko.comの活動報告

関西シクロクロス第二戦(琵琶湖マイアミ)

2008年11月24日 13時59分09秒 | シクロクロス
11月23日(日) 関西シクロクロス第二戦(琵琶湖マイアミ) 天気:晴れ

今回の会場は琵琶湖湖畔のキャンプ場「マイアミ浜」。
冬の寒い景色では、とてもマイアミを想像する事は出来ないのだが…。
ここのコースは毎年若干のレイアウト変更はあるものの、琵琶湖湖畔の砂浜
を走る「砂地獄」のコース。今回は特に湖畔の長い砂浜セクションも水際の
比較的しまった路面を走らせないように途中でコースを曲げたポイントが設定
されており、より難易度の高いコースとなっていました。
あとはアスファルトの路面と松林の中をクネクネと走る区間となっています。

今回は、UCI 認定レースという事もあり、海外からの招待選手が2名と全日本
チャンピオン・辻浦選手をはじめ国内の有力選手が参加するハイレベルな
レースとなりました。その他のカテゴリーの参加選手、ギャラリー共に非常に
多く、盛り上がった大会となっていました。

今回、bicinoko.comチームからは、伊藤翔吾選手と重松選手が参加。

まずは重松選手のC3クラスがスタート。
「アップしない方が調子が良いんですよ~。」なんて訳の分からない事を言って
いた重松選手は危うくスタートに遅れそうになる。急ぎスタート地点に向かう。
重松選手は今回もMTBで参加。砂区間はMTBでも辛そうだったが、何とか
頑張って完走しました。




午後12:30 いよいよメインイベントのC1クラス。
シクロクロスはスタート位置が非常に重要なので、UCIポイント上位者、世界戦
セレクションシリーズのポイント上位者がシードされて最前列から並ぶ。
伊藤選手はその後からのスタート。
コースは違えど、全日本選手権を目指す選手達には前哨戦となる大事なレース
なので、何時も関西クロスの和やかな雰囲気とは少し違う緊張感がある。


レースがスタート。選手達が一斉に猛スピードで砂埃を巻き上げてダッシュ。
伊藤選手はスタートダッシュに成功し、いい位置で最初の砂セクションに入る。

しかし砂セクションで止まったり、転倒したりで徐々に抜かれて順位を下げて
しまう。途中、ギヤが軽い状態だったので「アスファルトの踏める所はもっと
ギヤを掛けて!」とアドバイスする。それでも砂区間のライン取りや踏み方等
のテクニック不足はいかんともしがたく、徐々に後退。


終盤、少し慣れてきたのか頑張って追い上げて来たが、先頭の辻浦選手の走りは
別次元で、伊藤選手が乗れない砂区間でも乗って走っているし、スピードも全然
違う。先頭の辻浦選手は次々に遅れている選手達を周回遅れにしている。
伊藤選手が周回遅れにされるのも時間の問題だ。


伊藤選手も粘りを見せるが、残り半周を残して辻浦選手に抜かれて周回遅れ。
惜しくも完走ならずでDNFとなってしまった。

完全に走力以外の部分、テクニック面での経験不足が出た結果となった。
当たり前だが、砂セクションを上手く走れるようになる為には、砂地を走る練習
をしなければならない。同様にオフロードでのテクニックを磨くためには、オフ
ロードを走らなければならない。シクロクロスに対する準備不足もあるので、
全日本選手権までは、シクロクロスに集中した練習を行う事を伊藤選手とも話
をした。一戦一戦経験を積んで、クロスに慣れていくしか方法はない。

次回は、12月7日(日)関西クロス第三戦(宇治)に参加します。


NOKO・マンサイ!蒲刈リベンジ

2008年11月17日 10時45分27秒 | サイクリング
2008年11月16日(日) 天気:雨のち晴れ

前夜の大雨も奇跡的(?)に上がり、何とか「NOKO・マンサイ!」開催する
ことが出来ました。(*北野ちゃんが参加してくれたからかな?)
今回は、なんと「25名」もの方にご参加いただきました!本当にありがとう
ございました。皆さん、お疲れ様でした。
お陰様で事故も無く、楽しい時間を過ごす事が出来ました。
たまには、のんびりサイクリングも良いモンですね~。今後も、マンスリー
を目指して(苦笑)サイクリングイベントを企画しますので、どんどん参加
して下さい。一緒にのんびり楽しく走りましょう!

























マンサイ!だけでなく、チーム練習会(基礎練習)にしても同じなんですが、
「これだけ人数集められるなんて仲西さんスゴイですね。」と色んな人に
言われるんですけど、私が人を集めている訳ではありません。
もちろん「自転車」という趣味を通じて、何かの縁でメカピに来られたり、
チームに加入したり、一緒に走ったり…という場所を作ってはいますが、
そこに楽しい仲間が集まるから、人が集まるんですよ。きっと。
なので、皆さん一人一人にイベントに参加して頂くことで、皆さんがいる
から楽しいし、だからこそ、其処に人が集まるのだと思っています。
これからも、皆さんと一緒に楽しい雰囲気のサイクリングイベントを開催
して、皆さんと一緒に自転車ライフを楽しんで生きたいと思います。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

ツールド沖縄・レポート

2008年11月12日 11時53分10秒 | ロードレース
11月9日(日)に開催された「ツールド沖縄」に、北海道支部・佐藤選手、
若木選手、東北支部・山田選手が参加しました。

山田選手がレースレポートを送って来てくれたので、掲載します。

■2008年ツール・ド・おきなわ 11月9日(日)
午前3時半に起床。朝食を食べてホテルを出発。5時半頃に名護漁港に
着き、準備。北海道支部佐藤選手、若木選手と合流し健闘を誓い合い
ながらスタート地点へ向かう。
朝から雨が降りこの時期の沖縄にしては寒い。市民会館の中でのんびり
スタートを待つ。のんびりし過ぎてスタート15分前に行ったら250人位は
並んでいた。しょうがないのでその位置からスタート。200kmは先が長い
のでどうって事も無い。
午前7時にスタート。右からするすると集団中盤まで上げる。沖縄の
路面は滑り易いのに加えてブレーキ自体が効かない。「ブレーキ!」と
何度も声が上がるが、なんせ止まらない。周りも同じ条件なので突っ込む
ことも無いのだが。
とにかく序盤の平地区間は落車が多い。雨&風で例年よりも多いのでは
ないか。後ろでガシャ~ン前でもガシャ~ン。前で起きた落車は冷静に
対処する。佐藤、若木選手も無事だ。特に若木選手は上りが強く、橋や
ちょっとの坂でスルスルと集団前方に上がっていく。最近はあまりレース
に出ていないが流石だ。
しばらく走っていると片山右京選手が隣にいた。F1のレーサーの頃より
も細くなった感じだ。途中、仙台や北海道の知り合いに何人も会う。
いつも練習やレースで一緒の人、久々な人、沖縄ならではの楽しみだ。

40km過ぎの下りで落車発生!前方でコケて滑っている。2、3人引っか
かって滑っている。ここも冷静に判断してクリア。しかし前とちょっと空く。
足を使いすぎない程度に踏んで追いつく。ふう。その後の直角コーナー
でもイン側で落車発生!皆、ゆっくり曲がっているんだからそれに合わ
せれば良いのに。
海岸線は淡々と進む。逃げが決まっているとの情報も。しかし向かい
風が強く、この強風の中先頭を引いている奴には感服だ。
そろそろ小便タイムで一人また一人と集団を降りていく。若木選手も用
を足しに行った。自分や佐藤選手は行きたいが止まるのが嫌で行けな
かった。若木選手は間もなく復帰し、前方に上がっていく。

60km過ぎのトンネルを2つ越えるといよいよ1回目の普久川の上り。
徐々にポジションアップし50番位に上がる。与那のクランクコーナーを
抜けるとペースアップし上りに差し掛かる。ペースは速いが何とか付い
て行ける。しかし、足が重くなり前との差が徐々に開き始める。
若木選手は集団で走っている。
ついに切れた。
今年もか。しかしここで無理をせず集団に乗っかって前後10人位で上る。
意外と早くKOMへ。下りは雨のために慎重にと言うかかなりのビビリちゃん
だった。補給所で応援に来ていた親父からボトルを受け取る。
その後の下りは10~15人位で走行。仙台の練習仲間もいる。しばらく
その集団で走っていると前から国際ジュニアが降ってきた。
聞けば200km組の集団は30~40人位で前方にいるという。そして遠くに
かすかな集団の影が。あれか!?そうだ!上りで距離を詰めながら下りで
追いついた。
まだまだ行ける!若木選手はしっかり先頭集団に残っていた。後から
聞いた話では1回目の普久川は20人位の先頭集団でクリアしたみたいだ。
やがて100km地点の奥の上りに入る前に後ろから更に集団が追いついて
来た。佐藤選手もここで復帰!まだまだ行けそうだ。奥の上りは少しきつ
かったがクリア。ここから2回目の普久川の入り口は下り&平坦基調で
毎年ハイペースになる。COMからは高岡選手が数分差で逃げているとの
情報が入る。この強風下で単独で逃げるとは。

やがて海岸線に出るが、今回のツール・ド・おきなわでの最大の事故が
発生。辺戸岬を回り2つ目のトンネルで事故は起きた。時速50~60kmで
走行しトンネルに突入。すると集団前方でガッシャ~ン!続いてガッシャ
~ン!!前にいた選手ほとんどがコケ始めた!道路一杯に落車、反射的
にブレーキをかけた途端自分も左半身から落車!滑る滑る。
起き上がり自転車をチェック。ブラケットが曲がっているので直しチェーン、
ホイールをチェック。大丈夫だ。
直ぐにリスタート、がペダルを踏んだ瞬間後輪がすべりまた落車!
なんだこりゃ~!!聞けばこのトンネルだけアスファルトではなくコンク
リートであるため相当滑りやすいそうだ。北国の冬道をロードレーサーで
走るようなものである。あちこちで選手が横たわり地獄絵図と化している。
トンネル内のオレンジ色の照明が一層その情景を色濃くしている。
他のクラスでも同様の事後があり競技役員は30本以上ボトルを回収した
そうだ。
なんとか復帰し小集団を作りながら元の大集団を形成する。若木選手も
コケておりモモを負傷。自分も両モモ打撲と内出血。佐藤選手はと言うと
自転車はコケたが本人はコケなかったようだ。
先頭付近から後方、ほとんどの選手がコケた中、無傷はすばらしい。
その後はペースが上がり一列棒状で2回目の普久川へ突入。ここの中盤で
やはり切れてしまう。若木選手は集団に残った。30~40人位か。ここでも
何人かと集団を作りKOMをクリア。補給所で今度は親父からサコッシュを
受け取る。本日の親父は大活躍だ。
普久川を下り高江までのダラダラ上りは集団を形成して走る。ここまで
来ると85km、130km組が混走となりレースではなくなってきた。集団は
40~50人位になり淡々と進む。高江、平良、慶佐次の関門を抜け最後の
源河の3段坂に突入。50人位いた集団もバラバラになり15~20番手位で
上る。思ったよりもきつくないが長い。85km組の選手と頂上をクリアし後は
下るのみ。海が見え始めるともう源河の最終関門ももう少しだ。
やがて源河の集落に入り関門をクリア。あとは海岸線を南下しゴールを
目指すのみ。普段はサングラスを外し沖縄の景色を堪能するのだが今日
は雨がひどく早々にやめた。やがて後ろから来た7~8人と合流しゴール
を目指す。各クラス混じっているが自分を含め200km組をメインに回す。

やがて名護市民球場が見えゴールが迫ってきた。後ろからも集団が迫って
きているので追いつかれないようにペースアップ。ゴールスプリントはせず、
ゆっくりとゴール。先頭から12分40秒遅れの56位。
先にゴールした若木選手を探していたら直ぐに佐藤選手がゴールに飛び
込んできた!やった~、初完走だ!今夏、おきなわを目標に一緒に練習
してき成果が実った。もちろん普段の練習の賜物でることは間違いない。
しかし素直にうれしい!間もなくして若木選手がやってきた。自分56位、
若木選手51位。彼とは1分40秒遅れとは言え内容的には完敗であった。
「参りました。」しかしこの日を幾度と無く想像し練習してきた1年間、
3人でゴール出来たことが何より思い出となった。3人で記念の写真を撮る。
たかが完走、されど完走である。
おきなわを走る前、高まるモチベーションの根底を自分なりに考えてみた。
以前は200kmという長距離、難コース、全国から集まる強豪とのレース、
そこに挑戦する自分がいると言う自分主体の考えであった。
しかし、この日のために平日はもちろん休日も練習が出来る環境を作って
くれる家族の理解、仕事のスケジュール、当日のサポート、考えてみれば
レースに出られるだけでも十分に幸せではないだろうか?それを考えると
自分に対する挑戦よりも、走らせてもらっている周りの環境に対してせめて
恥ずかしくない走りをする、これがおきなわにたいするモチベーションの
高さに繋がっているのではないか?
レースに出る以上、狙うは優勝なのだが正直この先、優勝どころか上位
入賞も難しいと思う。しかしツール・ド・おきなわに限らず、レースに出ら
れる喜びや感謝の気持ちは実業団選手として必要な心構えであると思う。


関西シクロクロス第一戦(マキノ高原)

2008年11月10日 18時05分30秒 | シクロクロス
11月9日(日) 関西シクロクロス第一戦(マキノ高原) 天気:曇り

関西の冬場の大人気イベント「関西シクロクロス」シリーズが今年も
始まった。京都府自転車競技連盟が主催し、各地域のクラブチームが
主管するこのイベントは、年々参加者が増え続けており、非常に盛り
上がりを見せている。何より「楽しい」雰囲気が魅力だと思います。

今回の会場は琵琶湖の北「マキノ高原」。
スキー場の斜面を利用し、登りと重い草地の路面、長い階段、急勾配
の斜面の担ぎと下り。非常にタフで度胸とテクニックが必要なコースと
なっていました。

今回、bicinoko.comチームからの参加は、伊藤翔吾選手と藤井絵理
選手、そして奈良から参加の青年一号こと重松 徹選手。
シクロクロスでのチーム名は「泥んこプロレス」ながら、bicinoko.com・
関西支部の横尾選手、そして神戸の南園さんが参加しました。

まず最初は、C3クラス。
シクロクロス初参加の重松選手はWサスのMTB。今日のコースは
下りは良いけど、長い担ぎ区間があるので苦戦しそう…。

南園さんは、M田さんから譲り受けたNOKO・クロスとNOKO・ウエアで
の参加となりました。

途中、転倒もありましたが、二人とも無事完走。お疲れ様でした。




次は最上級C1クラス。伊藤選手が参加。
今回は、強力なメンバーは不参加ながら、シマノドリンキング・チーム
の入江選手、松井選手、昨年世界戦に参加した伊澤選手が参加。
それでも何とか頑張れば3位内も狙えるだろうと気合を入れてスタート
地点に送り出しました。

レースがスタート。伊藤選手はスタートダッシュに成功。序盤3位という
好位置で走ります。しかし既にこの時点でトラブルが発生していました。
伊藤選手のコンタクトレンズが外れてしまい、見えない状況になって
しまっていたようです。中盤、ピットエリアでメガネに交換しますが、
時既に遅し。先頭との差は歴然で一気に離されてしまいました。


後半、追い討ちを掛けるようにピットの手前で前輪がパンクし、転倒。
すぐにスペアバイクに交換してレースに復帰。結果は10位でゴール。
本人的にも実力以外の部分でのトラブルでしたので、残念な結果に
終わってしまいました。

今回はシクロクロス初戦ですし、全くシクロクロスの練習が出来て
いなかった状態での参加でしたので、課題も多く見つかり、良い練習
にもなったと思います。全日本選手権までに少しずつカンを掴んで
行ってくれれば良いと思います。


最後は、CL1クラスと今シーズンから新たに設置されたCM1クラス。
CL1は女子最上級クラス。

藤井選手も今シーズンからこのクラスに挑戦します。結果は5人中4位。
しかも優勝の豊岡選手に周回遅れにされてしまいました。


本人にとっては、豊岡選手との力の差を見せ付けられ愕然としていました
が、努力次第では全然届かないレベルではないと思います。
(*豊岡選手も最初は走れなかったんですからね。)
走力、テクニック、度胸、自信、練習量、根性、全てが足りません。
でも、エリーのやる気は十分感じていますので、自分を信じて今の
レベルで出来る最大限の練習をするしかありません。

「練習は裏切らない。」周りの環境に流されず、しっかり自分の為の
練習をして欲しいと思います。

今年から設けられたCM1クラスは昨シーズンのマスターズクラスの
上位10名を昇格させる形で始まったクラスです。今後はマスターズの
上位選手が次々に昇格して来るそうです。


今回は、横尾選手が参加。スタートからの好位置をキープして、途中
落車してタイヤが外れるトラブルがありながらも、3位でゴール。
表彰台に上がりました。おめでとうございます!



今回は非常に厳しいコースでしたが、みんな頑張りました。
本当にお疲れ様でした。
青年一号はピットでのサポートを手伝ってくれました。ありがとう。
着実にレースメカニックの道を歩んでいますが、スプロケットの交換
方法を知らなかったのは驚きでした…。もっと修行しなさい!

次回は、11月23日(日)関西シクロクロス第二戦(マイアミ)に参加
します。bicinoko.comチームへの応援、よろしくお願い申し上げます。