日商グラビア採用チーム

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印刷勉強会 調色の知識

2010-11-08 20:40:28 | 研修・勉強会
こんばんは。品質保証のS.Nです

今日は印刷勉強会に出席しました。
本日は、インキメーカーの方を講師として招き
「調色について」講義していただきました。

印刷工程において調色とは、簡単に言うと、
市販のインキを混ぜて、新しい色のインキを作ることです。

例えば、これも調色です。
図工の授業で顔を肌色の絵の具で描く時、
その顔を忠実に再現するために絵の具を混ぜましたよね。
黄色の絵の具を加えたり、白の絵の具を加えしたり…。
混ぜすぎると、色がくすんで何を加えてもパレットが汚れるばかり。
こんな経験をしたことはないでしょうか。

グラビア印刷でも調色をして、
お客様の求める色を再現しています。

「色」というと、
長年の経験やセンスがないと難しいように思われました。
しかし、色の理論を理解することで、視覚的な技能を補うことができる、
ということが今回の講義でわかりました。

「色」には三属性があります。
色相・彩度・明度。
美術の期末試験で絶対に出る言葉ですが、
この3つが色を表現する重要な要素となるんですね。
色相環の中で遠い位置にあるものを混ぜると、くすんでしまうそうです。
一度くすんでしまうとどんなインキを混ぜても鮮やかな方向には向きません。

色のプロは、訓練の積み重ねと知識欲を兼ね備えた仕事人なんですね。
そんな先輩方の背中を追って、地道にかつ貪欲に仕事をしてきたいと思いました

S.N