アール・デコの館に戻ります。
建物そのものの写真です。
正面入口から。 前回の「皇帝の愛したガラス展」のときに書きましたが、病院の建物のようだと。
しかし、当時の洋風建築の装飾性過多の造りにくらべると、モダンでシンプルな美しさがあります。 今の感覚で判断することが間違いだったと思います。
正面右側から。
庭の豹の彫刻から。 左側の白い建物は戦後に造られた新館で、朝香宮邸ではありません。
庭園には彫刻が結構あります。
庭が美しいので、建物裏側は、大きなガラスなどで開放的です。
庭への出入り口もしゃれています。
当時、庭園には茶室や、孔雀舎、テニスコートなどがあり、子供達がここから出入りしていたことでしょう。
この建物のデザインのコンセプトは、その後の日本におけるお金持ちの洋風邸宅に受け継がれていったことでしょう。 小さい頃の思い出ですが、筑豊の炭鉱王の一人の邸宅が、汽車の窓から小さく見えました。
こんな外観だったという記憶があります。