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のんびり・ゆっくりCCIE

CCIEラボにゆっくり一歩、ゆっくり前進で挑戦するブログ(覚書)です。

UDLDコマンドについて

2008-10-18 21:41:00 | Switching-その2【STP】
UDLD(UniDirectional Link Detection)では、単一方向リンク障害
(リンク間において一方向では送受信できるけど対向機は受信NG)を
検出し、単一方向リンクと分かった時点でポートをerr-disable状態
にします。

(config)#udld {aggressive | enable | msssage time sec }
(config-if)#udld port {aggressive | disable }

これにより一方向側でのみBPDUが受信できず最大エージングタイマー後に
フォワーディング状態に移行してしまいループが発生するのを防ぎます。

モードは「ノーマルモード」と「アグレッシブモード」がありますが、
err-disable状態にするのは「アグレッシブモード:のみです

確認は、「show udld [tepe slot/port]」コマンドで行います。

STPの高速コンバージェンス機能について

2008-10-18 21:12:12 | Switching-その2【STP】
●Portfast【対象:PC、サーバ】
(config)#spanning-tree portfast
(config-if)#spanning-tree portfast
 ループに影響のないポートを、即座にフォワーディング
 状態に移行させる

●UplinkFast【対象:アクセスSW】
(config)#spanning-tree uplinkfast [max-update-rete(pps)]
 PRの直接リンク障害検出時にNDP(BLK) をRP(FWD)に
 5秒以内でコンバージェンさせる

●BackboneFast【対象:ネットワーク内の全SW】
(config)#spanning-tree backbonefast
 間接リンク障害検出時に、RLQ(RootLinkQuery)という
 特別なBPDUを使用して30秒(デフォルト)でコンバー
 ジェンスさせる

STPの各種タイマー値の変更

2008-10-18 19:51:30 | Switching-その2【STP】

conf t
 spanning-tree vlan <vlan-id>〔forward-time | hello-time | max-age〕

・forward-time :転送遅延タイマー
・hello-time :Helloタイマー
・max-age :最大エージタイマー(sec)

※設定変更はルートブリッジで行ことで、STPタイマーがBPDUで伝播され
 非ルートブリッジにもタイマーが自動的に適用されます。

STPモードの種類について

2008-10-11 02:05:57 | Switching-その2【STP】
spanning-tree mode { pvst | mst | rapid-pvst }

■PVST+ ―(VLAN毎に設定)
このスパニング ツリー モードは、IEEE 802.1D 標準およびシスコ
独自の拡張機能に準拠します。すべてのイーサネット ポートベース
の VLAN で使用されるスパニング ツリーのデフォルト モードです。
PVST+ はスイッチ上の各VLAN でサポートされる最大数まで動作し、
各VLAN にネットワーク上でのループフリーパスを提供します。

■Rapid PVST+ ― (VLAN毎に設定)
このスパニングツリーモードは、IEEE 802.1w 標準に準拠した高速
コンバージェンスを使用する以外は PVST+ と同じです。高速コンバー
ジェンスを行うため、Rapid PVST+ はトポロジ変更を受信すると、
ポート単位でダイナミックに学習した MAC アドレス エントリを
ただちに削除します。このような場合、PVST+では、ダイナミックに
学習した MACアドレス エントリには短いエージングタイムが使用
されます。

■MSTP ― (作成したインスタンス毎に設定)
このスパニング ツリー モードは IEEE 802.1s 標準に準拠しています。
複数の VLAN を同一のスパニング ツリー インスタンスにマッピングし、
多数のVLAN をサポートする場合に必要となるスパニング ツリーインス
タンスの数を減らすことができます。MSTP は Rapid Spanning-Tree
Protocol(RSTP)(IEEE802.1w 準拠)上で実行され、転送遅延を解消し、
ルートポートおよび指定ポートをフォワーディング ステートにすばやく
移行することにより、スパニングツリーの高速コンバージェンスを可能
にします。RSTP を使用せずに MSTP を稼働することはできません。

参考:
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/
sw/cat30/3560scg4/chapter17/8553_04_17.shtml

spanning-tree guard loop コマンドについて

2008-07-10 22:50:48 | Switching-その2【STP】
UTPは1,2,3,6ピンで送信するが、
送信ピンに異常があり
RXだけつながるとか、逆にTXだけ
つながるとかの状況が発生した場合は
DPが移行してしまい、ループ問題に
つながる可能性がある。

spanning-tree guard loopコマンドで
これを防止する。

interface GigabitEthernet0/12
spanning-tree guard loop

※これでloop-inconsistentという状態になり
  FW状態にならない。(ループ状態にならない)