12月26日(水)
本日、くのじむ日記を担当します、鶴岡 亮です。2013年はノロウィルスが流行する様ですのでお気をつけ下さい。
【3分間スピーチ】
(加藤(陽)さん)
6月末から9月末までの出向のお話をさせていただきます。当初経理案件で出向する予定でした。
しかし実際は作業も行っていました。駄菓子の製造を業とする会社です。単純作業が中心でしたが、徐々にチョコレートの在庫管理、製造計画といった管理業務も任されるようになりました。これらはコミュニケーションを取ることでこなせるようになっていきました。私としては当初3ヶ月契約だったのに延長のお話も頂き大満足しています。1人で行動するのではなくて、チームでこなすことが成功体験に繋がると思います。そして小さな成功体験から大きな成功体験につなげていきたいです。
(佐々木さん)
加藤さんはコミュニケーションが不得意なのですか。
(加藤(陽)さん)
不得意とは思っていません。ただ客観的に見て不得意に見えるようです。
(佐々木さん)
どう改善されたのでしょうか。
(加藤(陽)さん)
報連相を徹底するようにしました。また、1人で解決しようとしないことを意識しました。
(佐々木さん)
夜残業されているようですが、何をされているのでしょうか。
(加藤(陽)さん)
資料をまとめる業務を行っています。
(佐々木さん)
1人でいるシーンを多く見かけるので周りに相談する時間を増やした方がいいと思います。
(檜山さん)
何が言いたかったのでしょうか。最後に言いたいことを言いましたが、器が小さいと感じました。初めての出向先で問題をクリアしたと思っているようですが、目標設定が低いと思います。目標が高ければ大満足という言葉はでてこないと思います。将来はどうなりたいのでしょうか。
(加藤(陽)さん)
税理士になりたいと考えています。
(檜山さん)
その後はどうされるのでしょうか。
(加藤(陽)さん)
個人で顧客を獲得していきたいと考えています。
(檜山さん)
目標をもっているならば行動で示したほうがよいと思います。
(稲葉さん)
目標設定の問題もありますが、まず元気がないことが問題だと思います。猫背はよくないです。また聞き手の目を見て話すほうが良いと思います。毎日意識して変えていきましょう。このようなスピーチでは聞き手の気分が乗らないと思います。顧客の求めてるものを目的にしてほしいです。
(加藤(陽)さん)
こもる癖があるので気をつけます。1つのことに集中すると没頭してしまいます。コミュニケーションを図ろうと思います。
(稲葉さん)
クライアントだけでなく、社内でも与えられるものがないか意識してほしいです。
【でき若ディスカッション】 第1章「企業の使命は、社員を「自立」させること」P24.~P25.
(河原さん)
日本における終身雇用制はすでに崩壊しているので、自立心が重要です。近年、パナソニック、シャープやソニーといった企業の正社員が早期退職制度に呼応して会社を去っていますが、中高年で資格もない彼らはなかなか次の仕事が見つかりません。会社に依存しすぎてしまったためです。私の最初の会社の同期2人も、今年の3月に会社を退職しました。そして未だに会社を見つけられていません。40代後半の彼ら2人のうち、1人は今介護ヘルパーの資格試験の勉強をしており、もう1人は税理士の勉強をしています。前途は厳しいです。皆さんは会社に依存せず自立心をもち勉強して資格や経験を積んで下さい。
(斎藤(清)さん)
河原さんの意見に概ね賛成です。若者はどうすべきなのでしょうか。キャリアについて我々は何に気をつけるべきでしょうか。職選びの基準や目標の立て方について、河原さんの経験、知識を生かしてアドバイスをください。
(河原さん)
私は皆さんより年を重ねています。最も重要な点は会計事務所での経験もそうですが、事業の知識、将来のための勉強です。目に見えないものこそ大切です。経験のみでは不十分ということです。勉強すべきです。日本の雇用では経験のみでマネージャーを採用するということは少ないです。
(斎藤(清)さん)
目の前のことだけに集中し勉強を怠るリスクがあると思います。仕事と勉強を通じて我々は情報共有すべきと思いました。経済情報を入手しリスクへの準備についてこれからもアドバイスをいただいていきたいです。
(檜山さん)
ツイッターのリレーについて話します。2011年3月11日、東日本大震災が起こったことは皆さんの記憶に残っているかと思います。気仙沼市は巨大な津波に飲み込まれ、猛烈な火災に見舞われました。中央公民館に障害施設の園長と400名が取り残され孤立していました。電話を使えないため連絡の唯一の手段がメールでした。マザーズホーム園長の内海直子さんはロンドンに滞在する息子に「火の海 駄目かも 頑張る」とメールを送りました。息子はすぐにツイッターに書き込みました。神様にお願いします。衝動児童施設の園長である私の母が子供数十人と一緒に、避難先の気仙沼中央公民館の3階に閉じ込められています。下階や外は津波で浸水し、地上からは近寄れない模様です。もし空からの救助が可能であれば子供たちだけでも助けてあげられませんでしょうか。」と。これを見た東京都在住の鈴木修一さんが東京都副知事である猪瀬直樹氏にリツイートしました。彼はメールの内容から真実性を確信し、防災部長を呼び、夜明けとともにヘリを向かわせました。迅速な決断が功を奏し翌朝9時にヘリが現地に到着し400名全員が救出されました。この話を聞き思わず涙が出ました。今日ツイッター、メール、テレビといったのコンテンツをを通じて従来の枠組みを超えた情報が入ってきます。我々はその情報を元にプロのコンサルタントとして自分でできることをすぐに計画、実行する姿勢を大切にしなければなりません。
(久野会長)
今年最後のスピーチになるかと思います。私にとって来年は歳男の年です。来年からさらに12歳加わると60歳となります。60歳に私の作品が完了します。そうなるように考えています。公認会計士試験の予備校時代、イギリス作家のウィゴの本を読みました。彼はサミングアップ大衆作家で売れていましたが、芸術性に欠けるといわれ、彼自身もまたそう認識し悩んでいました。その本は哲学書であり、非常に崇高かつ難しい内容となっています。人生の総決算をこう迎えたいと19歳で思いました。12年周期だとあと3年しかないのです。24歳は会計士受験勉強の真最中でした。合格は26歳のときでした。会社を32歳で辞め、スタートさせました。36歳は独立して4年目です。営業コンサルをしていましたが、スタッフでもできるようにしなければならないと考えました。そこで自分で動くのを止めました。将来会社をどうしていこうか、もがきました。大きなことを考えることもできず必死でした。48歳でも今と同じことをしていては60歳になった時、時間に追われ、乾ききった虚しい人生になってしまうと考えました。今48歳を迎える作家が60歳になるように、経営も作品だと思います。60歳を振り返ったとき、良いものと感じるためには、これまでと同じではいけないということは分かっています。もう1つ、10年周期で考えた場合があります。20代は自己投資。給与は少ないので貯金よりも時間を有効活用すべきです。私は英会話学校に300万円投資しました。30代のステップのために貯金もいいと考えるようになりました。現在9億円溜まっています。貯金が趣味になると、作品としては良くないので40代.50代でやることではありません。40代はそのお金の使い方を覚えるべきです。私が最近この会社で行った最も大きな投資は国際事業です。今も赤字です。インドは4000万円の利益がでていますが、最初はインドも赤字でした。50代は人生の完成形です。ここまでうまくいっていれば、稼げます。大手税理士法人の代表が言っていましたが、うなぎを食べながら1時間講演しただけで500万円稼いだことがあるそうです。私もそれが完成系だと思います。がむしゃらな時期は必要です。ただ、これからは力を抜いて作品を仕上げる時期です。残りの12年の中ではこの1年が体力づくりの期間です。先日、友人と会いました。受験時代の友人です。3つ年下なのですが驚きました。彼はトライアスロンを行っています。経営者は40後半から肉体、気力、事業の順を鍛えなければなりません。私は加圧トレーニングを行っています。また有酸素運動としてTRFのダンスを毎日行っています。外で走ると風邪をひきやすくなるので暖かい部屋で行います。60代になって振り返る時に楽しむためです。30代は一生懸命、40代はトキメキ、50代は感動です。経験を積むほど感動しなくなっていきます。いかに日常的なもので感動するようになるかを考えました。若いうちは美しい女性を見るだけでときめきます。彼は40代を感動のテーマにしていました。私もそうしようと思いました。楽しむをテーマにしないとよい人間関係作り、良い作品ができないからです。また次の12年を楽しむつもりです。今後の国際会議はリゾート地で行っていきます。次回はゴアで、5.6月にはインドネシアのバリで行います。その次はセブ島、ミャンマーの未開のリゾートで行います。ミャンマーの海岸は、タイのプーケットよりもきれいと期待しています。リゾートと世界遺産巡りをしたいです。マルチナショナルな企業はこのような経営会議を行えません。グローバル企業では目的は顔合わせ、初日は会議、次の日はゴルフといった会議を行っています。そこに行きたいと考えさせることが重要です。贅沢だと思わせられれば皆さん参加したがるようになるためです。私自身も皆さんと楽しむことが目的です。先週山梨の河口湖で拡大シニア会議を17時から26時まで行いました。次回は熱海で2月に20人規模で行います。国内会議も毎月日本各地の温泉めぐり等を考えています。日立が初めて取締役会議をデリーで開きました。全員参加したようです。アピールするためにお金を使うことが重要です。経営ノウハウをシニアに繋げられる会議にしたいです。現在行っている週単位の経営会議ではなかなか時間をとれません。経営会議はビデオで開示し全社員が見れるようにします。10億円貯まったら、弊社はすぐには倒産しません。株主も私1人なので配当のリスクもありません。世の中で言う一般的な良い会社にもっていかなければ、私がいなくなった時に弊社はもちません。そのレベルを目指していきます。
(小林(祐)さん)
みんなが楽しいとはどういった意味でしょうか。
(久野会長)
私は仕事をしていれば楽しいです。ただそれだと皆さんが楽しいとは限りません。その一方で20代30代のがむしゃらさを忘れてはいけません。
(小林(祐)さん)
厳しさに耐えるにはどうすればよいでしょう。
(久野会長)
ある方が最後の12年で熱い言葉を書いていました。死ぬほどやってごらん、死なないからと。しかし本人は亡くなっています。20代30代でのやり方を40代でも変えなかったためです。年齢とともにスタイルを変えてくべきです。60代で終わりといったものの、私は90歳まで生きます。『でき若』の執筆に30代後半から7年かけました。作品は処女作が1番良い出来になります。理由は時間を1番かけるからです。しかしドラッガーは常に、今書いている本が最高と言っています。理由は未来に向かって書くからです。昔の本は読まないそうです。確かにその通りだと思います。将来を予測する預言者的なスタイルです。予言の見地から常に執筆する、そんなスタイルに転換できればもっといい本を執筆できると思います。『でき若』は陳腐化してきています。時間もかけられないので60歳になった時点で書こうかと考えています。
(小林(祐)さん)
50代で楽しむとはどういうことでしょうか。シニアは一生懸命やっていくべきと思いました。
(河原さん)
10年前に会社を辞めました。私はそれからハワイで遊んだので、まだまだこれからです。『でき若』には顧客主義か従業員主義かというトピックがありました。会長はどちらなのでしょうか。
(久野会長)
前も言いましたが、社会主義です。皆さんにとってよいものを創ります。それが教育です。1月に恩師を呼びます。皆さんを生徒か教師の卵として扱うのか、について悩んでいます。私自身が担任の教師なのか校長の立場なのかどう考えるかで変わります。ある時教員が辞表をもってきたそうです。周りはまだ頑張れる、と止めました。しかし彼は即受理して辞めさせました。公務員が辞めるのは勇気が要ることです。しかし彼は生徒によいサービスを提供できない教師は辞めるべきと考たためです。対教師の関係は、経営でも同じことが言えます。生徒として扱うならば、1人も落ちこぼれをだしてはいけないのです。私は皆さんを教師の卵として扱ってきました。しかし年齢が離れると両面をもたなければいけないと感じてきています。今まで卵として扱ってきたから、厳しくしてきました。この違いはシニアか否かが基準です。スタッフは生徒として扱わなければ、意味分からないことを言われ意味が分からず辞めていきます。江藤先生も入り口は優しいです。彼はこれを甘え直しと言っています。患者として扱っています。上級だとカウンセラーだから厳しくしています。ワタミもアルバイトには優しいです。リージョナルマネージャーには厳しいです。オリエンタルランドもそうです。
(稲葉さん)
オリエンタルランドは仕組みが完璧だと思います。
(久野会長)
そうですね、弊社もオリエンタルランドのようにしたいです。やはり問題は給料ではないですね。そこをどう教え込めるかがテーマです。できるかどうかはわかりませんが。プロとしての楽しみ方を教えるのです。世の中には考えないと、おいしそうに見える毒饅頭がたくさんあります。昔、ストック・オプションを入手すれば1億円手に入ると言われました。自分が年収5000万なら2年で手に入る金額です。だから飛びつきませんでした。自分の人生が1億円で狂うところでした。現在の皆さんは年収400万円で幸せになれます。現在200万円だから2倍の給与を得れることになるためです。しかし人生トータルで考えた場合、それは注意しなければなりません。資格も同じです。一旦飛びついてみたものの受からない人が多いです。
(金内さん)
投資を楽しむ、についてなのですが、この流れを見ると次の段階は分配と思いました。
(久野会長)
承継のフェーズでも良いと思います。ただそれだと50代は退屈だと思います。ドラッガーは人生は歳を重ねるほど楽しくなると言っています。悪い欲求から開放されていくと言っていました。焦燥感だけは残したくないのです。ビジネスを大きくして不幸になる人が多いです。より良いキャンパスを描いておかなければなりません。60代で完成するキャンパスを描いておかなければなりません。それが経営という作品です。それを達成するためにも私が事業意欲をなくさないよう、イージーダンスを踊り続けます。中国国際事業のスキームを構築します。
本日、くのじむ日記を担当します、鶴岡 亮です。2013年はノロウィルスが流行する様ですのでお気をつけ下さい。
【3分間スピーチ】
(加藤(陽)さん)
6月末から9月末までの出向のお話をさせていただきます。当初経理案件で出向する予定でした。
しかし実際は作業も行っていました。駄菓子の製造を業とする会社です。単純作業が中心でしたが、徐々にチョコレートの在庫管理、製造計画といった管理業務も任されるようになりました。これらはコミュニケーションを取ることでこなせるようになっていきました。私としては当初3ヶ月契約だったのに延長のお話も頂き大満足しています。1人で行動するのではなくて、チームでこなすことが成功体験に繋がると思います。そして小さな成功体験から大きな成功体験につなげていきたいです。
(佐々木さん)
加藤さんはコミュニケーションが不得意なのですか。
(加藤(陽)さん)
不得意とは思っていません。ただ客観的に見て不得意に見えるようです。
(佐々木さん)
どう改善されたのでしょうか。
(加藤(陽)さん)
報連相を徹底するようにしました。また、1人で解決しようとしないことを意識しました。
(佐々木さん)
夜残業されているようですが、何をされているのでしょうか。
(加藤(陽)さん)
資料をまとめる業務を行っています。
(佐々木さん)
1人でいるシーンを多く見かけるので周りに相談する時間を増やした方がいいと思います。
(檜山さん)
何が言いたかったのでしょうか。最後に言いたいことを言いましたが、器が小さいと感じました。初めての出向先で問題をクリアしたと思っているようですが、目標設定が低いと思います。目標が高ければ大満足という言葉はでてこないと思います。将来はどうなりたいのでしょうか。
(加藤(陽)さん)
税理士になりたいと考えています。
(檜山さん)
その後はどうされるのでしょうか。
(加藤(陽)さん)
個人で顧客を獲得していきたいと考えています。
(檜山さん)
目標をもっているならば行動で示したほうがよいと思います。
(稲葉さん)
目標設定の問題もありますが、まず元気がないことが問題だと思います。猫背はよくないです。また聞き手の目を見て話すほうが良いと思います。毎日意識して変えていきましょう。このようなスピーチでは聞き手の気分が乗らないと思います。顧客の求めてるものを目的にしてほしいです。
(加藤(陽)さん)
こもる癖があるので気をつけます。1つのことに集中すると没頭してしまいます。コミュニケーションを図ろうと思います。
(稲葉さん)
クライアントだけでなく、社内でも与えられるものがないか意識してほしいです。
【でき若ディスカッション】 第1章「企業の使命は、社員を「自立」させること」P24.~P25.
(河原さん)
日本における終身雇用制はすでに崩壊しているので、自立心が重要です。近年、パナソニック、シャープやソニーといった企業の正社員が早期退職制度に呼応して会社を去っていますが、中高年で資格もない彼らはなかなか次の仕事が見つかりません。会社に依存しすぎてしまったためです。私の最初の会社の同期2人も、今年の3月に会社を退職しました。そして未だに会社を見つけられていません。40代後半の彼ら2人のうち、1人は今介護ヘルパーの資格試験の勉強をしており、もう1人は税理士の勉強をしています。前途は厳しいです。皆さんは会社に依存せず自立心をもち勉強して資格や経験を積んで下さい。
(斎藤(清)さん)
河原さんの意見に概ね賛成です。若者はどうすべきなのでしょうか。キャリアについて我々は何に気をつけるべきでしょうか。職選びの基準や目標の立て方について、河原さんの経験、知識を生かしてアドバイスをください。
(河原さん)
私は皆さんより年を重ねています。最も重要な点は会計事務所での経験もそうですが、事業の知識、将来のための勉強です。目に見えないものこそ大切です。経験のみでは不十分ということです。勉強すべきです。日本の雇用では経験のみでマネージャーを採用するということは少ないです。
(斎藤(清)さん)
目の前のことだけに集中し勉強を怠るリスクがあると思います。仕事と勉強を通じて我々は情報共有すべきと思いました。経済情報を入手しリスクへの準備についてこれからもアドバイスをいただいていきたいです。
(檜山さん)
ツイッターのリレーについて話します。2011年3月11日、東日本大震災が起こったことは皆さんの記憶に残っているかと思います。気仙沼市は巨大な津波に飲み込まれ、猛烈な火災に見舞われました。中央公民館に障害施設の園長と400名が取り残され孤立していました。電話を使えないため連絡の唯一の手段がメールでした。マザーズホーム園長の内海直子さんはロンドンに滞在する息子に「火の海 駄目かも 頑張る」とメールを送りました。息子はすぐにツイッターに書き込みました。神様にお願いします。衝動児童施設の園長である私の母が子供数十人と一緒に、避難先の気仙沼中央公民館の3階に閉じ込められています。下階や外は津波で浸水し、地上からは近寄れない模様です。もし空からの救助が可能であれば子供たちだけでも助けてあげられませんでしょうか。」と。これを見た東京都在住の鈴木修一さんが東京都副知事である猪瀬直樹氏にリツイートしました。彼はメールの内容から真実性を確信し、防災部長を呼び、夜明けとともにヘリを向かわせました。迅速な決断が功を奏し翌朝9時にヘリが現地に到着し400名全員が救出されました。この話を聞き思わず涙が出ました。今日ツイッター、メール、テレビといったのコンテンツをを通じて従来の枠組みを超えた情報が入ってきます。我々はその情報を元にプロのコンサルタントとして自分でできることをすぐに計画、実行する姿勢を大切にしなければなりません。
(久野会長)
今年最後のスピーチになるかと思います。私にとって来年は歳男の年です。来年からさらに12歳加わると60歳となります。60歳に私の作品が完了します。そうなるように考えています。公認会計士試験の予備校時代、イギリス作家のウィゴの本を読みました。彼はサミングアップ大衆作家で売れていましたが、芸術性に欠けるといわれ、彼自身もまたそう認識し悩んでいました。その本は哲学書であり、非常に崇高かつ難しい内容となっています。人生の総決算をこう迎えたいと19歳で思いました。12年周期だとあと3年しかないのです。24歳は会計士受験勉強の真最中でした。合格は26歳のときでした。会社を32歳で辞め、スタートさせました。36歳は独立して4年目です。営業コンサルをしていましたが、スタッフでもできるようにしなければならないと考えました。そこで自分で動くのを止めました。将来会社をどうしていこうか、もがきました。大きなことを考えることもできず必死でした。48歳でも今と同じことをしていては60歳になった時、時間に追われ、乾ききった虚しい人生になってしまうと考えました。今48歳を迎える作家が60歳になるように、経営も作品だと思います。60歳を振り返ったとき、良いものと感じるためには、これまでと同じではいけないということは分かっています。もう1つ、10年周期で考えた場合があります。20代は自己投資。給与は少ないので貯金よりも時間を有効活用すべきです。私は英会話学校に300万円投資しました。30代のステップのために貯金もいいと考えるようになりました。現在9億円溜まっています。貯金が趣味になると、作品としては良くないので40代.50代でやることではありません。40代はそのお金の使い方を覚えるべきです。私が最近この会社で行った最も大きな投資は国際事業です。今も赤字です。インドは4000万円の利益がでていますが、最初はインドも赤字でした。50代は人生の完成形です。ここまでうまくいっていれば、稼げます。大手税理士法人の代表が言っていましたが、うなぎを食べながら1時間講演しただけで500万円稼いだことがあるそうです。私もそれが完成系だと思います。がむしゃらな時期は必要です。ただ、これからは力を抜いて作品を仕上げる時期です。残りの12年の中ではこの1年が体力づくりの期間です。先日、友人と会いました。受験時代の友人です。3つ年下なのですが驚きました。彼はトライアスロンを行っています。経営者は40後半から肉体、気力、事業の順を鍛えなければなりません。私は加圧トレーニングを行っています。また有酸素運動としてTRFのダンスを毎日行っています。外で走ると風邪をひきやすくなるので暖かい部屋で行います。60代になって振り返る時に楽しむためです。30代は一生懸命、40代はトキメキ、50代は感動です。経験を積むほど感動しなくなっていきます。いかに日常的なもので感動するようになるかを考えました。若いうちは美しい女性を見るだけでときめきます。彼は40代を感動のテーマにしていました。私もそうしようと思いました。楽しむをテーマにしないとよい人間関係作り、良い作品ができないからです。また次の12年を楽しむつもりです。今後の国際会議はリゾート地で行っていきます。次回はゴアで、5.6月にはインドネシアのバリで行います。その次はセブ島、ミャンマーの未開のリゾートで行います。ミャンマーの海岸は、タイのプーケットよりもきれいと期待しています。リゾートと世界遺産巡りをしたいです。マルチナショナルな企業はこのような経営会議を行えません。グローバル企業では目的は顔合わせ、初日は会議、次の日はゴルフといった会議を行っています。そこに行きたいと考えさせることが重要です。贅沢だと思わせられれば皆さん参加したがるようになるためです。私自身も皆さんと楽しむことが目的です。先週山梨の河口湖で拡大シニア会議を17時から26時まで行いました。次回は熱海で2月に20人規模で行います。国内会議も毎月日本各地の温泉めぐり等を考えています。日立が初めて取締役会議をデリーで開きました。全員参加したようです。アピールするためにお金を使うことが重要です。経営ノウハウをシニアに繋げられる会議にしたいです。現在行っている週単位の経営会議ではなかなか時間をとれません。経営会議はビデオで開示し全社員が見れるようにします。10億円貯まったら、弊社はすぐには倒産しません。株主も私1人なので配当のリスクもありません。世の中で言う一般的な良い会社にもっていかなければ、私がいなくなった時に弊社はもちません。そのレベルを目指していきます。
(小林(祐)さん)
みんなが楽しいとはどういった意味でしょうか。
(久野会長)
私は仕事をしていれば楽しいです。ただそれだと皆さんが楽しいとは限りません。その一方で20代30代のがむしゃらさを忘れてはいけません。
(小林(祐)さん)
厳しさに耐えるにはどうすればよいでしょう。
(久野会長)
ある方が最後の12年で熱い言葉を書いていました。死ぬほどやってごらん、死なないからと。しかし本人は亡くなっています。20代30代でのやり方を40代でも変えなかったためです。年齢とともにスタイルを変えてくべきです。60代で終わりといったものの、私は90歳まで生きます。『でき若』の執筆に30代後半から7年かけました。作品は処女作が1番良い出来になります。理由は時間を1番かけるからです。しかしドラッガーは常に、今書いている本が最高と言っています。理由は未来に向かって書くからです。昔の本は読まないそうです。確かにその通りだと思います。将来を予測する預言者的なスタイルです。予言の見地から常に執筆する、そんなスタイルに転換できればもっといい本を執筆できると思います。『でき若』は陳腐化してきています。時間もかけられないので60歳になった時点で書こうかと考えています。
(小林(祐)さん)
50代で楽しむとはどういうことでしょうか。シニアは一生懸命やっていくべきと思いました。
(河原さん)
10年前に会社を辞めました。私はそれからハワイで遊んだので、まだまだこれからです。『でき若』には顧客主義か従業員主義かというトピックがありました。会長はどちらなのでしょうか。
(久野会長)
前も言いましたが、社会主義です。皆さんにとってよいものを創ります。それが教育です。1月に恩師を呼びます。皆さんを生徒か教師の卵として扱うのか、について悩んでいます。私自身が担任の教師なのか校長の立場なのかどう考えるかで変わります。ある時教員が辞表をもってきたそうです。周りはまだ頑張れる、と止めました。しかし彼は即受理して辞めさせました。公務員が辞めるのは勇気が要ることです。しかし彼は生徒によいサービスを提供できない教師は辞めるべきと考たためです。対教師の関係は、経営でも同じことが言えます。生徒として扱うならば、1人も落ちこぼれをだしてはいけないのです。私は皆さんを教師の卵として扱ってきました。しかし年齢が離れると両面をもたなければいけないと感じてきています。今まで卵として扱ってきたから、厳しくしてきました。この違いはシニアか否かが基準です。スタッフは生徒として扱わなければ、意味分からないことを言われ意味が分からず辞めていきます。江藤先生も入り口は優しいです。彼はこれを甘え直しと言っています。患者として扱っています。上級だとカウンセラーだから厳しくしています。ワタミもアルバイトには優しいです。リージョナルマネージャーには厳しいです。オリエンタルランドもそうです。
(稲葉さん)
オリエンタルランドは仕組みが完璧だと思います。
(久野会長)
そうですね、弊社もオリエンタルランドのようにしたいです。やはり問題は給料ではないですね。そこをどう教え込めるかがテーマです。できるかどうかはわかりませんが。プロとしての楽しみ方を教えるのです。世の中には考えないと、おいしそうに見える毒饅頭がたくさんあります。昔、ストック・オプションを入手すれば1億円手に入ると言われました。自分が年収5000万なら2年で手に入る金額です。だから飛びつきませんでした。自分の人生が1億円で狂うところでした。現在の皆さんは年収400万円で幸せになれます。現在200万円だから2倍の給与を得れることになるためです。しかし人生トータルで考えた場合、それは注意しなければなりません。資格も同じです。一旦飛びついてみたものの受からない人が多いです。
(金内さん)
投資を楽しむ、についてなのですが、この流れを見ると次の段階は分配と思いました。
(久野会長)
承継のフェーズでも良いと思います。ただそれだと50代は退屈だと思います。ドラッガーは人生は歳を重ねるほど楽しくなると言っています。悪い欲求から開放されていくと言っていました。焦燥感だけは残したくないのです。ビジネスを大きくして不幸になる人が多いです。より良いキャンパスを描いておかなければなりません。60代で完成するキャンパスを描いておかなければなりません。それが経営という作品です。それを達成するためにも私が事業意欲をなくさないよう、イージーダンスを踊り続けます。中国国際事業のスキームを構築します。