本日、くのじむ日記を担当します、高橋薫です。
本日は一週間の中日となり、疲れている方もいると思いますが、気を引き締めて頑張りましょう。
【3分間スピーチ】
(受講生のスピーチ)
初めて「でき若」を読んだときは、窮屈に感じました。なぜなら私は会計士を目指しており、この会社はスキル以上にマインドを求められていると感じたからです。「でき若」にモチベーションを常に高く持てという記述がありました。しかし、モチベーションは上がったり下がったりするもので、それを受け入れる心の余裕というのも必要かと思います。未経験の仕事が多く、不安もありますが、一生懸命その仕事に取り組む中でその不安を解決していきたいです。
(重松さん)
あなたは入社して1年後、5年後、10年後どうなっていたいですか。
(受講生)
「でき若」では過程を大事にしていますが、私には5年後または10年後に会計士になりたいという明確な目標があります。会社に勤めていると、様々なことが起きると思います。私は以前の職場で会社に依存していた部分がありました。それゆえ今後は、自分から仕事を取りに行く姿勢を身に着けていきたいと思います
(重松さん)
ありがとうございます。その姿勢が成長につながると思います。
(檜山さん)
あなたのスピーチには色んなテーマがありました。あなたは社会貢献・道・余裕・心のどこに焦点をあてて話をしたのですか。
(受講生)
私は、私の人生における精神論について話をしました。
(檜山さん)
あなたは技術を磨いてから心を鍛え、余裕を持てるようになりたいと言いました。つまり、あなたは1番目に技術、2番目に心、そして3番目に余裕という優先順位をつけて話しているように思いました。
(受講生)
心のテーマに関してはとても重要だと思っています。
(檜山さん)
あなたの優先順位は、1番目に精神、2番目に技術ということですか。私は技術は非常に重要だと思っています。それは顧客に貢献するものになるからです。
【でき若ディスカッション】 第9章 第1項 「社会に価値を与えられる人間になるには」 P.188~
(英語の先生)
TCGの社員の方々は皆、目的を持っています。しかし、その目的は動物の目的と同じではありません。動物はただ生きることを目的とします。しかし、私たちは自己愛を持ち自分自身にプライドを持つ事で、誰でもリーダーになれると久野会長は言っています。あなたは強みを生かして、どのような社会貢献が出来ますか。この社会貢献を考えることで大きなパフォーマンスができると思います。あなたは何を思ったときに、社会貢献したいと思いますか。
(田辺さん)
私は日本が大好きです。食事は美味しいし、花は美しいし、四季もあります。私は10年前にトラブルに巻き込まれ、その時は日本が好きではありませんでした。日本人の悪い部分ばかり見ていました。しかし、日本の強みに目を向けるとだんだん好きになりました。社会貢献をし、あなた方の夢も叶えたいと思います。
(小山さん)
スピーチありがとうございます。あなたは日本の強みを実際に見て好きになったと言いましたが、日本はだんだん弱くなってきています。それは知っていますか。
(田辺さん)
あまり知りません。今は強みに目を向けるようにしています。どの国も強みや弱みを持っていると思いますので。
(小山さん)
日本の経済は弱体化していますが、それでも日本が好きですか。また、それは何故ですか。
(田辺さん)
はい好きです。花・木・川など美しい自然があるので私は日本が好きです。
(サイモンさん)
あなたが言っているのは強みというよりは、良い点と悪い点です。日本の経済が衰退していてもあなたは日本の良い点に目を向けているのだと思います。
(田辺さん)
そうですね。日本人は侍魂を持っていると思います。
(岩瀬さん)
現在、日本の強みは失われてきていると思います。私も日本人は侍魂を持っているという意見に同意します。しかし、現在日本人はそういう心を失っていると思いますが、それについてはどう思いますか。今あなたが思う日本人の強みを深く具体的に教えて下さい。
(田辺さん)
私はそうは思っていません。もし私が何もしなければ経済も良くなりませんが、私一人から行動を起こす必要があると思います。努力をすれば状況は改善すると思います。
(岩瀬さん)
その侍魂がどのように経済の向上につながると思いますか。
(小谷野さん)
あなたの働く上での理念は何ですか。あなたはとても積極的で、今度フィリピンにも行く予定です。
(田辺さん)
私は社会に貢献したいです。次世代の子どもたちに良い社会を残したいです。
(小谷野さん)
あなたの理念を実際の業務でどのように広げていきますか。
(田辺さん)
人に語る事で伝えていきたいと思います。
(杉山さん)
私達は社会の一部だと思います。今日は私の意見を聞いて欲しいと思います。私達は子供の頃から何かに所属しています。家族・学校・そして会社などです。しかし、私は、自分自身が会社の一部であると考えてしまうと、自分の視野が狭まってしまうと思います。しかし、世界の一部であると考えると、自分の視野が広がるように思えます。つまり、私が言いたいことは小さい視点に立つのではなく、大きな視点から社会貢献をするといった視点を持つ事が重要だと思います。私は、まだ出会った事のない世界中の人々に貢献することができると信じて、日々真剣に業務に取り組んでいます。
(吉田さん)
私は中小企業の顧客が抱える問題を解決し、社会に影響を与えるために、この企業で中小企業のクライアント向けのビジネスに従事しています。私は現在、営業電話と飛び込み営業の仕事を行っています。もしも顧客が取引と直接関係のない話題を話しても、興味があるように聞かなくてはなりません。私たちの真剣に話を聞く態度が相手に良い印象を与えるのです。
(受講生)
お早うございます。私の名前は松山といいます。私の前職はプログラマーです。また、スーパーで接客業をしていた経歴もあります。私がTCGに入社した理由は輝かしい未来を手に入れるためです。私は仕事を通じて自分の能力を高め、社会に貢献していきたいです。
(田中さん)
私はCDDに所属しています。私の仕事は、月報の管理や資格の取得を支援することです。それゆえ、私は顧客に直接貢献することは出来ません。しかし、雇用者のサポートは出来ます。もし雇用者が資格を取れば、それは顧客の貢献につながります。たからこそ、私は社員に資格を取得していただくよう常に考えて行動していきます。
(英語の先生)
事前に準備していた内容を話して下さい。
(田中さん)
私は昨日の後悔について考えました。今日は後悔と反省の違いについてお話します。私は後悔は次のステップに進もうとしないと思います。しかし、反省は次のステップに進もうしていると思います。多くの人はネガティブな感情を持ってしまいます。しかし、大切なのは次に何をすべきかを考えることです。それゆえ、もし私がネガティブな感情を持ったときは、何をすべきか考え、常に次のステップに進める多くのことによう取り組んでいきます。
(小山さん)
私は前職では3年間医療系の会社で働いていました。その職場で様々な経験をしました。これから私はTCGで想像もつかないような仕事を経験すると思います。今年は新入社員が入社してきたので私は彼らに私の経験を話したいです。
(檜山さん)
一つ質問があります。あなたの経験をTCGでどのように活かしますか。久野会長は以前言いました。経験の有無ではないと。
(小山さん)
コミュニケーションスキルを得ました。
(檜山さん)
クライアントへ行って得たものは何ですか。皆さんに共有して下さい。
(小山さん)
過去の経験も大事ですが、これから何にチャレンジするかということを考える必要があります。私からは皆様に何事にもチャレンジすることをお勧めします。
(久野会長)
インド人マネージャーは、「自分には人を採用する権限もないし、その他の事項に関しても何の権限もない。会長の承認がなければ何も出来ない」と言います。インド人マネーシャーの考えるとは、まずは自由に物事を取り決めることができる権限が与えられ、そこに責任が伴ってくると考えているようです。しかし、私はマネージャーとしての義務が前提にあり、そこに権限が伴ってくるものと考えています。
(サイモンさん)
彼は責任について、権利ばかりにフォーカスしていると思います。
(久野会長)
産業革命のときに、労働者達は労働を強制され、自分たちの権利ばかりを主張しました。優れた労働者となりたければ、マネージャーとしての考えを持つ必要があります。一般的な労働者はみな権限の有無を主張してきました。インド人スタッフはみな私たちには権限が与えられていないと主張します。権限とは、与えられるものではなく、自ら得るものだということを、インド人スタッフとディスカッションしなければなりません。
(サイモンさん)
ディスカッションはフランスでは非常に重要と考えられています。
(久野会長)
インド人と日本人の違いを議論し、互いに理解することは非常に重要です。インド人は日本のやり方をインドで取り入れるべきではないといいます。
(サイモンさん)
相手を尊重するのは大事ですが、行きすぎるのは危ないと思う。
(久野会長)
我々はインド人スタッフをプロとして尊重するのであれば、彼らの行動を許すことができません。インド人はとても傲慢で、口が達者で、言い訳を探すのが上手いと思います。我々は彼らと対等にディべートを行える能力が必要です。
(サイモンさん)
インド人のようにフランス人もディベートが好きです。フランス人はいつも言い訳を探しているというわけではありません。
(久野会長)
インドの文化と日本の文化の違いに着目して議論を進めてはいけません。国際的な観点から議論を進めるべきです。
(徐さん)
会長はインド人スタッフが「私たちには責任がない」と発言したと言いましたが、私はそれをなかなか信じることができません。その発言に対して会長は「あなたたちに与える給料にみあうだけの利益をつくって下さい」と発言すればいいのではと私は考えました。権利と責任はとても重要です。自分の責任をきちんと受け入れることで、より大きな権限が与えられると思います。
(久野会長)
インド人スタッフたちは私に雇われたと思っています。会社の出す結果は私の責任だと彼らは考えている。努力はできますが、結果は私たちのせいではないとインド人スタッフたちは考えています。スタッフの人員数などについて不平を言うのです。そういった人たちと会話をするのはとても難しいです。彼らのマインドを変える必要があります。日本でも社員はすぐに辞めます。しかし、会社が成長していれば彼らは私が正しいと気づくと思います。人々は良い結果はすぐに受け入れられます。結果を受け入れることは簡単ですが、哲学を受け入れることは難しいです。日本にある会社においてはこのような問題に取り組む必要はありません。なぜなら日本にある会社は既に大きくなったからです。しかし、インドの会社は違います。会社があまり大きくなっていない場合、社員は経営者の戦略を受け入れることは容易ではありません。我々は何をしたいかという点に着目しなければなりません。人々を成長させるためには、良い考え方や習慣を職場全体で共有する必要があります。インドではインド人スタッフを育てる優れたマネージャーを育てる必要があります。
(徐さん)
タイでも同じようなことがあるのですか。
(久野会長)
タイではスタッフを雇う必要がないので、スタッフを雇っていません。外注だけです。もしインド人スタッフをディスカッションをしたいのならば、インド人の話をきちんと聞くことも必要だと思います。インド人の話を聞く事ができますか。我々はインド人スタッフと話をする時は、気をつけなければなりません。彼らは「私たちは責められている」と不満を言うからです。我々は最終的な目標を妥協してはいけません。しかし、手段については時に妥協をしてもいいと思います。私は既に新しいマネージャーを採用することを決めました。
本日は一週間の中日となり、疲れている方もいると思いますが、気を引き締めて頑張りましょう。
【3分間スピーチ】
(受講生のスピーチ)
初めて「でき若」を読んだときは、窮屈に感じました。なぜなら私は会計士を目指しており、この会社はスキル以上にマインドを求められていると感じたからです。「でき若」にモチベーションを常に高く持てという記述がありました。しかし、モチベーションは上がったり下がったりするもので、それを受け入れる心の余裕というのも必要かと思います。未経験の仕事が多く、不安もありますが、一生懸命その仕事に取り組む中でその不安を解決していきたいです。
(重松さん)
あなたは入社して1年後、5年後、10年後どうなっていたいですか。
(受講生)
「でき若」では過程を大事にしていますが、私には5年後または10年後に会計士になりたいという明確な目標があります。会社に勤めていると、様々なことが起きると思います。私は以前の職場で会社に依存していた部分がありました。それゆえ今後は、自分から仕事を取りに行く姿勢を身に着けていきたいと思います
(重松さん)
ありがとうございます。その姿勢が成長につながると思います。
(檜山さん)
あなたのスピーチには色んなテーマがありました。あなたは社会貢献・道・余裕・心のどこに焦点をあてて話をしたのですか。
(受講生)
私は、私の人生における精神論について話をしました。
(檜山さん)
あなたは技術を磨いてから心を鍛え、余裕を持てるようになりたいと言いました。つまり、あなたは1番目に技術、2番目に心、そして3番目に余裕という優先順位をつけて話しているように思いました。
(受講生)
心のテーマに関してはとても重要だと思っています。
(檜山さん)
あなたの優先順位は、1番目に精神、2番目に技術ということですか。私は技術は非常に重要だと思っています。それは顧客に貢献するものになるからです。
【でき若ディスカッション】 第9章 第1項 「社会に価値を与えられる人間になるには」 P.188~
(英語の先生)
TCGの社員の方々は皆、目的を持っています。しかし、その目的は動物の目的と同じではありません。動物はただ生きることを目的とします。しかし、私たちは自己愛を持ち自分自身にプライドを持つ事で、誰でもリーダーになれると久野会長は言っています。あなたは強みを生かして、どのような社会貢献が出来ますか。この社会貢献を考えることで大きなパフォーマンスができると思います。あなたは何を思ったときに、社会貢献したいと思いますか。
(田辺さん)
私は日本が大好きです。食事は美味しいし、花は美しいし、四季もあります。私は10年前にトラブルに巻き込まれ、その時は日本が好きではありませんでした。日本人の悪い部分ばかり見ていました。しかし、日本の強みに目を向けるとだんだん好きになりました。社会貢献をし、あなた方の夢も叶えたいと思います。
(小山さん)
スピーチありがとうございます。あなたは日本の強みを実際に見て好きになったと言いましたが、日本はだんだん弱くなってきています。それは知っていますか。
(田辺さん)
あまり知りません。今は強みに目を向けるようにしています。どの国も強みや弱みを持っていると思いますので。
(小山さん)
日本の経済は弱体化していますが、それでも日本が好きですか。また、それは何故ですか。
(田辺さん)
はい好きです。花・木・川など美しい自然があるので私は日本が好きです。
(サイモンさん)
あなたが言っているのは強みというよりは、良い点と悪い点です。日本の経済が衰退していてもあなたは日本の良い点に目を向けているのだと思います。
(田辺さん)
そうですね。日本人は侍魂を持っていると思います。
(岩瀬さん)
現在、日本の強みは失われてきていると思います。私も日本人は侍魂を持っているという意見に同意します。しかし、現在日本人はそういう心を失っていると思いますが、それについてはどう思いますか。今あなたが思う日本人の強みを深く具体的に教えて下さい。
(田辺さん)
私はそうは思っていません。もし私が何もしなければ経済も良くなりませんが、私一人から行動を起こす必要があると思います。努力をすれば状況は改善すると思います。
(岩瀬さん)
その侍魂がどのように経済の向上につながると思いますか。
(小谷野さん)
あなたの働く上での理念は何ですか。あなたはとても積極的で、今度フィリピンにも行く予定です。
(田辺さん)
私は社会に貢献したいです。次世代の子どもたちに良い社会を残したいです。
(小谷野さん)
あなたの理念を実際の業務でどのように広げていきますか。
(田辺さん)
人に語る事で伝えていきたいと思います。
(杉山さん)
私達は社会の一部だと思います。今日は私の意見を聞いて欲しいと思います。私達は子供の頃から何かに所属しています。家族・学校・そして会社などです。しかし、私は、自分自身が会社の一部であると考えてしまうと、自分の視野が狭まってしまうと思います。しかし、世界の一部であると考えると、自分の視野が広がるように思えます。つまり、私が言いたいことは小さい視点に立つのではなく、大きな視点から社会貢献をするといった視点を持つ事が重要だと思います。私は、まだ出会った事のない世界中の人々に貢献することができると信じて、日々真剣に業務に取り組んでいます。
(吉田さん)
私は中小企業の顧客が抱える問題を解決し、社会に影響を与えるために、この企業で中小企業のクライアント向けのビジネスに従事しています。私は現在、営業電話と飛び込み営業の仕事を行っています。もしも顧客が取引と直接関係のない話題を話しても、興味があるように聞かなくてはなりません。私たちの真剣に話を聞く態度が相手に良い印象を与えるのです。
(受講生)
お早うございます。私の名前は松山といいます。私の前職はプログラマーです。また、スーパーで接客業をしていた経歴もあります。私がTCGに入社した理由は輝かしい未来を手に入れるためです。私は仕事を通じて自分の能力を高め、社会に貢献していきたいです。
(田中さん)
私はCDDに所属しています。私の仕事は、月報の管理や資格の取得を支援することです。それゆえ、私は顧客に直接貢献することは出来ません。しかし、雇用者のサポートは出来ます。もし雇用者が資格を取れば、それは顧客の貢献につながります。たからこそ、私は社員に資格を取得していただくよう常に考えて行動していきます。
(英語の先生)
事前に準備していた内容を話して下さい。
(田中さん)
私は昨日の後悔について考えました。今日は後悔と反省の違いについてお話します。私は後悔は次のステップに進もうとしないと思います。しかし、反省は次のステップに進もうしていると思います。多くの人はネガティブな感情を持ってしまいます。しかし、大切なのは次に何をすべきかを考えることです。それゆえ、もし私がネガティブな感情を持ったときは、何をすべきか考え、常に次のステップに進める多くのことによう取り組んでいきます。
(小山さん)
私は前職では3年間医療系の会社で働いていました。その職場で様々な経験をしました。これから私はTCGで想像もつかないような仕事を経験すると思います。今年は新入社員が入社してきたので私は彼らに私の経験を話したいです。
(檜山さん)
一つ質問があります。あなたの経験をTCGでどのように活かしますか。久野会長は以前言いました。経験の有無ではないと。
(小山さん)
コミュニケーションスキルを得ました。
(檜山さん)
クライアントへ行って得たものは何ですか。皆さんに共有して下さい。
(小山さん)
過去の経験も大事ですが、これから何にチャレンジするかということを考える必要があります。私からは皆様に何事にもチャレンジすることをお勧めします。
(久野会長)
インド人マネージャーは、「自分には人を採用する権限もないし、その他の事項に関しても何の権限もない。会長の承認がなければ何も出来ない」と言います。インド人マネーシャーの考えるとは、まずは自由に物事を取り決めることができる権限が与えられ、そこに責任が伴ってくると考えているようです。しかし、私はマネージャーとしての義務が前提にあり、そこに権限が伴ってくるものと考えています。
(サイモンさん)
彼は責任について、権利ばかりにフォーカスしていると思います。
(久野会長)
産業革命のときに、労働者達は労働を強制され、自分たちの権利ばかりを主張しました。優れた労働者となりたければ、マネージャーとしての考えを持つ必要があります。一般的な労働者はみな権限の有無を主張してきました。インド人スタッフはみな私たちには権限が与えられていないと主張します。権限とは、与えられるものではなく、自ら得るものだということを、インド人スタッフとディスカッションしなければなりません。
(サイモンさん)
ディスカッションはフランスでは非常に重要と考えられています。
(久野会長)
インド人と日本人の違いを議論し、互いに理解することは非常に重要です。インド人は日本のやり方をインドで取り入れるべきではないといいます。
(サイモンさん)
相手を尊重するのは大事ですが、行きすぎるのは危ないと思う。
(久野会長)
我々はインド人スタッフをプロとして尊重するのであれば、彼らの行動を許すことができません。インド人はとても傲慢で、口が達者で、言い訳を探すのが上手いと思います。我々は彼らと対等にディべートを行える能力が必要です。
(サイモンさん)
インド人のようにフランス人もディベートが好きです。フランス人はいつも言い訳を探しているというわけではありません。
(久野会長)
インドの文化と日本の文化の違いに着目して議論を進めてはいけません。国際的な観点から議論を進めるべきです。
(徐さん)
会長はインド人スタッフが「私たちには責任がない」と発言したと言いましたが、私はそれをなかなか信じることができません。その発言に対して会長は「あなたたちに与える給料にみあうだけの利益をつくって下さい」と発言すればいいのではと私は考えました。権利と責任はとても重要です。自分の責任をきちんと受け入れることで、より大きな権限が与えられると思います。
(久野会長)
インド人スタッフたちは私に雇われたと思っています。会社の出す結果は私の責任だと彼らは考えている。努力はできますが、結果は私たちのせいではないとインド人スタッフたちは考えています。スタッフの人員数などについて不平を言うのです。そういった人たちと会話をするのはとても難しいです。彼らのマインドを変える必要があります。日本でも社員はすぐに辞めます。しかし、会社が成長していれば彼らは私が正しいと気づくと思います。人々は良い結果はすぐに受け入れられます。結果を受け入れることは簡単ですが、哲学を受け入れることは難しいです。日本にある会社においてはこのような問題に取り組む必要はありません。なぜなら日本にある会社は既に大きくなったからです。しかし、インドの会社は違います。会社があまり大きくなっていない場合、社員は経営者の戦略を受け入れることは容易ではありません。我々は何をしたいかという点に着目しなければなりません。人々を成長させるためには、良い考え方や習慣を職場全体で共有する必要があります。インドではインド人スタッフを育てる優れたマネージャーを育てる必要があります。
(徐さん)
タイでも同じようなことがあるのですか。
(久野会長)
タイではスタッフを雇う必要がないので、スタッフを雇っていません。外注だけです。もしインド人スタッフをディスカッションをしたいのならば、インド人の話をきちんと聞くことも必要だと思います。インド人の話を聞く事ができますか。我々はインド人スタッフと話をする時は、気をつけなければなりません。彼らは「私たちは責められている」と不満を言うからです。我々は最終的な目標を妥協してはいけません。しかし、手段については時に妥協をしてもいいと思います。私は既に新しいマネージャーを採用することを決めました。