諏訪商店街の外れにある通称医者村に中村医院があります。そこを右折れして緑
道に入り諏訪商店街となります。中村医院の緑道に入る側に萩の木が3本植えら
れていて、今は盛りと見事な花を咲かせています。
白い色の花もありますが、写真の色の方が大人の女性を感じて見事です。
松尾芭蕉 の「一家(ひとつや)に 遊女も寝たり 萩と月」の萩はそんな印象です。
この萩が私の大好きなオハギの語源とは知りませんでした。
秋のお彼岸に供えるのは、「オハギ」で、私は粒あんが好みです。
もともと「萩餅」だったものが「御萩餅」となり、略されて「御萩(おはぎ)」にな
ったと書いてあります。だからあんこの色は萩色なのかもしれません。
あずきの粒は夏にできて、秋の「おはぎ」の頃にはまだ柔らかいために「おはぎ」は
“つぶあん”で食べ、冬を越して春のお彼岸に食べる「ぼたもち」のときには、固くな
った粒のままでは使えないので、あずきをつぶして“こしあん”にと考えだされたとあ
ります。成る程、「粒餡」は秋のお彼岸に、「漉し餡」は春のお彼岸に食べるものなの
かと、初めて知りました。
でも私の好物は粒あんですから、皆さんお忘れなく。
折角の萩の見事な花に寄せて、終わりは奇麗な和歌で。
「宮人の 袖つけ衣 秋萩に
匂ひよろしき 高円(たかまど)の宮」 万葉集 大伴家持
道に入り諏訪商店街となります。中村医院の緑道に入る側に萩の木が3本植えら
れていて、今は盛りと見事な花を咲かせています。
白い色の花もありますが、写真の色の方が大人の女性を感じて見事です。
松尾芭蕉 の「一家(ひとつや)に 遊女も寝たり 萩と月」の萩はそんな印象です。
この萩が私の大好きなオハギの語源とは知りませんでした。
秋のお彼岸に供えるのは、「オハギ」で、私は粒あんが好みです。
もともと「萩餅」だったものが「御萩餅」となり、略されて「御萩(おはぎ)」にな
ったと書いてあります。だからあんこの色は萩色なのかもしれません。
あずきの粒は夏にできて、秋の「おはぎ」の頃にはまだ柔らかいために「おはぎ」は
“つぶあん”で食べ、冬を越して春のお彼岸に食べる「ぼたもち」のときには、固くな
った粒のままでは使えないので、あずきをつぶして“こしあん”にと考えだされたとあ
ります。成る程、「粒餡」は秋のお彼岸に、「漉し餡」は春のお彼岸に食べるものなの
かと、初めて知りました。
でも私の好物は粒あんですから、皆さんお忘れなく。
折角の萩の見事な花に寄せて、終わりは奇麗な和歌で。
「宮人の 袖つけ衣 秋萩に
匂ひよろしき 高円(たかまど)の宮」 万葉集 大伴家持