(写真は、パネリストのお一人で、石巻の街づくりに携わる西條さんと)
今年の3.11を前に9日金曜日、毎日新聞・横浜国大主催の東北の復興を考える
フォーラムの総合司会を担当しました。
http://www.ynu.ac.jp/hus/sangaku/6503/detail.html
第一部の基調講演では、毎日新聞の論説委員 伊藤 正志氏が『復興の今とこれからできること』と題して、ご自身が実際に今週、東北で取材されたことを中心に一年経った被災地の状況をお話くださいました。
続く第二部では、神奈川にまつわる産業・スポーツ・行政・学術部門の皆さんが、
震災を受けて行動を起こしたこと、実際に地元・神奈川でこれからできる取り組みについて
お話されました。
横浜国大の柴山名誉教授による神奈川の実際の津波想定、被災地に工場を持っている日産自動車のリカバリーのお話、横浜マリノスのサッカーによる被災地支援・・・・・各界の皆さんのお話はそれぞれが貴重なお話で興味深く、勉強にもなりました。
中でも、会場の皆さんから拍手が起こったのは、石巻の街づくりに携わっている
西條允敏さんが石巻のボランティアの皆さんと作ったDVDを上映された時でした。
『石巻へのこれまでのご支援を感謝しつつ、私達が元気でがんばってることをお伝えするDVDです』とおっしゃって流した映像には、
何度見ても胸が痛い実際の津波発生時の映像もありましたが、住民の方やボランティアの皆さんが、がれきをかき分け整理作業をする様子、そして、なにより、住民の皆さんが笑顔がたくさん映し出されていました。
西條さんのお話を聴いても、復興はもちろんこれから。でも住民の皆さんが、
津波で失ったたくさんの命とものを胸に前向きに取り組んでいる姿を垣間見ることができました。
最後の設けられた質疑応答では、被災地のがれき問題について問われる方もいらっしゃれば、改めて、我が家の減災についても質問される方がいて、
それぞれの皆さんの中に問いかける何かがあったフォーラムだったのだな、と
感じることができました。
ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!
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