たろ,はな&もみじの散歩道

たろはなもみじの愛犬日記。プリザーブドフラワー!旅グルメ、オータカラヅカ!アロマ!我が街湯島界隈!

『NEVER SAY GOODBYE』 宙組トップさよなら公演

2006年06月12日 | 観劇日記、宝塚、ミュージカル、芝居
やはり宝塚は1度目の観劇と2度目の観劇で、いかに心に響く感動が
こうも違うのかということを実感する今日この頃です

私の呑み込みが遅いのかも知れないが、一度目は生徒の配役、お衣装、舞台。。。
と観るところがありすぎる宝塚は、ストーリーに入り込めず、何となく
良かったかもと余韻で終わってしまう事が多いのだ
でもこの何となく良かったというのは、私にとってキーポイントだ

この『 Never Say Goodby 』で特にそれを感じ、2度目の観劇でこんなに
奥深いストーリーだったのかと、さすがは小池先生の作品だと恥ずかしながら、
とても感激した私でした

和央ようか、花總まりのトップコンビの演技は熟練された本物を感じ、
フィナーレのデュエットダンスでは溜息の出るほど、呼吸のあった
ダンスに、今日で、宝塚に歴史を一つ塗り替えた大型トップコンビも
見納めかと、特に、花總まりの完璧すぎる、美と実力を備えたスターの
退団に、長い間、「夢をありがとう」と心から伝えたい思いで一杯だった

      『NEVER SAY GOODBYE』STAGE GRAPH





スペイン、カタルーニャ地方の荒野。米国からやってきたペギー・マクレガー
(花總まり)が、オリーヴの丘を訪ねる。
祖父ジョルジュの遺品を捜しにきたのだ。祖父母のたどった足跡に思いを
はせるペギー。
時は1936年のハリウッド、高級クラブ「ココナッツ・グルーヴ」へ。
新作映画「スペインの嵐」製作発表が行われている。ヒロインを演じるのは
ハリウッドの人気女優、エレン・パーカー(紫城るい)。
スペインの闘牛士、ヴィセント・ロメロも出演する。
そんな出演者の紹介が、華々しく行われていた。



発表会に乱入者が。映画の原作を書いた新進劇作家、キャサリン・マクレガー
(花總まり)だ。社会派のキャサリンは、自分の書いたものが、単純な
メロドラマに改ざんされていることに憤りを感じ、製作中止を申し入れた。
“大暴れ”するキャサリン。そのとき、シャッターの音が会場に響き渡る。
当時一世を風靡(ふうび)していたカメラマン、ジョルジュ・マルロー
(和央ようか)だ。「フィルムを渡しなさい」と迫るキャサリン。
だめだというジョルジュ。「さようなら」とあしらう。
憤然としてその場を去るキャサリンは、「フィルムを返してもらうまで
さよならは言わないわ」と言い放つ。



キャサリンを見送るジョルジュ(和央ようか)は、その後ろ姿に、
ほかの女性にはない魅力を感じるのだった。



キャサリン(花總まり)は、ジョルジュ(和央ようか)を訪ねてフィルムを
返してほしいと、さらに迫るが、話し合ううちにジョルジュの本質をかいま見て
ひかれるものを感じ始める。
ポーランド・ワルシャワ生まれのジョルジュは、自分をデラシネ(根無し草)と
称する。自分の人生の真実を撮影してみせると語るジョルジュ。人生の真実。
キャサリンが捜していたのもまた、それだった。



スペイン。社会主義国家となったが資本主義の敵ではないことを示すため、
ナチスドイツが開くベルリン五輪に対抗すべく人民五輪を開催すると告げる。
「スペインの嵐」のロケを行おうとヴィセント(大和悠河)たちも、
スペイン入りする。



ジョルジュ(和央ようか)は特派員としてスペイン入り。報道写真を撮るのだ。
そこに五輪組織委員会宣伝部長のフランシスコ・アギラール(遼河はるひ)が
現れ、海外への報道はすべて自分が事前に検閲すると宣言。
ジョルジュカメラを没収する。そこにソ連文化省のコマロフ(磯野千尋)に
伴われてキャサリン(花總まり)がやってくる。思いがけない形での再会。
キャサリンは脚本家仲間たちと社会主義の実態を視察している途中だった。
そこに、フランコ将軍が挙兵し、クーデターが勃発したとの知らせが入る。
スペインは内戦状態に入ったのだ。



フランコ将軍による反乱軍はバルセロナを目指した。バルセロナ出身の
ヴィセント(大和悠河)。
闘牛士をやめて故郷を守るために立ち上がることを決意する。



市街戦が始まった。ジョルジュ(和央ようか)は、戦場と化した街へ走る。
そこで出会ったのはキャサリンだった。キャサリンはジョルジュに
「あなたと同じものを見ていたい」と告げ、危険を承知で行動をともにする。
激しい戦闘の末、反乱軍が後退する。



サグラダ・ファミリア教会の地下聖堂。ヴィセントに案内されてやってきた
ジョルジュ(和央ようか)は、戦闘に参加した五輪選手らと語らい、互いを
「カマラーダ(同志)」と呼び合う。そこへジョルジュを捜してエレン
(紫城るい)がやってくる。「私のことをもう忘れたのか」と詰め寄るエレンに
ジョルジュは…。



しかし、平和な時は短い。スペイン内では統一社会党と統一労働者党との
対立が深まる。ジョルジュ(和央ようか)は、ヴィセント(大和悠河)たちに
真の敵はファシストだとツゲ、心輪ひとつにするよう訴える。




ジョルジュ(和央ようか)は、キャサリン(花總まり)こそが自分の運命の
女性だと告げる。自分はキャサリンと出会うために生まれてきたのだと。
そしてふたりは永遠の愛を誓い、固く抱き合った。



第2幕




サン・ジョルディの祭り。サン・ジョルディはバルセロナの祭り。
赤いバラの祭り。事件は、その祭りの日におこった…。



市民がサン・ジョルディの祭りを祝う。
突如銃声が響き渡り、警官隊を率いたアギラール(遼河はるひ)とコマロフが
現れ、統一社会党による統治を宣言する。それが反乱軍に対抗するためなのだと。
そのためには邪魔する人間は粛正するとも。
キャサリン(花總まり)は、そんなアギラールの要請を受け、すでに始めていた
スペイン共和国のためのラジオ放送の仕事を継続するという。
キャサリンにはどのような考えがあるのか…






キャサリンは、バルセロナの民衆の力を世界の人々にラジオで知らせることこそ、
ようやく巡りあった自分のやるべきこと、なのだと、ジョルジュに告げる。



統一社会党と統一労働者党の対立はバルセロナに深刻な分裂と対立を生んでいた。
ヴィセント(大和悠河)たちの結束も乱れるが、
ジョルジュ(和央ようか)が、自分もともに闘うと宣言。再び心をひとつにする。
ジョルジュは、ヴィセントたちの生き方に人生の真実を見いだしたのだ。
そこにキャサリンのラジオ放送が始まる。
キャサリンが自分の言葉で語ろうとしたとたん、放送は途切れる。



キャサリン(花總まり)は、ラジオを通じてゲルニカ爆撃の真実を伝えようと
したのだが、アギラール(遼河はるひ)によって中断させられた。
アギラールは卑劣な本性をむき出しにし、キャサリンを思い通りにしようと
コマロフ(磯野千尋)に命じて薬を打たせる。
拒もうと下コマロフだが、アギラールは断ればある不正の証拠を公表すると
脅す。




ジョルジュ(和央ようか)たちは、キャサリン(花總まり)の奪還に成功する。
そして統一社会党統一労働者党との対立が銃撃戦にまで発展する。
ジョルジュたちはバルセロナを離れ、ヴィセント(大和悠河)の実家に向かう。



ヴィセント(大和悠河)の実家までアギラールの手は伸びるが、コマロフの
裏切りにより、アギラールは命を落とす。
マドリードにいるオランダ義勇軍とともに闘うことを決意したジョルジュ
(和央ようか)は、キャサリン(花總まり)にフィルムを託す。
これを米国に持ち帰り、出版し、内戦の正しい記録を残すために出版して
ほしいと告げる。「僕の命を君に預けたい」と。僕は君の中に生きている。
だから決してサヨナラはいわない、と。サヨナラをいわずにキャサリンは去る。



ジョルジュ(和央ようか)は、カメラをオリーヴの丘に置き、戦場へと向かう。


ジョルジュ(和央ようか)は、闘い、そして…命を落とした。




ジョルジュ(和央ようか)が残したカメラは、孫のペギーの手に渡った。
ジョルジュは永遠と人生の真実を手に入れたのだった。


フィナーレ


フィナーレC

フィナーレE

フィナーレE


フィナーレG

フィナーレG


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