たろ,はな&もみじの散歩道

たろはなもみじの愛犬日記。プリザーブドフラワー!旅グルメ、オータカラヅカ!アロマ!我が街湯島界隈!

パニック発作とパニック障害

2005年07月14日 | PDパニック障害の克服
私が月に1回通っている、心療内科では、季刊誌が発行される。
vol.40 2005年Spring号に気になる記事があったので、ご紹介させて頂きますね。
私も何気なく使っていた言葉だったので、とても参考になりました。

ドクターヨシダの一口コラム(5)「パニック発作とパニック障害」

 「近頃は、パニック障害という診断も、随分普及されてきたように思いますが、
最近、パニック発作すなわちパニック障害という誤解が少々あるように思います。
 実はパニック発作というのは、パニック障害に陥った症状ではなく、他の不安障害に
おいても、起こりうる症状なのです。例えば社会不安障害(極端なあがり症)の方が
大勢の人の中で話をしなければならない状況であるとか、高所恐怖や、閉所恐怖の方が
恐れている状況に置かれた場合などに起こりえます。さらに不安障害に該当しない方でも、
恐ろしい場面や非常に緊張する場面に直面した時には、パニック発作が起きる可能性が
あります。

このパニック発作が予期せぬ状況で突然、発作的に何回か起こり、それにより、再び発作が
起こるのではないか、発作が起きると自分はどうにかなってしまうのではないかというような
強い不安や恐怖を伴うようになった場合に、パニック障害と診断されます。
つまり、パニック発作自体に対して強い恐怖感を抱くことがパニック障害の特徴といえます。
ですから、極端な話、パニック発作があっても、恐怖感が全くなければ、パニック障害との
診断はされないわけです。

(一部省略)

パニック発作が起こっても、どうにかなってしまうということはない、安静にしておれば
じきおさまるのだということをしっかり頭と身体にしみこませることができれば、
パニック障害の治療の半分は終わったと考えることができます。
パニック発作が起こりそうになっても、恐怖感を抱かないようになれば、大きな発作に
発展することなく、案外、予兆だけですんでしまうようにまるものなのです。

 とは言うものの、発作の頻度が多かったり恐怖感がなかなか取れなかったりしている間は、
しっかりと薬を服用して安心した毎日を過ごせるようになることが大事でしょう。
そして良い状態を持続する中で、多少、発作がおこることがあっても大丈夫なのだという
認識を覚えさせていき、パニック発作に対する恐怖感を払拭していきましょう。」 
                                    以上です。

なるほどと思って読みましたが、パニック発作の恐怖から抜け出すことは、
中々難しいことですよね。人それぞれの症状や、性格にも大きく違いがありますが、
このどうかなってしまいそうな恐怖と戦っている人が多いのだと、私は思います。
発作は殆ど起こらなくなりましたが、最初の発作の恐怖は今でも忘れられませんもの。
やはりまだ、薬を服用して安心して日々過ごせることが、私には必要のようです。
読んでくださった方も、無理せず、気長に、付き合って行こうではありませんか


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