たろ,はな&もみじの散歩道

たろはなもみじの愛犬日記。プリザーブドフラワー!旅グルメ、オータカラヅカ!アロマ!我が街湯島界隈!

2005年7月5日 ミュージカル 「モーツァルト!」 観劇  

2005年07月06日 | 観劇日記、宝塚、ミュージカル、芝居
「見つけよう 本当の人生。
   ・・・自分の影から自由になりたい。」 
              ヴォルフガング・モーツァルト 

待ちに待った「モーツァルト」の観劇日。期待に胸を膨らませて
帝劇に向かった。昨日が初日だった。チケットも土日はほぼ完売で
平日がわずか、残っているらしい。

平日の昼間だというのに、劇場は女性ファンの熱気でむんむんしている
しかも中年以上の女性が多いことに私は驚いた。
考えてみると、今回モーツァルトの父親役で活躍している、元劇団四季の市村正親が
在団中にミュージカルの主役をはっていたのが、今から30年程前になる。

その頃はミュージカル=劇団四季で、女性客のファンを圧倒的に捉えていた。
あれから30年の年月が経ち、当時10代、20代、30代だった女性ファンは現在40代、
50代、60代になっているのだわ。。。と一人で納得していた。

私の席は10列ドセンター。前の人の頭が皆より頭一つ高いいやな予感。。
案の定ど真ん中の演技が全然見えないよ~
でもいつの間にか舞台に圧倒され、首を左右に曲げがら、こっちも必死だ

今、何故ウィーンミュージカルが熱いのか『モーツァルト!』や『エリザベート』など、
ウィーンのミュージカルがこんなに人気があるのは、今のところ、ウィーンと、日本
だけである。もちろんヨーロッパの都市でも、
上演はされているが、日本のように繰り返し上演され、しかも上演のたびに、
チケット取得に、宝塚の様な熱いバトルなんてのは、
日本だけである。
 
では、どうして今日本のミュージカル・ファンは、こんなにも熱いのか
宝塚で『エリザベート』が上演されるまで、私たち日本のミュージカル・ファンは、
ウィーン・ミュージカルのことは、ほとんど知らなかった。
『モーツァルト!』も同様だった。

そしてそれらのミュージカルの演出に、日本的演出の工夫が加わり、オリジナル以上の
素晴らしいミュージカルに仕上がっている。演出家の小池先生はすごいと思う
このようにして私たち日本のミュージカル・ファンは、ウィーン・ミュージカルを発見した
のである。

 『モーツァルト!』も『エリザベート』も、いまだブロードウェイやロンドンでは
上演されていないらしい。
私の思う不思議の一つだ。もちろん私は、ブロードウェイやロンドン・ミュージカルも
大好きだけれど、『モーツァルト!』や『エリザベート』の良さを理解しないなんて。。。

全編を歌で進めるのがロンドン・ミュージカルの、魅力的な特徴でもある。
『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』で、全編歌のミュージカルの魅力を知った
私たち日本のミュージカル・ファンが、『エリザベート』や『モーツァルト!』という
これらの作品が大好きなのは、もう当然のことなのである

ヴォルフガング・モ-ツァルト役の井上芳雄君(中川晃教君とダブルキャスト)の歌唱力には
圧倒された そして、日本のミュージカルで主役をつとめてきた、市村正親、
山口祐一郎の魅力ある脇役人、素晴らしいアンサンブル!なんて贅沢なミュージカルなんだろう
今回初めて「モーツァルト」を観た私は、今回の公演中に是非とも、もう一度観たいと、
良席チケットをゲットすべく今また、必死になっている