
明日ハーフマラソンということで
今日は比較的楽な
三重百山の一つを登っておこうかなと
JR名松線の終着駅・伊勢奥津駅に降り立ちました。
土日は走っていないコミュニティーバスが
この時期はアサギマダラの
飛来が予想されるとのことで
臨時バスが運行されていて
霧山の登山口の北畠神社前まで
利用させてもらいました。
登山口を登るとすぐに北畠氏の城跡があり
眼下には城下町の名残りが見渡せます。
杉の植林帯を約30分登ると
鐘撞堂跡に到着。
YAMAPによると
ここが霧山山頂となっていますが
山頂表示は見当たりませんでした。
天気が良かったので
北西方向には室生火山群。
南東方向には高須ノ峰や
ツンと尖った局ヶ岳と
その間に先日登った
獅子ヶ岳の風車群が望めます。
北側のコルを渡って登り返すと霧山城址。
立派な石碑があり
西側に米倉跡。
東側には矢倉跡との表示。
信長軍に攻め込まれ火を放たれるまで
城郭がこの地にあったそうで
様々な遺構が残されています。
矢倉跡のベンチに座って
今年始めに登った大洞山〜尼ヶ岳
の稜線を眺めながら昼食休憩。
反対側の比津駅に下りる予定でしたが
鐘撞堂跡まで戻って
西側の稜線に向かいました。
これより難路との表示がありましたが
快適な稜線が続いていますのでお勧めです。
が、胎蔵山(調べてみたら真言宗でいう女性の意)
への登り返しは急勾配の直登となっていて
木々を掴みながら登ると山頂が見えてきます。
すると直前に右(北)側への巻き道が現れるので
ぐるっと西側の尾根筋に上がると山頂はすぐ。
展望はありませんが
山頂表示が沢山あり楽しめます。
間違って「脂蔵山」の表示も(笑)
西峰は稜線をコルまで降りるとすぐに現れます。
大きな岩を左側から巻いて山頂に。
こちらも展望なし。
西峰の字が消えかけた
山頂表示が一つありました。
主峰に戻る途中で場違いな
雰囲気のカメラマンとすれ違います。
「いやーこんなに険しいと思わなかったな〜」
とのこと。
胎蔵山からは南方向の尾根筋を下山。
笹の道を降りていき
巨大なパラボラアンテナがあらわれたかと思うと
次は大きなコンクリートの建物。
NHKの施設だそうです。
さらに標高550あたりまで降りると
突然景色が開けます。
伐採や重機が通った跡が
生々しく残ったりしていています。
ここまでやっちゃうと
林業も自然破壊ですね涙。
もう表層の土は流れてしまっています。
放置すると禿山ですね。
飼坂峠までは
登山道も分断されて
ズタズタで跡形もありません。
重機の道は急勾配でズルズル。
歩けるものではなく
横向きに一歩一歩慎重に降りていきました。
さすがに歴史ある飼坂峠のあたりは保存され
東屋や看板が立ち
昔の伊勢本街道の雰囲気を醸し出していましたが
少し降りるとまた登山道が分断されていました。
見上げると剥き出しの山肌は
とても痛々しく見えました。
北畠氏の水場にも使われた
「ホトトギスの水」の木橋を渡ると
もう国道が見えてきます。
並行する伊勢街道を東進すると上多気の集落。
そして道の駅の看板が見えてきます。
土産や民芸品を眺めて
アイスを食べながら休憩。
14:36の奥津行きのバスで帰路に着きました。
残念ながら今日はアサギマダラには出会えませんでしたね~
これで三重百山75/128峰目。残りは53です。
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