信楽タヌキにみる自由の世界

信楽タヌキを研究する、けいおうタヌキ研究所です。ブログでは信楽タヌキの楽しみ方や生態に焦点を当てたいと思います。

街に生息する信楽タヌキの図鑑が作りたい 信楽タヌキ分類計画#1

2020-05-11 23:32:00 | 日記
こんにちは、けいおうタヌキ研究所です。


こちらはタヌキタヌキタヌキタヌキタヌキタヌキタヌキタヌキ(処理落ち)



突然ですが、街に生息する信楽タヌキの図鑑が作りたい。


散歩中見かけた花やキノコを図鑑で探した経験

生息地や習性が詳しく解説された図鑑を一日中眺めていた経験

図鑑に載っていた生き物を町中探し回った経験


皆さんきっとあるのではないでしょうか。
信楽タヌキでも、そんな図鑑が作りたい。


信楽タヌキにリエーションが豊富なことは意外と知られていない。

が、そもそも街でタヌキに注目する人が少ないため、
信楽タヌキの扱われ方が幅広いことはもっと知られていないはず。

例えば、同じ縁起物でも招き猫やダルマを雑に扱う人は少ない。

一方、



お店の前に看板代わりに置かれることはもちろん


コスプレをさせられたり


お寺でお賽銭を集めたりすることも


信楽タヌキの扱われ方は本当に幅広い。

唯の置物として置かれることも、縁起物として飾られることも、
園芸品として花壇に並べられることも、ご神体として神社に祀られることも…。

そんな、場所によって、人によって扱われ方の変わる=生態の異なるタヌキ達


図鑑でまとめられたら面白んじゃないかな

と思った次第。


ということで、



信楽タヌキ分類表Ver0.1を作成しました。

横軸、縦軸はまだまだ検討の余地があるが、今回は下記のように定めてみた。

■横軸 外⇔内
こちらは言葉通り、家やお店の中にあるものは「内」、そこから離れていくほど「外」になる。

まだ定義はあいまいだが、

民家・店⇒公共施設⇒神社⇒山道
といった具合に、「外」に近づくほど所有者の建物から離れた場所になる。

山道まで行けば、もはや誰の所有するタヌキかもわからない。
ある意味横軸は「所有者とのつながりがどれほど強く可視化されているか」ともいえるのか?

■縦軸 そのまま⇔独創
こちらはタヌキを置いた人の関与具合を表している。

例えば「そのまま」側の例としては、タヌキをただ置くだけ。
飾りつけをするわけでもなく、庭や店頭に置くのみ。
いわばその場所自体が主役なのである。

一方で「独創」によるほど、所有者のタヌキに対する関与が大きくなる。

福を着せる⇒専用スペースに飾る⇒タヌキのための場所を作り上げる

といった具合に、「独創」によれば寄るほど、
タヌキの主張が激しくなっていくイメージ。
(これ書いていて思いましたが、「独創」より「関与」の方が適切ですね…)



つづけて、ここに実際のタヌキたちを主観的に当てはめてみた。



それぞれのタヌキの特徴は後述するとして、こうして当てはめてみると、
なんとなくグループ分けができる気がした。



こんな具合に。

言葉だけだとイメージが湧かないと思うので、順に解説していこう。


■タヌキをアピール



こちらは北海道で見かけたタヌキ。

【内】と【独創】に寄ったタヌキは、「タヌキをアピール」グループ。

お店や民家がその場所であることを前提としつつ、
お店を目立たせるため、インパクトを与えるため、
あるいはタヌキへの愛を表現するために、
タヌキの存在を強くアピールする。

例としてはタヌキにコスプレをさせる、タヌキを飾る専用スペースを用意する、
タヌキを建物の壁に埋める、などなど…。


■タヌキは脇役



【内】かつ【そのまま】の傾向にあるタヌキは「タヌキは脇役」に分類。

このグループのタヌキはかなり幅広い。

基本的にコスプレや専用スペースのような所有者の関与はなく、
ただ置かれているだけのタヌキ、という点は共通しているが、
お店の看板的な役割として、家族として大切に飾られることもあれば、
野ざらしにされたり、放置され風化するばかりだったりすることもある。

■タヌキが主役


こちらは有楽町駅地下連絡通路にあるのぽん太の広場。

【外】かつ【独創】寄りのタヌキは、「タヌキが主役」グループに分類される。

このグループの特徴としては、
お店を目立たせるためにタヌキを置く、商売繁盛のためタヌキを置く、
といった目的とは反対に、
タヌキのために場所を用意する=タヌキが場所の主役になっている。

タヌキをご神体にしている神社もこのグループに該当するかも。

■タヌキが存在


こちらは高水山へ向かう道中で見かけたタヌキ。

【外】かつ【そのまま】に寄ったタヌキは「タヌキが存在」に分類される。

このグループには、
山道や路地裏といった人目につかないような場所で、
なぜ置かれているか、誰が置いたかわからないようなタヌキが多い。

ただただ、そこに生息している、存在しているタヌキなのだ。



といった具合に、
まずはver.0.1として分類図とグループ分けを行ってみた。

が、こうして記事にしている中で
やはりまだまだ検討が不十分であることに気づかされる。

例えば、横軸【外⇔内】という定義はかなりあいまいで、
路地裏、公園、駅構内、電車の中といった場所があるとき
どういった順番で【外】に寄るのか、判断が難しい。

また、縦軸【そのまま⇔独創】では、グループの複雑化が必要だと気づかされる。
タヌキにゴムホースを巻き付ける、タヌキを土に埋める
園芸品として花壇に並べるなどは現状【独創】に分類されるが、
こうした扱い方は「タヌキをアピール」グループに該当するものとは考えにくい。

ということで、今後は縦軸横軸の再検討と、グループの複雑化によって
より詳細な分類図を作成していきたい。

そして…


こんな感じのタヌキ図鑑を完成させてやるのだ。

タヌキ分類図、タヌキ図鑑に興味のある方、
ぜひけいおうタヌキ研究所へ!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿