ローズS雑感

　ローズSが終わりました。春のクラシックホースであるマリセリーナ、エリンコードに
ホエールキャプチャまで揃った豪華メンバーでしたから、アヴェンチュラ出資者としては
秋華賞へ向けてかなり気になるレースでした。ただレースはドスローから完全な上がり勝負に
なり、本番への関連度というと若干疑問が…。有力馬についての個人的見解↓

・ホエールキャプチャ
　流石の勝利でしたが、好スタートから好位のインをピッタリに進めて距離ロスは皆無。
　折り合いも付いていたし、ほぼ完璧なレースをしていたのに、最後は2着馬にかわされそうな
　脚色だったというのは、少し不満か？他の有力馬よりは仕上がりも良好だったと思いますし、
　能力上位は間違えないが図抜けている訳でもなく、春の善戦止まりだった状況から脱却したと
　いう風でもなさそう。本番は一番人気だろうけど自身が支持を集めてというよりは、他の有力組が
　脱落したことによる押し出され式人気って印象かな。何かに足をすくわれても不思議ないか。
　
・マルセリーナ
　春のイメージとは違う先行策。まあオークスの安勝さんの騎乗に不満があって乗り代わりなら、
　こういう位置取りになるのも想像はつきましたが。ただ終始折り合いを欠いていたにしろ直線の
　伸びには不満。休み明けらしい仕上がりでかなり余裕がありそうだったので叩かれてどれだけ
　上積みがあるかが本番への鍵かと。

・エリンコード
　マルセリーナと同様にやや余裕がある体つきでしたが個人的には、それなりには走れる状態に
　あると思えました。レースは他の有力どころと同じ様な位置からのレースでしたが勝負所では
　早々に手応えが怪しくなり直線は全く伸びず。上がり3ハロンはメンバー最遅。流石にこれでは
　オークスはフロックかと思われても仕方ない内容。本番に向けては大きく後退か。

正直言えば有力組が揃った割には微妙なトライアルだったと思いますし、これならアヴェンチュラも！
と思える感じなのですが…それはアヴェの状態が問題ないならの話なんだよな～。今週に入ってようやく
乗り運動に移行出来ましたが、まだまだレースに向けてという感じではない…ただ時間を考えると
ボチボチ入厩しないと間に合わない…という微妙な状況。能力的にはレーヴがいなければ上位であると
確信していますが、大きな力差が無いメンバー構成なだけに状態万全でいけなさそうなのは痛いorz
というか本当に秋華賞に使えるのか…。メンバーを考えるとG1勝利への最大のチャンスはここだと
思うんですけどねぇ。

エネアドの新馬戦2着だったミルドリームが勝ち上がり！結構メンバー揃っていましたが、最後人気薄馬に
抵抗されながらキッチリ勝ち切りました。昨日の未勝利では同レース6着だったタニセンヴォイスが僅差の
2着。単純な比較は出来ないでしょうが、同じレースで戦った馬が好走しているのは嬉しいですし、
新馬勝ちが相手の恵まれてのものではないのは間違えないでしょう。東スポ杯がまた楽しみになりました！