一口馬主日記

一口出資している馬達や仲間内POGの雑感等

天皇賞を(出来るだけ)客観的に考察してみる

2011年04月24日 | 競馬
皐月賞が終わりいよいよ来週は天皇賞。クラシック戦線は牝馬ではレーヴディソールが抜けた
ことで一転混戦模様。桜花賞はマルセリーナが制したものの、まだまだ抜けた感じはなくオークスも
軸馬に悩まされそう。牡馬戦線は散々混戦と言われていますが、今日のオルフェーヴルが一歩リードか。
しかし、こちらもまだ絶対的な存在かと言われると微妙かな。もうちょい様子を見てみたい。
ただ、全体的なレベルはどちらも微妙な感じで、混戦なのはPOG的には非常に面白いのですが、
ハイレベルG1を迎えてワクワクする感に欠けるというのが個人的な印象です。それを考えると
今週の天皇賞は純粋にレベルの高いレースで非常に楽しみな一戦。ここ数年はメンバーが揃わず
名ばかりG1という感じでしたが、今年はドバイ遠征組を除けばほぼベストメンバーが揃った感じ。
そんな中で人気の一角に自分の出資馬の名前があるのは非常に幸運なことですが、それとは別に
久々にレース考察をしてみたい!と思わせるワクワクするG1です。ので以下に自分なりの天皇賞の考察↓

・阪神大賞典組
 圧倒的人気が予想されたトーセンジョーダンが直前取り消しとなり、かなり微妙なレベルのレースに。
 普通なら低レベルレースなんでバッサリ切り捨てと言いたいところですが、時計的にはなかなか優秀。
 その点から完全無視が出来ないのが逆に悩ましいところ。

 ナムラクレセント
 重賞戦線では上位に顔を出すものの一歩足りない馬でしたが、阪神大賞典では3馬身半差の重賞
 初勝利。掛かったり、折り合いに難がある馬なだけに長距離はどうかという印象があるものの、
 実際、前走の勝利以前にも菊花賞3着、阪神大賞典3着、天皇賞4着とイメージとは別に長距離適正は
 揺ぎ無いというところでしょうか。中距離戦での実績が大きく劣るだけに格下感は否めませんが
 4歳世代の長距離適正が不透明なだけに豊富なキャリアと併せて上位進出も十分あり得るかと。
 それほど人気にはならないでしょうし、過小評価されるようなら相手に一考。

 コスモメドウ
 裏路線を歩んできており地味な印象は拭えないですが、使われてきたレースから長距離適正は間違えなく、
 穴人気にはなりそうな一頭。ただ、ダイヤモンドSは53キロ、阪神大賞典でも56キロ。今回は58キロと
 同斤を背負っての戦いで割引は必要そう。ヤネもG1経験から不安がありますし4歳世代とはいえ厳しい
 感じは否めないか。個人的には消し。なんかもう一頭のコスモと併せてマイネルキッツのラビット的役割に
 なりそうな予感がするのは考えすぎか?

 オウケンブルースリ
 G1馬に敬意は表するものの流石に最近の成績から流石に買うのは厳しいか。一週前追い切りでは時計は
 そこそこ出ていましたがどの程度上向いてきているのか。。。基本は消し。


・日経賞組
 メンバー的に間違えなく天皇賞の前哨戦としては最有力組。全体の時計は特筆するものはないですが
 前半が超スローで後半1000mが早いという特異な流れ。長距離適正を図るというよりは中距離のスピード
 比べのレースになった印象で、その辺をどう判断するか

 トゥザグローリー
 ここにきてメキメキ力をつけているのは疑いようがなく、特に日経賞のレースっぷりはロスなく完璧に
 運べたとはいえ素晴らしいものでした。ロングスパート戦は望むところだし前半の超スローでも
 折り合いを欠かなかったことは心強い材料。12月の中日新聞杯からの競馬を見ていれば中距離戦線では
 実力最上位といっても過言ではないでしょう。やはり最大の懸念は距離か。走法的には血統的にも
 長距離は歓迎とは言えないでしょうし、前半~中盤がスローで後半早くなるような今までの競馬の
 延長版的な競馬になればこなせそうですが、淀みのない流れで真の適正を問われる流れになったときに
 果たしてどうか。その点以外は大きな死角はないと思う。本命候補。

 ペルーサ
 昨秋散々悩まされた出遅れ癖は有馬、日経賞を見れば概ね問題なくなったと判断しても良さそう。
 一方で好位置を取れると逆に末の切れがイマイチという競馬でややジリっぽい印象が新たに生まれたか。
 素質は4歳世代でも上位なのは間違えないでしょうけど今の状況で突き抜けるイメージがちょっと湧かない。
 とはいえ折り合いは心配ないでしょうし4歳世代組の中でも距離延長の心配が少なさそう。大崩はないと
 思います。相手候補筆頭。

 ローズキングダム
 去年段階ではヴィクトワールピサと並び4歳世代最上位の一頭でしたが年明け2戦を取りこぼしたことで
 大きく株を落とした感は否めないか。日経賞は日経新春杯と比べてレースっぷりは良化したものの本来の
 評価から比べると物足りないもの。今回、斤量が1キロ減になるのは間違えなくプラスでしょうが距離延長は
 歓迎出来ないかな。菊花賞2着の実績があるし、あれは取りこぼしたというのが大勢の評価でしょうが
 個人的には、あれは距離を持たせる為に大事に乗ったらあの位置になったと捉えています。前走もちょっと
 折り合いに苦労していた感じですし。個人的には評価を落としてみたいか。連下評価。

 マイネルキッツ
 前走は順調さを欠いた後の久々のレースながら4着と見せ場がありました。天皇賞での実績は言うまでもなく、
 距離延長は大歓迎でしょうから当然今回はそこそこ人気になるでしょう。ただ今回好走したのが逆に罠な
 気がするのは捻くれ過ぎか?買いたい要素が多いだけにそこに落とし穴がありそうな妄想。単穴候補。

・大阪杯組
 レコード決着となった競馬。マイラー寄りの皐月賞馬が逃げ、それを突く馬がいたことで終始淀みない
 流れのスピードレースとなりました。距離的にも流れ的にも最も天皇賞に直結し辛い前哨戦となった
 というのが個人的な評価。この組は軽視してみたいです。

 ヒルノダムール
 善戦マンの汚名を返上。早い流れを自分で捕まえにいて押し切った内容は評価出来ると思いますが、
 一方でやはり物足りなさを感じたのも事実。最後は格下馬に勢いでは完全に負けていましたし、
 斤量的にも恵まれてのレースでハナ差勝ちではこのメンバーに入って上位争いをするに微妙かな。
 善戦マンのイメージは完全に払拭できず、やはり中距離で一瞬の脚を使うというタイプでしょう。
 距離延長はマイナスでしょうし、実力は認めてもここは軽視。

 エイシンフラッシュ
 昨秋の戦績で株が大暴落って感じですが大阪杯では59キロを背負って僅差の3着と復調の兆しを見せた。
 ただ、最強世代のダービー馬という重い看板を背負っているだけに前の馬を捉えきれず、後ろの馬にも
 差された内容には不満が残る。同厩馬が逃げ馬に競りかけ結果的にラビットの役割を果たし、絶好の
 展開になったのにというのもマイナスポイント。折り合い的にも距離延長がプラスになるとは
 思えないし。ただダービーで見せたあの脚を見ると完全に無視は出来ないかな?一応相手には。


ってことで一応印をつけると↓
◎トゥザグローリー
○ペルーサ
▲マイネルキッツ
△1ナムラクレセント
△2ローズキングダム
△3エイシンフラッシュ

極力客観的に見たつもりですが、やっぱ今まで常にトゥザ目線で見てきただけに、どうしても贔屓目に
見てしまうのは仕方ないところでしょうかね。いや~どんな競馬になるか本番が非常に楽しみです!


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