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富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

少子高齢化社会を考える

2019-06-07 22:19:05 | 日記・エッセイ・コラム

少子高齢化社会を考える

 令和元年五月に、

 『七人目の孫が産まれた』と言うと、驚かれたり、羨ましがられたり!?

  昭和の時代は、一人っ子は珍しくて、何時でも、何でも、お兄さんやお姉さんのお下がりをあてがわれていた沢山の兄や姉のいる同級生から羨ましがられたものです!

兄弟が2~3人居るのは当たり前で、三姉妹。四姉妹の幼なじみもいますし、

四男坊の四郎君。五男坊の五郎君も同級生にいます!

 田舎の 大概のお爺さん、お婆さんは孫が十人位居て、盆や正月は何処の家も賑やかになったものです。

 が最近は、孫のいる家がだんだん少なくなって来ました!

 長引く経済不況に依る、保育、教育環境、住宅事情の悪化。高学歴化に依る晩婚化傾向。

家の存続や家業の継続よりも個人の人格や自由を大切にする風潮等が理由としてあげられています。

 

 昔は子供が生まれても夭折することがしばしばありましたので、保険的な意味合いで、二人、三人と出産していたと思います。

私も母親が出産した五番目の子供です。上に三人の兄がいます。

二番目に出産した長女が生後間もなく亡くなったので、両親は、女の子が欲しかったようです!

もし姉が夭折していなかったら、

三番目の兄が女の子だったら、私もこの世に誕生していなかったと思います。

 

 お嫁さんが 孫息子を妊娠中、比較的早くから 『男児』と医師から告げられていましたので、

出産の後で、『どっちですか!?』と聞く喜びが無くて少し残念でした!

 性別が判っていると出産準備品は便利ですが、どっちかなとワクワクしながら待つ楽しみが減ってしまうと思います。

私の母が三番目の兄を出産した時に、御産婆さんが兄を取り上げて、

『  お仲間  ~ 』と一言。

その時、 またもう一人 つくらなくちゃ~ と母が思ったかどうか知りません!

 

 「材料の残りで作ったけど、出来が良いよ!!」

脳溢血で46才の若さで急逝した私の父親が、私が小学生の時に、生前叔母さんに言ったとのこと。

 

先日76才の東大法学部卒業の元エリート役人の父親に殺害された息子さんも44才だったとのこと。

13才の子供を残して逝く父と、76才の父親に刺殺される子供。

Г最高の材料なのに、出来が悪い」

息子さんの事を、何時もこんな風に心の中で非難していたのでしょうか!?

 もし兄弟が沢山いたら、「一人位変わったのがいても、『メンデルの法則』 は正しい!」とか言って笑い飛ばして

明るく生きていけたのかも知れません……