さすらい塞翁が馬

(旧タイトル『さすらい教師・大陸系』)

日本語教員として働いた中国での日々。
そして、帰国後。

UFT+UZEL:4クール目、開始。

2017年10月04日 23時59分59秒 | 
10月4日(水)

今日は薬を処方してもらいに、いつもの総合病院へ行く日。

受付をして、採血をして、消化器科にファイルを提出。
待合室の椅子に座ろうとしたら、久しぶりにまたOさん(6月21日の記事参照)と会った。

Oさんは以前よりも、やつれているように見えた。
ハッとして「こんにちは」と挨拶し、そのまま隣の席に腰掛けた。

Oさん:「あら、元気そうねえ。最近会わなかったから、どうしてるかな~って思ってたんだー。(さすらい)さんは若いから、もうどんどん元気になって、仕事してるのかなー?なんてね。」
私  :「いや、おかげ様で体調は良いのですが、仕事の方は……。ハローワーク通いですよ。」

と、そんな感じの日常会話というか、近況報告というかが続く。
Oさんは結局、手術ができなくなったのだそうだ。
だから、しょっちゅう短期入院しては抗ガン剤だとか放射線治療をしているらしい。

手術できない、って……。
Oさんは淡々と語っているけれど、それはつまり、相当深刻な状態って事???
私はものすごいショックで、なんて返答したらいいのかわからなかった。
「手術は手術でまた大変だし、傷口は痛いし、体力がなくなるし、、、」とか、変な事を口走ってしまった気がする。

それからほどなくして、Oさんは診察室に呼ばれていった。
入院手続きなどで忙しそうだったため、そこでバイバイ。

私は非常に悲しくなった。
どうしてあんな良い人が……。

そうしているうちに私も診察室に呼ばれた。
私の場合は今や体に何の不調もないので、すぐ終わり。
会計をして、薬局で薬をもらって、それと役所に高額医療費の手続きに行って、帰った。

部屋に戻ったら、いろんな事を思って涙が出た。
しっかりしろよ、自分。。。


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