ハラキリ

小説、映画、漫画、えろげーとかの感想日記。★0個は論外。★1個はいまいち。★2個は結構好き。★3個はかなり好き。

GOSICK

2006-07-07 19:22:01 | 小説
さてー。
■「ジャガーになった男」★★☆- 佐藤賢一
■「陰陽師 付喪神編」★★☆ 夢枕獏
■「GOSICKⅣ 愚者を代弁せよ」★★☆+ 桜庭一樹
を読了。
「ジャガー」の作者はこれまでもちょこちょこ読んでたので、大体感想は変わらず。西洋本格歴史小説ということだけど……司馬遼太郎なんかと比べると、歴史ドラマアア! というよりは、歴史中の登場人物のドラマ、という感じ。まぁ面白いには面白いんだけれど。
「陰陽師」もシリーズ三作目。最初に比べて、後味の悪い……ではなくて、不幸っぽい? 終わり方が多いような。いや、最初からそうだっただろうか。何か事件がおきて、それを清明と博雅が解決していくという形式の短編集なのだけど、最後がこう、余韻を残すような、未解決に近いんだけど後味は悪くない……という終わり方をするのが特徴。何でもかんでもとりあえず解決! してしまうタイプの話に飽きた方はどーぞ。
で、「GOSICK」……。
ヴィクトリカが可愛い話。
4巻に関しては、本筋となるストーリーラインそのものも結構好み。まぁそれはさておき……、ヴィクトリカがかわいいですね。
まぁ、そういう話。
かわいいっていいですなー。
いやー、この後の人生において、燃えと萌えのどっちかしか選べないって言われたら、どっち選ぶか迷うね! 燃えない人生もイヤだけど、萌えない人生にも潤いがない! いやしかし……うーん、まぁ、今は燃えを選ぶ……かな! 少なくともそういうスタンスでいこう!

ちなみに得点は、★★☆が70点で、+で80点、-で60点といったところ。★1個が40点で、基本的に+-なしの赤点ギリギリ。★0個が論外で採点なし。ぶっちゃけ★0はつまんねえええええええええええええええええええええええええええええええって意味です。とはいえ、一応市販している小説で、編集さんの目とか通ってきてるはずなわけで。この点がつくというのは、小説がクソすぎるというよりは好みにあわなさすぎるという意味なのであしからず! ちなみに★★★は100点。たまーーーーーーーーーーーーーーにつく★★★★★は777点。ジャックポットで9999点(カウンターストップ)あしからず。4個はなし。

久しぶりの更新

2006-07-06 04:51:24 | 小説
さて、一応ブログを消すつもりはないので久々の更新。
読書記録は、ここのブログにつけた「八つ墓村」以降。
ちょっと量が多いので、一口メモ程度に。

*だいたいの評価。★0個、地雷。生還は絶望的。★1個、普通以下か普通くらい。★2個、普通よりは面白い。あえてオススメするほどではない。★3個、かなり好き。人にもオススメしたいかも。-とか+とかもなんとなくつけたり。
■「ブラック・ブラッド・ブラザーズ」あざの耕平……★☆☆ 面白いという話を聞いたので読んでみた。人死にが多い話で「殺すなー!」みたいなのは苦手です。殺さない倫理観が好きなら、作中の死亡人数も最低限にしたほうが……。
■「フルメタ 燃えるワン・マン・フォース」賀東昭二……★★★ 安定のシリーズもの。大体いつも面白い。
■「耶律楚材 上 草原の夢」「耶律楚材 下 舞絃の曲」陳瞬臣……★☆☆- 果てしなく歴史小説。悪い意味で。必要な出来事を列記するのはいいけど、もっと面白く書いてほしかったー。
■「Missing5 目隠しの物語」甲田学人……★★☆ 結構好きだけど、前に読んだのが一年……二年前? でキャラの名前とか忘れていた……。とりあえず結構面白かったので、6~10購入。
■悪魔のミカタシリーズ■
□「悪魔のミカタ グレイテストオリオン」うえお久光……★★★ かなり面白かったかも。悪魔のミカタシリーズ、現在発刊分まで読んだ中で一番好き。
□番外編「ストレイキャット ミーツガール」&「リターンズ」……★★☆- の2冊で過去編。割と面白いけど、グレイテストオリオンの面白さをひきずったせいで評価高い感じ。単体での評価はまぁまぁ程度。
□It編「ドッグデイズの過ごし方」「ドッグデイズの終わり方」……★★☆+ でワンセット、再び面白くなってくる。ナイス新キャラ! あと、このシリーズ主人公結構好き。
□「スタンドバイ」……★★☆- 複数キャラをちょっとずつ……。つまらなくはないけど、そこそこ。
「ザ・ワン」「ストラグル」「MLN」……★★☆ そして、一応It編の残り4冊。どちらかといえば「ザ・ワン編」といった内容。番外編というか、主人公出てきません! ここまで出番の少なかったサクラ、その他新キャラによって展開するので、キャラクターに思い入れできるというシリーズものの強みはちょっと……な感じ。終わってみれば割かし好き。
■「マルドゥックスクランブル 燃焼」&「排気」沖方丁……★★☆ シリーズどころか、1つの話を3つに分冊したという形式なのに……1冊目から2冊目まで滅茶苦茶時間あけてしまった。でも、1冊目面白くなくて……。2,3冊目は割とよさげ。2,3巻にまたいで繰り広げられるカジノシーンはかなりのかっこよさ。でもまぁ、世評ほどには入れ込めなかった。期待しすぎると、そこそこ程度の内容だと肩透かしに感じてしまうからなぁ……。
■「東京異聞」小野不由実……★★☆- いや、結構面白かったんだけど……最後が許せなくて。個人的には、モンスターもオカルトも幽霊も全て、拳で倒せるはずだと信じてますから!
■「ゼロの使い魔8<望郷の小夜曲>」ヤマグチノボル……★★★ 1つだけ3つ評価……そんなに高い評価をしていいのか! まぁ、見る人も少ないしいいだろう! シリーズものってば、キャラクターに思い入れできちゃうと倍々で面白くなるいい例。あくまで個人的にだけどね!
■「青の炎」貴志祐介……★★☆ 意識して普通の小説読まないとライトノベルばっかりになっちゃうので読んでみた。……かなり真面目でシリアスな話なのに、作者は実はオタクかもしれない。ヒロインが唐突にうぐぅとか言出だしたときは驚いた。いや……まぁ、そこを気にするべき話じゃあないんだけど! どうも母ちゃんと姉ちゃんが褒めすぎてたせいか、期待しすぎた感あり。でも結構いい。
■「GOSICKⅢ 青い薔薇の下で」桜庭一樹……★★☆+ ライトノベルはキャラクター好きになるとどんどん面白くなるいい例パート2。2巻くらいまではそこそこだと思ってたけど、恋愛要素がある場合、シリーズ重ねるともう……段々たまらない感じに! とりあえず、読んでその日に4,5巻と短編集1巻買っておきました。

八つ墓村

2006-06-14 01:52:07 | 小説
 はい皆さんこんばんわ、あんごです。
 横溝正史の「八つ墓村」、ドラマーとかめっちゃ色々展開してるんで、名前を知らない人はあんまりいないと思います。しかし、面白いですなやっぱり。
 以前いくつか推理小説読んで「推理小説はダメだ……」と思っていたんですが、横溝正史は推理小説じゃない! 今のところ「獄門島」とこれを読んでいるけど、両方解決しない! いや、解決はするんだけど、警察権力とか推理によって解決はしないということです。推理はあってたんだけど、推理じゃ証拠にならないから警察権力を行使できず、なんて事をやっている間に犯人死亡。近年メジャーになってる推理小説のスタイルから見ると、恐ろしく斬新くさい。古い小説だけど……。
 やっぱり一世を風靡したようなもんは、ある程度は面白いなー、と思いましたとさ。

はーい

2006-06-09 04:24:03 | 雑事
 ハーイハーイハーイハーイ!(無駄にテンション高く
 なんか調子出てきたよ!

就職活動

2006-06-05 20:52:29 | 雑事
 なんだか人生について不安を感じる嫌なブログ。
 いや、まぁ確かにスタート遅かったし、スタート後も加速するまで滅茶苦茶かかったわけで。第一期終盤という今頃エンジンかかってるのに、説明会終わってるとこ多い現実があるわけですな。
 社会人の人はあんま気にならないだろうけど、学生でこのブログ見てると一瞬不安っぽいような嫌な気持ちになるかも。すでに内定とってるあなた、おめでとう。高校のときに、エ○ゲーの登場人物が大学受験の話とかで不安がってると、自分も釣られて不安になったなぁ……。年齢制限的には、大学受験で不安になるような人はやってないはずなんだけど。

 まぁ面接行ったり説明会行ったりしてきますよ。

胡蝶の夢

2006-06-05 02:01:43 | 小説
 を読書中。司馬遼太郎……面白いには面白いんだけど、3巻270ページ目でまだ主人公っぽい登場人物が出てこないぞ! いやでもまぁ、主人公のストーリーから見ればわき道でしかない部分に案外感動したりするのが司馬遼太郎の面白いところとも言えるから、必ずしも悪いとは言い切れないんだが……。
 
 それはともかく、ノートPC注文! してしまった。
 主な用途は執筆予定。いや……ノートをわざわざ買うほどのモンなのかと言われれば、そんなんでもないんですが、家にいるとつい遊んじゃったりしませんか? メインPCには誘惑が多すぎて。自制心弱いほうなので、図書館とか喫茶店で執筆できれば、多少は進むかなぁと。問題は、持ち歩きPCなので、自宅PCのようなヲタク丸出しの壁紙は恥ずかしいということ。PCのぞいた人に対する嫌がらせで、巨大なゲジゲジとか壁紙にしようかな、とか悪趣味なこと考えてたりします。あー、楽しそう。興味のある人は、グーグルで「ゲジゲジ」と検索してみよう。「ゴキブリ」でもいい。虫嫌いな人にはオススメできない。
 ゴキブリの「腹の側」とか、異様にぶっとい胴体に小さな足がわさわさ生えてるゲジゲジの画像が満載。
 ……この文章だけで不愉快になった人いたらごめん!
 でも、嫌がる子供に無理に怖い話聞かせたりするタイプです自分。女子ばっかりのサークルにゲジゲジ画像持ってったら、嫌がられるだろうなー! わくわく。

いろいろ読んだもの

2006-05-27 02:54:28 | 小説
 全然更新していないこのブログ。
 就職活動したり、4年生のくせに1,2年でさぼっていたせいで授業料多かったり、なんか細々とやることあったりですっかり忘れてしまってた……。
 本だけは相変わらず読んでます。というか、忙しくなってくる現実から逃避するかのごとく、今月読書量はやけに多い。
 面白かったのは「ダブルブリッド」1~9巻続刊中。キャラやら話の進みやら、好みにハマっている部分が多かったらしく、1週間くらいで9巻まで読んでしまった。「A君(17)の戦争」も7,8,9と読んだ。……話まとまってないなら、冊数をそんなに分けるなと言いたい。高くつくじゃあないか。
 あとは久しぶりに、お気に入り作家の清水義範で「源内万華鏡」を読んだ。なんか、相変わらずこの人好きだなー。
 宮城谷昌光の「奇貨居くべし」全5巻は期待はずれだった。この作者、主人公を善人に書きすぎるところに抵抗がある……。歴史小説の主人公なんて、人殺しの1つ2つくらいは平然と出来るほうが個人的には好み。
 池波正太郎の「忍者群像」は結構よかった。池波正太郎は暗い話面白いのに、有名なのは剣客商売とか鬼平とか……「忍びの旗」はかなりオススメ。ただ、好みと外れると、結末なんか許せない人もいるかも。ちうか、池波正太郎の暗い小説、他に何あるかな……。

 これを書いている時点では「ザ・サード」が読みかけ。1巻が後100ページくらいだけど、今のところそんなに魅力はないような。これ読んだら、また司馬遼太郎でも読もうか。
 銀河英雄伝説あたりをそろそろ読み始めようかと思うものの、あの本に合うカバーがない……。しかも20冊はちょっと多すぎる。なかなか読み出せない。

三ヶ月

2006-05-16 19:35:26 | 雑事
 ブログつけはじめて、一応3ヶ月くらいが経った。
 なんでつけたのかなーと思えば、なんとなく、勢いとしか言えないかもしれない。小説以外に、関係ない文章を書き散らす場所が欲しかった気もする。
 
 唐突に酒が飲みたい。
 といっても酒が好きなわけではないので、飲みをしたい。
 今週末はサークルの新入生歓迎会。
 楽しみ。

終わりのクロニクル

2006-05-13 02:32:21 | 小説
 を読み始めた。といっても1は結構前に読んでいたので、2の上下を読了。面白いには面白い気がするのだけど、なんとなくすぐに次を読み出そうという気分にならないので、映画化もした「機関車先生」を読んでみる。ライトノベルでも歴史小説でも伝記小説でもないのを読むのはちょっと久しぶり。4月16日のクビキリサイクル……は限りなく黒に近いグレイなのでもう一つ前を探すと、3月12日の「さらば、夏の光よ」か。でもこれお気に入り作家なので、「読みつけないジャンル、作家」というくくりでいくと、1月31日の「モサド、その真実」までさかのぼるようだ。
 ……もうちょっと普通の文庫からもちらほら読もうか、と思うものの、新潮や講談社に文春文庫あたりは出版社による作風というものがないに等しい。全くないわけではないのだけれど、少なくとも出版社をジャンルで区切ることは出来ない。新潮文庫あたりは学術文庫というか、文学肌のものが多いような気はする。講談社は面白ければなんでもあり、という社風かと思われる。甲賀忍法帳やヴァンパイアーウォーズも出版している懐の広い出版社だ。懐が広すぎてなんにでも手を出してしまうため、駄作も一杯出ているのが難点。はずれを一番つかんでしまいやすいのは講談社かもしれない。文春はなんとなく、歴史ものが多いイメージを受ける。集英社も謎。角川もよくわからないのだけど、文庫としては結構好き。角川スニーカーや富士見ファンタジアが角川傘下だということも大きいけれど。
 文庫はまだまだ一杯あるものの、外せないのはやっぱり岩波文庫。
 堅苦しいイメージの抜けない文庫だが、さすがに千年単位から選び抜いた出版物は、どれもが何かしら興味深い。面白さよりも資料価値において優れる、というものもなくはないが、モンテ・クリスト伯あたりは現在でも名作として有名。ドン・キホーテもここ以外は出版してくれまい。ある意味一番無くなって欲しくない文庫。
 ソノラマ、中公文庫とかも割りとメジャーどころか。ダントツで読んでいるのは電撃文庫。……あらためて見ると、文庫っていっぱいあるなぁ、と思いつつ。結。

創作小説その1

2006-05-06 18:50:43 | 雑事
 さて……載せるだけ載せてしまった創作小説。とりあえずお試し版。
 ブログはあくまで日記用であって、長文を載せるには適していない感じはしますね。HP作れればそっちのがいいんでしょうが、HP製作に関する知識はゼロなので、どうしようかな……というところ。固定客がつけばともかく、更新すればなんとなくお客さんの来てくれるブログのほうが、人の目にはつきそう。
 ブログもやり方次第では小説サイトっぽくできるのだろうか。
 とりあえず、試験的に短かめのものを公開。