ハラキリ

小説、映画、漫画、えろげーとかの感想日記。★0個は論外。★1個はいまいち。★2個は結構好き。★3個はかなり好き。

終わりのクロニクル

2006-05-13 02:32:21 | 小説
 を読み始めた。といっても1は結構前に読んでいたので、2の上下を読了。面白いには面白い気がするのだけど、なんとなくすぐに次を読み出そうという気分にならないので、映画化もした「機関車先生」を読んでみる。ライトノベルでも歴史小説でも伝記小説でもないのを読むのはちょっと久しぶり。4月16日のクビキリサイクル……は限りなく黒に近いグレイなのでもう一つ前を探すと、3月12日の「さらば、夏の光よ」か。でもこれお気に入り作家なので、「読みつけないジャンル、作家」というくくりでいくと、1月31日の「モサド、その真実」までさかのぼるようだ。
 ……もうちょっと普通の文庫からもちらほら読もうか、と思うものの、新潮や講談社に文春文庫あたりは出版社による作風というものがないに等しい。全くないわけではないのだけれど、少なくとも出版社をジャンルで区切ることは出来ない。新潮文庫あたりは学術文庫というか、文学肌のものが多いような気はする。講談社は面白ければなんでもあり、という社風かと思われる。甲賀忍法帳やヴァンパイアーウォーズも出版している懐の広い出版社だ。懐が広すぎてなんにでも手を出してしまうため、駄作も一杯出ているのが難点。はずれを一番つかんでしまいやすいのは講談社かもしれない。文春はなんとなく、歴史ものが多いイメージを受ける。集英社も謎。角川もよくわからないのだけど、文庫としては結構好き。角川スニーカーや富士見ファンタジアが角川傘下だということも大きいけれど。
 文庫はまだまだ一杯あるものの、外せないのはやっぱり岩波文庫。
 堅苦しいイメージの抜けない文庫だが、さすがに千年単位から選び抜いた出版物は、どれもが何かしら興味深い。面白さよりも資料価値において優れる、というものもなくはないが、モンテ・クリスト伯あたりは現在でも名作として有名。ドン・キホーテもここ以外は出版してくれまい。ある意味一番無くなって欲しくない文庫。
 ソノラマ、中公文庫とかも割りとメジャーどころか。ダントツで読んでいるのは電撃文庫。……あらためて見ると、文庫っていっぱいあるなぁ、と思いつつ。結。

最新の画像もっと見る