菊池秀行「D-蒼白き堕天使2」ソノラマ文庫、を読了。
今回は、「伝奇小説」ということについて少々。
今の世の中、「ライトノベル」というものが小説のひとつのジャンルとしてほぼ確立していますが、この作者はまだそういうものがない、もしくはあまり目立たない時代にもっとも活躍していた作家のうちの一人で、今で言えば「ライトノベル」に近いジャンルとして、「伝奇小説」というものがありました。あまりジャンルにこだわる必要もないのですが、要するに推理、ミステリー、青春、歴史小説といったようなメジャーなものを書いていた人ではないという意味で、「伝奇」という部分を強調します。
この「伝奇小説」というのはSF、ファンタジーといったものと非常に関わりが強く、両方の特徴をあわせもつことも結構多いです。作家としては山田風太郎、平井和正、半村良、夢枕獏……あたりになるでしょうか。作家の側はジャンルを意識しないで書いているかもしれませんが、一読者としてはそのような位置付けです。
この中で有名なのは夢枕獏「陰陽師」あたりでしょうか。映画化も漫画化もしてますから、名前くらいは知っている方が多いかと思います。
ジャンプやマガジンといった少年誌でも漫画化しやすそうな小説、と思えばほぼ間違いないでしょう。
歴史的に有名なところでは、「八犬伝」などが伝奇小説のルーツと言えるかもしれません。
今回は、「伝奇小説」ということについて少々。
今の世の中、「ライトノベル」というものが小説のひとつのジャンルとしてほぼ確立していますが、この作者はまだそういうものがない、もしくはあまり目立たない時代にもっとも活躍していた作家のうちの一人で、今で言えば「ライトノベル」に近いジャンルとして、「伝奇小説」というものがありました。あまりジャンルにこだわる必要もないのですが、要するに推理、ミステリー、青春、歴史小説といったようなメジャーなものを書いていた人ではないという意味で、「伝奇」という部分を強調します。
この「伝奇小説」というのはSF、ファンタジーといったものと非常に関わりが強く、両方の特徴をあわせもつことも結構多いです。作家としては山田風太郎、平井和正、半村良、夢枕獏……あたりになるでしょうか。作家の側はジャンルを意識しないで書いているかもしれませんが、一読者としてはそのような位置付けです。
この中で有名なのは夢枕獏「陰陽師」あたりでしょうか。映画化も漫画化もしてますから、名前くらいは知っている方が多いかと思います。
ジャンプやマガジンといった少年誌でも漫画化しやすそうな小説、と思えばほぼ間違いないでしょう。
歴史的に有名なところでは、「八犬伝」などが伝奇小説のルーツと言えるかもしれません。