学力テスト

川勝平太静岡県知事が、平成25年度全国学力・学習状況調査（学力テスト）で、小学校国語Ａの正答率が全国都道府県の中で、静岡県が最低だったことを受けて、「下位１００校の校長名を公表する」と発表したことには、大変驚きました。

このことにつき、県教育委員会が反対の意向を示したことは当然のことでありましょう。
その後、川勝知事は、対象を成績上位の校長名に転換した上で公表いたしました。

そもそも、学力テストの目的は、児童生徒の全体としての学力についての傾向と問題点を把握することであって、学校別の順位を競う性格のものではないと思います。

小学生や中学生が学力を伸ばすことは、もちろん大切なことですが、生きるうえで、学力以外にも大切なことが沢山あることを児童生徒に教えることも、学力と同様に重要なことと思います。