久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

職員一丸となって日々公務に励んでいます。

日々の公務や生活を通じ、感じたり考えたりしたことを発信していきます。

久喜縁(えにし)プロジェクト

2013年09月29日 | 日記
青年会議所(JC)という団体をご存知でしょうか?
久喜市においては、昭和53年(1978年)に久喜市及びその周辺の町の青年達が相集い、春日部青年会議所をスポンサーとして設立されました。
私もその時のメンバーの1人です。

20歳から40歳までの人で、よりよい地域社会を作っていこうとの意欲があれば誰でも入会できますが、40歳を超えると、自動的に退会しなければなりません。

創立以来、今日まで35年間にわたり、その時代に相応しい事業を実施してきました。
また、行政が様々な事業を実施するにあたってもご協力を頂いて参りました。

中には、事実上、共同事業といって相応しい事業もありました。
顕著な例として、東日本大震災時の被災者支援事業では、いち早く積極的に対応していただきました。
この場をお借りして、改めて心からお礼申し上げます。

そのJCが、このたび「久喜縁(えにし)プロジェクト」を制定し、『縁(えにし)で繋ぐまちづくりによって地域愛コミュニティの再生を目指します』との事業を立ち上げました。



そもそも、埼玉県は他県からの流入人口の増加によって人口大県に至った経過があります。
また、九州や四国にみられるような江戸時代の幕藩体制の藩が、そのまま県になったという歴史を踏まなかったこと、さらには、県人口のうち100万人を超す人々が通勤や通学のために、東京を始めとして埼玉県以外で活動しているという事実があり、これらのことから、埼玉県民は、他県に比べて郷土愛が希薄との指摘がされてきました。

JCの久喜縁プロジェクトの案内文に、
人は、ひとりでは生きていくことが出来ません。だからこそ支え合い、そして共に助け合うのであります。遠くの著名人より、近くの隣人に興味を惹かれるのは、見知った知人や地域に強い心の繋がりを感じるからです。この繋がりを「縁(えにし)」と定義し、久喜市に集う人々がその歴史、文化、そして互いとの「縁(えにし)」を結ぶ事を、久喜縁と位置づけます。
とあります。

縁という言葉からは、新しさは感じませんが、だからこそJCの皆さんは縁にひかれたのでしょう。
青年らしい、失敗を怖れずに活力あふれる活動を期待します。

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