久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

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適切な医療を提供するために

2014年05月23日 | 日記
報道によると、厚生労働省は紹介状を持たずに大病院を受診した患者に新たな負担金を求める制度を、平成28年4月を目途に導入する方針を固めました。

年内に具体策をまとめ、来年の通常国会での法改正をめざすといいます。

現在でも、紹介状を持たずにベッド数200床以上の病院を受診する患者に対しては、病院が任意に特別料金を徴収できる制度があります。

この料金は、平均で約2,000円程度です。
ただし、導入済み病院は半数に満たないとされています。
新制度が導入されると、大病院では一律に特別料金を患者からとることになります。

負担額については、社会保障国民会議では、1万円案も出たとのこと。また、厚生労働省では、「1万円は高い」との意見が多いとのこと。

いずれにしても、このことにより、患者が大病院に紹介状を持たずに受診すると負担金が増え、大病院での受診がしにくくなるため、診療所や中小病院の役割が大切になってきます。

そもそも、ひざをすりむいたり、風邪をひいたりの軽症患者が大病院にての診療を希望する例が後を絶たず、救急や重症患者に対して充分な対応が出来ていないとの批判がありました。

このような状況を解消するためには、診療報酬の改正などの環境整備が不可欠でしょう。

さらに、進行する高齢社会に適切に対応するためには、限られた医療資源をいかに有効活用していくか、充分な議論を重ね、思い切った改革が必要であると考えます。










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