久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

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何のための誰のための選挙なのか!?

2014年05月18日 | 久喜市長選挙
衆議院議員選挙に小選挙区が導入されて何年になるだろうか?

米国にみられるような2大政党論が、当時の小選挙区制の是非の議論の中心であったように記憶しています。

今回の久喜市長選挙においては、小選挙区制の持つ弱点が大きな影響を及ぼしたような気がしてなりません。

小選挙区制は、1人を選ぶ選挙でありますから、当選者に投票した人以外の票は、全てがいわゆる死票となります。

市長選挙も当然でありますが、1人を選ぶ選挙です。
従って、衆議院小選挙区に立候補を予定している方からすれば、いかに自分を支持してくれる人を久喜市長にするか腐心いたします。

つまり、衆議院議員小選挙区選挙の代理戦争のような選挙になりがちなのが、最近の市長選挙の傾向に思えてなりません。

今回の久喜市長選挙において、相手方陣営には、久喜市民ではない某衆議院議員の秘書が複数で陣営に入り、活躍していたようです。

市長を選ぶには、選挙について豊富な経験を持つ方からの適切なアドバイスを仰ぐことはもちろん大切です。

しかし、その方達が選挙本部の真ん中に座り、指示を出すような選挙になっては、一体、何のための誰のための市長選挙なのか、と思います。

近く実施されるであろう衆議院議員選挙の前哨戦のような感じになってしまい、充分な政策論争にならなかったのは、残念に思っています。

このことが、今回の市長選挙の低い投票率の原因の一つに思えてなりません。

このように、衆議院議員の小選挙区制度は、他の選挙にも様々な影響を及ぼします。

この辺りで、一度、小選挙区制度を検討する必要があると思いますが、いかがでしょうか?











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