時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

事故現場は近くだった。

2020年08月26日 | 時のつれづれ・葉月 

多摩爺の「時のつれづれ(葉月の13)」
事故現場は近くだった。

お昼下がり、3時をちょっと過ぎた当たりだった。
女房と二人でソファーに座り、
「昨日は少なかったのに、今日は200人(東京都の新規感染者)超えちゃったよ。」
なんて話していたら・・・ 外がピーポーピーポーと騒々しい。

「熱中症かもしれないね。」と女房が言うもんだから、
「ご近所には、お年寄りが多いから心配だね。」と言って、リビングから外を覗いてみたが、
救急車は止まることなく走り去ったので「近くじゃないみたいだよ。」と返した。

それから・・・ 約5分ぐらい経っただろうか?
またもや、ピーポーピーポーとサイレンを鳴らし救急車が1台
今度は、たいして人通りが多いわけじゃないのに「救急車通ります。」とマイクで云うぐらいだから、
急いでいるというか、焦っているというか・・・ なんとなく緊迫感があったが、
あっという間に走り去ったので、気に留めるには至らなかった。

さらに、それから・・・ 約5分後
またもや、ピーポーピーポーとサイレンを鳴らし、「救急車通ります。」の声が聞こえて来た。

約10分ぐらいの間に、3台の救急車が走って行ったものの、
その後は、しばらく何もなかったことから「近くで、交通事故でもあったんだろうか?」と
女房と話し気にしてなかったところ・・・ 夕方のニュースで、衝撃の速報が飛び込んできた。

近くにあるビルの解体現場で、一酸化中毒による事故があり、
8名の作業員の方が緊急搬送されたとの一報
「おい、おい、おい、どうした。どうした。」ってことになり、テレビを見ていると、
今度は、上空が騒々しい。

どうやら、報道関係のヘリコプターが来ているようだ。
都心から北多摩だと、車ならどんなに早くても1時間はかかる。
ヘリコプターなら何分で来れるかといった知識は、残念ながら持ち合わせてないが、
信号待ちがない分だけ・・・ 車よりは早く着くだろう。

事故が起こってから、まだ1時間そこそこだから・・・ 現場近くに行くことはできたが、
他人の不幸を見物する野次馬は、性に合わないのでやめておく。

炎天下で解体をされている、屈強な体を持った男性が、バタバタ倒れたと云うんだから正直恐ろしい。
まずは、搬送された全員に、意識があったということなので、取りあえず一安心だが、
近隣で暮らす者としては、原因の究明と、適切な対策をしっかりやってもらわないと不安だし、
事故現場の目の前には駅があり、通勤や通学で人の往来が多いので・・・ 恐ろしくて堪らない。

それにしても・・・ 今年は、いろんなことが起こり過ぎじゃなかろうか。
生まれてこの方66年経つが、こんな年は殆んど記憶にない。
まだ4か月以上もあるのに、早く来年になってほしいと思うぐらいだから、
恥ずかしながら・・・ ちょっと
ビビってる。

明日は、なんでも良いから
良い知らせが欲しいと願ってやまない。(ホントに)

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