時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

清流と遊歩道 玉川上水

2019年09月15日 | 東京ぶらぶら

多摩爺の「東京ぶらぶら(その1)」
清流と遊歩道 玉川上水 (小平市・東大和市)

健康のため、週末限定でやってる玉川上水緑道(小平グリーンロード)のウォーキング
ホームコースは、鎌倉橋(津田塾大学の付近)から上水小橋(西武拝島線・玉川上水駅の付近)辺り、
ノルマは60分程度、久右衛門橋から東小川橋の往復がメインで、5キロとちょっとぐらい?

その日の気分次第になるが、調子が良ければ、東に向かって鎌倉橋まで距離を延ばしたり、

西に向かって上水小橋まで距離を延ばしたりで、10キロぐらい歩くことも・・・ 珍しくはない。

ホームコース(玉川上水緑道)の良いところは、
なんといっても緑で、車が走ってないので空気が美味しい。

春先の3月終わりごろから芽吹いた新緑が、夏に向けてどんどん色濃くなって深緑になり、
落陽が始まる11月の下旬までは、小径は緑に覆われているので、夏の暑さも全く気にならない。

ウィークデーは、近隣の学校に通う学生(津田塾大・武蔵野美大・創価学園・白梅学園など)の通学路
これが週末になると、若い方々はランニング、年長者はウォーキング
ワンちゃんを連れてる方々もたくさん居るので、けっこうな数の人々が小道を行き交う。

京都の南禅寺から銀閣寺へと続く、琵琶湖疎水沿いの小径には「哲学の道」という愛称があるが、
近隣の私学では、生徒の将来に期待を込めて、
玉川上水緑道沿いのこの小径を「哲学者の道」と呼ぶそうだ。

このネーミングは、なかなか広まらないが・・・ 個人的には、とっても素敵な愛称だと思う。

ただ・・・ たいしたことではないものの、気になることが三つほどある。
一つ目は、たまぁ~にだが、ウォーキングをしながらスマホを見てる若者が居ること
歩きスマホの危険は、世界の常識のはずなんだが時々見かける。
もう、ここまで来たら病気(スマホ依存症)で、ホントにホントに困ったもんだと言わざる得ない。

二つ目は、大型犬を散歩させてる方々が、けっこう数でいらっしゃること
首輪にリードを付けてるとはいえ、散歩させてる方々の大半は年配者でおばちゃんも半分ぐらいいる。
気がついたら、なるべく遠くに離れるようにしてるが、
もしも、お犬様の機嫌を損ねてしまったら、
年配者じゃコントロールするのは無理なんじゃなかろうか。


事故が起こってないみたいだから良いけど、
起こってからじゃ遅すぎるし、不安がないでもない。


さらに、緑道の両サイドはお犬様が糞尿をしている。
たいがいの方はビニール袋を持って糞は拾ってるものの、
水を持ち歩いて消臭をしている方は・・・ ホントにホントに少数派だから、

もう少しマナーの高度化を願いたいと思うが・・・ どうだろう?

三つ目は、歩行の方向が人それぞれというか、
全く持って自由気ままで・・・ 我が道を行く方々ばかり、

保育園か幼稚園の頃、もしくは小学校の低学年の頃、
「車は左、人は右」と教わったはずだが・・・ 完璧に忘れている。

こちらが右側を歩いてるのに、どうどうと左側を歩き、
ぶつかりそうになっても、道を譲ろうとしない年配者もけっこうな数いる。

こんなことで揉めたくないので、こちらが先に道を譲ってるが、ホントに何様のつもりなんだろう?

因みに車と人が対面になることによって、
早めに危険を察知し衝突を防ぐ意味合いから「車は左、人は右」なんだが、

車が通らない歩行者専用道でも、その理屈は変わらないはずで、
人と人が向かい合って、道の右端と左端を歩いていれば必然的にぶつかってしまう。

これはルールの問題じゃなくて、マナーの問題だと思うが、
気にならない方々は・・・ 全く気にしていない。


健康の話をしてたのに、愚痴をこぼしたようで、何だかみっともないが、
この町の緑をずっとずっと感じていたくて、終の棲家を構えて早や20年、
あっという間に65歳である。

いままでは忙し過ぎて、あまり歩けなかったが、もうじきサンデー毎日の日々がやってくる。
成り行きに任せて暮らしたいんだが、老後仕様の楽しみ方もいろいろあるようなんで、
何か、もうひと工夫が必要なのかもしれない。

西武鉄道・玉川上水駅から歩いて4~5分の上水小橋から眺めた玉川上水の流れ
この橋は水辺まで降りて、水音を聞くことも出来るので・・・ ちょっと、楽しみなスポットでもある。

「清流復活の碑」 ところで・・・ 復活ってなんだろう?
そう思って調べてみたら、現在の玉川上水は多摩川から引いてるのじゃなくて、
昭和61年の清流復活事業で、昭島の下水処理場で処理された高度処理水とのことらしい。(知らなかった。)

これが清流の復活を説明した看板、経緯を含めて丁寧に説明してあり実に分かり易い。

上水小橋の西にある監視所から流されて流されてるくる玉川上水の水
綺麗に見えるんだけど、下水の処理水だから、いかに高度に処理されてるとはいえ・・・ 触りたいとは思わない。

こんなに広い道ばかりじゃなく、狭くてデコボコなところもあるが、
木漏れ日と緑だけは、この緑道が続く限り続いている。(緑道だから・・・ 当たり前か?)

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2 コメント

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玉川上水 (べんけい)
2023-08-06 06:00:49
こんにちわ
楽しく読んでいます、
群馬に住んでいて車で都内への行き帰りに
時々通りました、
緑あふれる道で好きでしたね、
確か五日市街道と表示された部分も
有ったように記憶しています、
何時の日かこの道を歩いてみたいと言う思いは
持っているのですが果たせないでいます。
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Unknown (多摩爺)
2023-08-06 10:03:44
べんけいさん、こんにちは

コメントを頂戴しありがとうございました。
もう22年も昔になりますが、21世紀が始まった年に縁あってこの地に終の棲家を構えました。

当時の通勤は都心のど真ん中でしたが、プラベートでは緑があって、水の流れがあって、子どもたちの賑やかな声が聞こえて、
できれば富士山が見えればと思っていたら、自宅からホントに見えるので大満足の地域でした。

夏の暑い陽差しでさえも、木漏れ日と捉えて逍遙を楽しむことができます。
近くに来られた際は、ゆっくり散策されることをお薦めします。
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