Tamaっち

トーキョーアーバンカントリーから こんにちは☆ 日常のアレコレを画像と共に♪

宇宙ウルルン滞在記~はやぶさに想う

2010年06月14日 | つれづれ
人類初の小惑星の岩石採取に挑んだ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」が

13日深夜、地球に帰還してきました。

この顛末は涙なくしては見られない、なんとも感動的なニュースになりましたね。



03年5月の打ち上げから約7年、総航行距離約60億キロにも及ぶ長い旅でした。

日本人て、機械的なものも擬人化してみる傾向があるせいか、

ミッション遂行時の各部の故障も「満身創痍」と表現し、

ソーラーパネルが変な方向を向いてしまい
発電が出来なくなったときは「意識不明・気絶」としたり、

通信回線の不調で地球との交信が途絶えたときも「迷子」と記したり、

大気圏に突入するときは「本体は燃え尽きてお星さまになった」なんて云われちゃうと、

もう、これって、

一大スペクタクル感動巨編でしかありえないのであります。

そんなん聞かされる方としては、

「なんて健気なエライ子だったんじゃ(大泣き)・・・・」となってしまうでしょ、人として。





そして地球への帰還のため、軌道修正しながらの道程で、

残り僅かになった電力を振り絞り、

最後に撮って送信してきた写真が、

これだったそうです。






                      (宇宙航空研究開発機構提供)

最後に撮ったのが「母なる地球」だったなんて。  うるうる。

途中で通信が途絶えているのが(下部灰色部分)これまた泣かせポイントです。うるうる。



「宇宙航空研究開発機構は13日、
小惑星探査機「はやぶさ」が大気圏突入の直前に撮影した、太陽に照らされて輝く地球の写真を公開した。

 撮影を担当した宇宙機構の橋本樹明教授によると、2時間ほどかけてはやぶさの姿勢を整えて5、6枚を撮影。
ほとんどが真っ黒な画面だったが、時間ぎりぎりの最後の1枚に地球の姿が残っていた。
約30分後には大気圏に突入し、本体は燃え尽きたとみられる。

 撮影したカメラは小惑星「イトカワ」を撮影した際にも使われたが、
省エネのためその後電源を切っており、起動するか分からないとされていた。
はやぶさは最後の最後まで期待に応えた形になった。

                       (共同通信:6月13日23時55分) 」







~~~~おまけ~~~~~~


以下の文章は、子供向けに制作した解説みたいなものです。(by毎日新聞onWEB)

「解かりやすさ」と「お涙頂戴度満点」なので、載せておきますね。




はやぶさ君、いよいよ帰ってくるね。どんな小惑星に行ったの?

 はやぶさ君:地球と火星の間の軌道を回る小惑星イトカワだよ。地球から比較的近く、まだだれも行ったことがない小惑星だったんだ。到着まで約20億キロ、2年4カ月もかかったよ。

 Q 気が遠くなるね。すごいパワーのエンジンを持っているのかな。

 A 「イオンエンジン」という新型のエンジンだよ。キセノンガスに電気を帯びさせて、静電気の力でものすごいスピードで噴射させた反動で動くんだ。燃費がいいので燃料が少なくてすむのが特徴だよ。このエンジンの力は、地球上では一円玉をやっと持ち上げるくらいしかないけど、地球を飛び出した後で続けて運転すれば時速5000キロまで加速できる。

 それに、「スイングバイ」という航法を組み合わせたので、たった数十キロの燃料でイトカワへ到着できたんだ。

 Q イトカワって、どんな小惑星?

 A 一番長いところが540メートルしかない、小さな小惑星だ。ピーナツのような形をしていて、表面はなだらかなところと、大きな岩がゴロゴロしているところがあったよ。人類が初めて見る天体だから、ぼくもドキドキしながら写真を撮ったりしたんだ。

 Q 岩石はどうやって採ったの?

 A イトカワの重力は地球の10万分の1しかないので、シャベルですくう動きをすると、反動で宇宙へ放り出されてしまう。だから、ぼくの下側につけた筒のような装置を使った。筒の先がイトカワの表面に触れると弾丸が発射され、砕けた岩石が筒の中を上って容器に入る、という方法で挑戦したんだ。

 Q うまくいった?

 A 着陸はだいたい予定通りだったけど、岩石採取の弾丸が発射できたかどうかは分からないんだ。でも、研究者の人たちは「着陸の衝撃で表面の砂が舞い上がって採れた可能性がある」と話していたよ。

 Q それはよかった。あとは帰るだけになったんだね。

 A ところがね、2度目の着陸の後、ぼくは地球と交信できなくなっちゃったんだ。イオンエンジンとは別の化学エンジンの燃料が漏れて姿勢がおかしくなって、太陽電池が太陽と違う方向に向いてしまったようなんだ。発電ができなくなったぼくは力がなくなり、気を失ったんだ。

 Q それは大変!

 A 7週間くらいは意識がなかったみたい。そのうち太陽電池に太陽が当たり始めて発電が始まったんだ。その時、地球からぼくを呼ぶ声が聞こえた。ぼくは必死に応えたよ。その返事に「うすださん」が気付いてくれて、交信が復活したんだ。

 Q うすださん?

「はやぶさ」打ち上げから帰還まで
 A 長野県佐久市にある臼田宇宙空間観測所のアンテナさ。ぼくみたいな探査機との交信の仲立ちをしてくれているんだ。

 Q その時の体調はどうだった?

 A 意識は戻ったけど上手に動けなくて、あちこち検査してもらったんだ。徐々に動けるようになったけど、地球に帰るタイミングを逃してしまって、帰るのが予定の07年より3年も遅れてしまったんだ。

 Q 7年間も一人で旅をして寂しくなかった?

 A 全然寂しくなかったよ。うすださんたちに協力してもらいながら、ずっと管制室の研究者の人たちとお話をしていたからね。調子が悪くなると、直す方法を考えてくれたり、良くならない時にはそれ以上悪くならないよう気を配ってくれたり、別の解決法を考えてくれた。一緒に旅をしているみたいだったよ。

 ◇太陽系の歴史、解明に期待
 Q その旅も、もうすぐゴールだね。イトカワの砂が入っているかもしれないカプセルは、どうやって地球に帰るの?

 A ぼくは13日午後7時50分ごろ(日本時間)、地球から約7万キロの高さでカプセルを切り離す。カプセルは大気圏に突入して、最高約1万~2万度の熱にさらされるけれど、特製の断熱材が中身を守ってくれるんだ。真夜中に、オーストラリア南部のウーメラ砂漠に着地する予定だよ。

 Q カプセルに何か入っていてほしいね。

 A 小惑星には、太陽系ができた約46億年前の姿がそのまま残っていると言われているので、もしイトカワの砂を分析できれば、太陽系の歴史がもっと詳しく分かるようになるかもしれないね。

 Q 帰ってきたはやぶさ君に、直接「お疲れさま」って言いたいな。

 A ありがとう。でも、それはできないんだ。ぼくはカプセルを正確に落とすため、できるだけ地球に近づかないといけない。カプセルを切り離した後、大気圏に突入して燃え尽きてしまうんだ。ぼくは流れ星になるよ。

 今、ぼくの目の前には真っ青な地球が見える。長旅でいろいろな星を見たけれど、やっぱりぼくの故郷が一番素晴らしい星だと思う。大変なこともいっぱいあったけれど、新しいことにたくさん挑戦できて、思い出がいっぱいできたよ。(JAXA所属)





・・・・・・・・もう、大号泣です。


・・・・・・・・将来、映画化すらされそうな予感までいたしますw。





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とおりすがりの・・・)
2010-06-14 11:44:14
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とおりすがりさま (Tama)
2010-06-14 11:57:47
うるうる。 おめめ、真っ赤ざんしょ。

先程、ネットで続報を見つけましたよ。

本体から切り離されたモノがパラシュートと共に落下予定の砂漠で無事見つかったそうです♪

(下アドレスでそのニュースに飛びます)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/14/news031.html
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KON (ばんは~)
2010-06-14 17:48:20
私は、03年の打ち上げは知らんかった・・・・記憶に残ってないのです

60億km凄い距離ですよねぇ
Tamaちゃんのブログを読んで、はやぶさ号って凄いなぁっと
なんか、マーメイド号で太平洋横断した堀江さんを思い出しました。

映画化されます、絶対に
いや、して欲しいですね。

後はカプセルに「砂」が入ってるのを、期待ですね


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KONさま (Tama)
2010-06-14 19:44:39
果たして、カプセルの中身は何が入っているんでしょうね。

その瞬間、煙がもわわ~んと出てきて・・・・。
開けたJAXA担当員が、ヒゲもじゃのおじいさんになったりして

ワタクシ的には「なんとダイヤモンドの原石がっ!こんなにたくさん!!」に期待
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