【中村橋 栄寿司】 落ち着くお寿司屋さん

中村橋駅前の商店街を、北に５０ｍくらい。

そこに、こじんまりと纏った雰囲気を持つ「栄寿司」はあります。

多趣味の親方と、アットホームな接客のママさんの２人で切り盛りしているせいか、

そんな人柄に魅せられて通っている常連客占有率の高いお店です。




商店街のマスコット【ニャンピー募金箱】




この夜はナイターで「阪神vs巨人」を放映中。

お客サンはみんな右奥にあるテレビで観戦しつつ、

その動向に一喜一憂しつつ、肴を摘みます。

ＴＶがあって、しかもカウンターでの喫煙も可能なお寿司屋さんって、

今ではある意味、時代遅れなのかもしれませんが、

それがまた、肩ひじ張らずにラクチンでいいんだな。

なんとも、『地元商店街の昔っからのお寿司屋さん』って感じでしょ。


　　

右の、白く長細いブツは云わずと知れた『ヒラメの縁側』。
栄寿司のエンガワは、その厚みゆえ歯応えがあり、脂乗りも上々です。





愛息くん用、中トロにぎり。この艶の見事さ！。
と、おまけで付けてくれた『玉子焼』。今日はネギ入りですね。




鴨燻製サラダ。カンタンなツマミですが、それなりに美味しい。




今日の焼き物は、『カレイの西京漬』。添えのレモンは掛けずにいただきます。






しばらくすると親方が、無言の笑顔でこんなものを運んできました。



一体これはナニ？？？　大根おろしの下に何かが隠れています。

親方、依然としてタネあかししないし・・・・・。



一口ぱくつきます。・・・・・ん！アワビのキモに似ている風味。

でも、この小ささはアワビのそれじゃない。

以前、どこかで食べたツブ貝のキモともちょっと違う。




正解は、「赤貝のキモ」でした。

一度湯がいて、おろしと共に、ポン酢が掛かっているの。

・・・・見た目も意表をつきますが、その繊細な旨味も意外！


赤貝のキモ部分って、卵を持つ前の時期なら湯がいたり焼いたりして食せるそうです。

赤貝を、貝殻ごと買うなんて自分で絶対しないから、

捌き方も勿論知らないし、ワタ部分など見ることもないものですものね、

まさしく、珍味、戴きました。







巻物で、〆め。




多分今後も変わらず、ヘビーローテーションで通うであろう

Tama家お気にの、地元なごみポイントです。




　　　　
　 　　　
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