頼りになるね、お兄ちゃん

うちの次男ちゃる。
一応、今、大学生なんだけど推薦で入ったのね。工学部に所属してるんだけど、高校時代には物理も数学3もやってない。多分。
理数系の頭持ってないんで心配なのさ。ついていけるのか？ってさ。

学校に行き始めて数日たったある日聞いてみた。
「授業はわかる？」
「うん、だって、ABCの書き方からやってるんだよ？」って。んんん？君の学校は中学生レベルか？
be動詞とか三単現のSとか。懐かしすぎて忘れかけてるよ・・・・・・と長男りょん。ふむ・・・・・・・・確かに。
「英語のレベルはわかったよ。で、数学は？」
「関数とかやってる。」関数といっても色々ありそうだけどとりあえずはこっちは中学２-３年レベルには達してるのか？

先週、早速、実験があるってレポートを書いてた。
グラフをピラッと見せて「これって比例なの？」って聞いてきた。
「そうだよ。正比例のグラフじゃん。正比例反比例ぐらいはわかろうね。１次関数だからさ。」
ふぅ～～ん、やっぱり中学生レベル？

昨日、深夜のバイトから帰ってきたちゃるが明日の朝までにレポート書かなきゃって。でも、わからないところがあるんだって。
「お兄ちゃんに手伝ってもらいなっ！」「うん」
長男りょんが暇そうにTVゲームやってて良かったよ。
レポートを見てりょんが「わからねーよー」
「だって、昨日はやってあげたんでしょ？」と私。
「昨日は計算するだけだったから」と。
「俺はねー、物理やってないんだよ？」と。見れば物理の実験のレポート。オームの法則とか書いてある。　　　ナツカシー、ナイヨウハオボエチャイナイガ
「俺だって物理なんかやったことないよ」とちゃる。
おいおい・・・・・・・そんな自慢しあってる場合じゃないから。
母だって・・・・・・・物理はやったことあるけど○十年も前だからわかるわけない。
「おい、教科書もってこいよ。最初から見ないとわからない。」とりょん。
しめしめ・・・・・・・と私はお風呂に。

お風呂から上がるとちゃるがもう寝る支度をしている。
「おしえてもらったの？」「うん」
良かったよね。頼りになるお兄ちゃんで。
後から、ちゃるの勉強教えてくれてありがとね。って言ったら「発光ダイオードなんてわかるわけねぇ！あってるかどうか知らないよ」だってさ。
なんだかんだ言いながらもちゃんと面倒見てくれる優しいお兄ちゃんだな。兄弟仲良くてよかったよ。

でもさ・・・・・・・・まだ一般教養だからどうにか教えられるんだろうけど、専門科目になったらいくら頼りになるお兄ちゃんでも教えてはもらえないぞ？
さっき、深夜バイトから帰ってきたちゃるにそんな話をして、よくできる友達いるの？って聞いたら、しばらく考えて・・・・・・・・・友達がたくさんいる友達がいるってさ。なんじゃ？そりゃ？
とにかく、ちゃんと４年で卒業してくれよな。