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べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

熊本から、世界中のアルミを取りかえる|自然科学って、お得!

2012年10月25日 | 理科
 マグネシウムは、海水や野菜に自然にふくまれるミネラル(ひとに必要な元素)としても知られる金属です。軽くてよく燃えます。

 もし、マグネシウムを燃えにくい合金に変えることができたら

 航空機や自動車や建物の窓わくに使われているアルミニウムの代わりになるでしょう。地球上にたくさんあるから、アルミよりずっと安くてお得!

 世界中のアルミをすべて入れ替えてしまう、そんな大発明になるかもしれません。

 燃えにくいマグネシウム合金の発明と製品が、熊本の大学と工場から世界中へと動き出しました。開発したのは、熊本大学工学部自然科学研究科の河村能人さんです。

 "自然科学"って、なんでしょう?


 自然科学は、自然のなかにあらわれる"きまり"を見つけます。

 数学・物理学・化学・生物学・地学は、理学とも呼ばれ、"きまり"そのものを発見します。道理や理屈(りくつ)の"理"ですね。大学などで学んで卒業後は、学校の先生や大学や企業の研究者になるひとが多い。また"きまりの探し方"身につけて、経営やデザインに生かす人も増えてきました。

 工学・医学・薬学・農学は、"きまり"を技術や製品に生かします。卒業後は、新製品の開発をしたり研究施設・病院・工場で働き、専門的な技術を生かすひとたちが中心です。

自覚を促すちょっとしたきっかけ|大学へいこう!(1)

大学の講義にふれてみましょうか(1)|熊本大学・工学部・数理工学科


 自然科学は自然が相手ですから、数字であらわされる客観的なデータと実験観察を積み重ねる根気も必要です。

 だれの目にも明らかなデータを積み重ねていくため、どこにもなかったモノを造り出したりだれにもできない技術を身につけることもできます。

 自然科学は、とても大きな差異(さい)を生むことがお得!

 また発明発見だけでは、製品の開発はできません。工場で大量に安定して作り続けるための"技術"も欠かせません。自然科学の学部では、そういった技術を身につけることもできます。


 ひとつの学部、ひとつの資格でも、卒業後の仕事はさまざまです。志望校を決めるには、まず調べてみること。まわりのひとの助けも借りながら、調べはじめるこ。あなたが"やりたいこと"は、あなたが調べていくことで、はじめて形になっていきますす。(塾長)


くまにちコムより 2012/10/18

>次世代合金「熊大Mg」生産へ 工場、来月稼働

>金属製品製造の不二ライトメタル(長洲町)は17日、熊本大と実用化を進める次世代合金「KUMADAIマグネシウム合金(熊大Mg)」の実証・評価工場を公開した。熊大Mgを実際の生産ラインで製造するのは初めて。11月に稼働し、2013年4月のサンプル出荷を目指す。

>熊大Mgは強度と耐熱性、軽さを併せ持つ新合金。自動車や航空機部品などの新素材として注目されている。
>すでに自動車や医療機器、レジャー用品などの大手メーカーから問い合わせがあっているという。同社は熊大Mgを含め、マグネシウム合金関連で18年に10億円の売り上げを目指す。(ここまで引用)


熊本大学ホームページ(パソコンむけ)


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