べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

細胞分裂のひみつ|スタートとゴールをはっきりさせる

2015年11月25日 | 理科
順番が大切なとき、まずスタートとゴールをはっきりさせましょう

どんなにうまいカレールウがあっても、ジャガイモから先に煮込んだら煮くすれてしまいます。お家で食べるには構いません。でも、お店でおカネをもらうには問題です。仕事が成り立つには、順番が大切なのです。

わたしは仕事をガンバリます。カラダをこわすほど。上司に言われました。「ガンバってるのはわかるけど、方向がちがうよ」。全力で逆方向に走ってました。


どの教科でも、順番を意識させる問いにあふれます。高等教育の柱と言っていい。仕事でおカネをもらい生産性を高めるには、順番が大切だから。運やカンの限界を越えるにも順番が大切だからです。

英語・国語の理由と結果、数学の文章問題や図形の証明、歴史の流れ、理科の植物の成長や天気の移り変わり…単純な暗記では行き詰まります。順番を意識させ、スタートとゴールを見つけさせることが目的だからです。


[問い1]
みかんを6個買い、500円を出したところおつりが80円であった。このみかん1個の値段を求めなさい。

[考え方1]
スタートは「おつり」です。おつりなら引き算。引き算で等式を作りましょう。ゴールはたいてい文末にきます。求める未知数をxとおけば式はほとんど作れます。

みかん1個:x円

500-6x=80


[問い2]
カエルの胚(はい)の発生の図を見て、正しい順番にならべなさい。

[考え方2]
さいぼうぶんれつ【細胞分裂】
1個の細胞が分裂して2個以上の独立した細胞になることを細胞分裂という。

薬学用語解説 - 日本薬学会より引用
http://www.pharm.or.jp/dictionary/readme.html

細胞分裂でのスタートは「1個の細胞」。「カエルの胚の発生」ですから、ゴールは胚が完成すること。

「胚」とはなんでしょう。多細胞生物の発生におけるごく初期の個体のことです。

長い文は「主語+述語」に線をひきます。「胚とはごく初期の個体のこと」。個体は一匹のカエル。「初期の個体」につながるのはカエルの子ども、オタマジャクシです。オタマジャクシに一番近い図がゴールになります。

また、背骨をもつ「せきつい動物は背骨から発生が進む」ことも学べば、並べ替えもスムーズになります。


「細胞分裂」「胚」「個体」「せきつい動物」、学んだことはメモしておきます。理解するのは”書いたあと”なんですよ。


順番が大切なとき、まずスタートとゴールをはっきりさせよしょう!(藤田)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。