えつこのマンマダイアリー

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森友学園問題 ~赤木俊夫氏自死の真相究明のために署名を!~

2020年03月30日 | 雑記

 「森友学園」の国有地売却問題を担当していた財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんが自死した件で、当時の国税庁長官 佐川宣寿氏の指示で決裁文書の改ざんを強要され自殺に追い込まれたとして、赤木さんの妻が2020年3月18日、佐川氏と国に損害賠償を求めて民事訴訟を起こし、また、赤木さんの手記や遺書を公表しました。
 (詳細は、3月19日付東京新聞朝刊の一面に掲載された記事「森友文書改ざん『本省の指示』 自殺職員の妻、佐川氏と国を提訴」(こちらの東京新聞のウェブサイト)で読むことができます。)

 この件は、メディアが報じたり、国会でも追及されたりしているので、ご存知の方も多いと思いますが、さらに赤木さんの妻は、赤木さんの自死の原因と経緯を公正中立に調査する目的の第三者委員会を立ち上げるため、ウェブでオンライン署名を呼びかけています:
 "衆参両院議長 安倍晋三内閣総理大臣 麻生太郎財務大臣: 私の夫、 赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者(弁護士、大学教授、精神科産業医 等)によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!" 

 なぜ赤木さんの妻が調査の実施を求めているかは、くだんのサイト(↑)で説明されていますが、かいつまんで記すと…
 ・国や佐川氏が民事訴訟で妻の請求を認めてしまえば、真相解明のための証人尋問や、赤木さんが作成したとされるファイルについての文書提出命令の機会も与えられず、民事訴訟が終わってしまう可能性がある。
 ・民事訴訟提起を受け、安倍総理や麻生財務大臣は再調査はしないと言っている。
 ・地方自治体や民間企業では、過労自殺が発生した多くのケースにおいて、第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施している。
 そして、「夫の死を無駄にしたくない」との切なる思いを語っています。

 署名はこちらでどうぞ:http://chng.it/MjWkbXK4CQ 

 

 なお、赤木さんの手記の要旨をこちらの東京新聞のウェブサイトで読むことができますが、ここにも貼りつけます:

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 私は二〇一七年二月から半年間、異例な事案を担当し、強度なストレスが蓄積して一七年七月から病気休暇に至りました。異例な事案とは「森友学園への国有地売却問題」です。事案の長期化・複雑化は、財務省が虚偽の答弁を貫いていることが最大の原因で、心身ともに痛み苦しんでいます。

 【本省主導】

 本件は特異な相手方で前代未聞の事案であり、社会問題化する以前から担当者は本省に応接記録などを提出しています。近畿財務局が本省の了解なしに交渉を進めることはあり得ません。資料(応接記録)を文書管理規則に従って廃棄したとの説明(答弁)は、財務省が判断したことです。財務省が学園に特別の厚遇を図ったと思われることを避けるため、当時の佐川(宣寿)理財局長が判断したと思われます。野党の追及を避けるため、資料はできるだけ開示せず、タイミングも後送りとするよう指示があったと聞いています。

 近畿財務局が会計検査院の特別検査を一七年に二回受けた際には、佐川局長の指示で本省理財局から派遣された幹部職員が、近畿財務局の説明を補足する対応を取りました。本省の対応の基本姿勢として、本省が持参した一部資料の範囲内で説明し、応接記録や法律相談の記録などの内部検討資料は一切示さず「文書として保存していない」と説明するとの指示が本省から事前にありました。

 一八年二月の国会で財務省が新たに開示した行政文書について、麻生(太郎)財務相や太田(充)理財局長による「行政文書の開示請求の中で、改めて近畿財務局で確認したところ、法律相談に関する文書の存在が確認された」との説明は虚偽答弁です。

 【前代未聞の虚偽】

 一八年一月からの通常国会では太田局長が前任の佐川局長の答弁を踏襲することに終始し、詭弁(きべん)を通り越した虚偽答弁が続けられています。違和感を持っていても、誰一人本省に反論しません。

 【決裁文書の修正】

 決裁文書の調書の差し替えは事実です。佐川局長の指示です。学園への厚遇と受け取られる箇所は修正するよう指示があったと聞きました。本省理財局幹部らが過剰に修正箇所を決め、近畿財務局で差し替えました。

 修正作業の指示が複数回あり、私は相当抵抗しました。本省からの出向組の次長は「元の調書が書き過ぎているんだよ」と悪いこととも思わず、あっけらかんと差し替えました。これが財務官僚機構の実態です。修正回数は三、四回程度と認識しています。

 抵抗したとはいえ、関わった者として責任をどう取るか、ずっと考えてきました。最も大切な家内を泣かせ、人生を破壊したのは本省理財局です。みんなに迷惑をお掛けしました。さようなら

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 コロナ騒ぎやオリンピック延長などに気をとられ、大事な問題がうやむやにされないようにしなくてはいけませんよね。赤木さん本人の、そして奥さまの切実な思いや勇気を、国民の一人として無駄にしたくないと思いますし、こんな政権を一刻も早く退陣させたいと考えているので、この記事を掲載しました。
 最後までお読みくださり、ありがとうございましたm(__)m

 


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