へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

堆肥作り

2017年04月13日 | 日記
こんばんは。

へなちょこおやじです。



本日は、昨日教わった堆肥つくりについて書いてみようと思います。


ついこのまえ「ぼかし」というものを作りましたが、
今回は「堆肥」です。


で、お詫びなんですが、
この前のブログ、ぼかし作り1のところで、

ぼかしの中に肥料と堆肥があるみたいなことを書いたんですが、
どうも間違いみたいで…まことに m(_ _)m


実際は、肥料の中に、ぼかしがあるそうです。
ぼかし肥料と呼ぶように、ぼかしは肥料の一種です。

ここで肥料と堆肥のおおまかな違い。

肥料:作物の栄養分
堆肥:土壌改良のため


堆肥の基本的な考え方は「ごみの再利用」だそうです。
あるもので間に合わして、高い物は使わないと。

そして堆肥は好気発酵で完熟させ、
ほとんど分解が終わってる状態で土に入れます。

およそ60~75℃で好気発酵します。
中に手を突っ込むと暖かいというか熱いです。

材料の割合、水分量、かさが適切であれば、この温度帯で発酵し分解が進みます。

特にかさ(量)があることが大事で、かさが少ないと外気で冷やされてしまいます。


で、今回使った材料なんですが…

  落ち葉  米ぬか  籾殻   土 

これだけです(あとで水は加えますが)

割合は「体積比」で、
落ち葉:米ぬか:籾殻:土=8:1:1:1

ネットの堆肥の記事はたいてい重量比で表されていますが、
すごい量の落ち葉の重さをどうやって量るの?ってなり現実的ではございません。
体積比に換算しましょう。

量的には落ち葉がメインです。
米ぬかは、微生物のエネルギーになる窒素を供給します。 

籾殻は炭素が多いです。
完全に分解されずに形が残っていることが多いので畑の水はけ改善に有効だとか。

土は水分を適度に保持するので、入れておくと水分調整が楽になる。
理想は昔の家の壁土や屋根下の土のような粘土っ気の多い土。
粘土は養分を吸着する力が強いし、しかも藁が入っているから。

また、落ち葉には微生物がいっぱいで、水をかけるだけで発酵するという。
そして、米ぬかにも微生物がわんさかいます。


で、どのくらいの量を作らなければならないか?
まぁ、畑の広さや畑の状況にも寄りますが、
大体10a(1反)で1~2t.
就農したてで土がまだできていないと10aで6tくらい必要になります。


今回は、バケツ一杯を1としましょう。
もっと量が多くなると、1杯分をバケツでなく、ネコ(一輪車)や軽トラにします。


まず落ち葉をバケツ8杯。結構ギュウギュウに詰めます。
米ぬかと土と籾殻は、それぞれバケツすりきり一杯。

軽い順に床にバーッと。
まず落ち葉→籾殻→米ぬか→土。


これを均等に混ぜます。
混ぜ方は、隣に山を移す感じで。

均等に混ざったら、水ですね。

総量がバケツ11杯分なので、とりあえず1杯分をサンプルにして水分量を決めます。
今回は、水を500cc加えた状態がベストでした。

ベスト状態をどうやって知るか?

まず、水を加えてまぜまぜ。
おもむろにひとつかみ。
落ち葉なんかを手のひらでこすり合わせてすりつぶす感じで。
そして握ってみる。ギューッと握って固まりになればOK。


バケツ一杯分の水の量が500ccと決まったら、
残りの10杯分に、10倍の5Lを加える。

軽くまぜまぜ。
でもまぁ、あまり混ぜ過ぎないように。

混ぜすぎると中に含まれてる空気が逃げるでしょう。
あくまで好気発酵なので空気は必要です。

で、容器に入れるか、床に山積みしてカバーをかけるか。
ドーム型もしくは富士山型に盛り上げると、空気が入って発酵が進みます。

以上が堆肥つくりの流れです。

その後、1~2日経ってから温度を確認します。
60℃以上になってればOK。
これくらい温度が高いと雑草の種や病原菌は死滅します。

あとは、時々空気をいれるために切り返します。
切り返しのタイミングは、
仕込み後7日目、21目目、42日目、それ以降は月1回程度。

大体7ヶ月~1年くらいで完成だそうです。


つづく






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